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【Maya】グラフエディタの使い方|接線の種類とキーが選択できないときの対処

グラフエディタは、キーとキーの間の動きをカーブで調整する画面です。

タイムラインではキーフレームの位置しか調整できませんが、グラフエディタを使えば値の変化や加減速の度合いを直感的に制御できます。

この記事では、グラフエディタの開き方や接線の種類、よく使う便利ツールのほか、キーが選択できなくなったときの対処法を解説します。

目次

グラフエディタの開き方

ウィンドウ > アニメーション エディタ > グラフ エディタ から開きます。

画面は左右の領域に分かれています。

  • 左:アニメーションが設定されているオブジェクトとアトリビュートの一覧
  • 右:選択したアトリビュートのアニメーションカーブ表示エリア

左側でアトリビュートを選択すると、対応するカーブのみが右側に表示されます。

カーブが見当たらないときは、ツールバーのすべてをフレームに収める(Frame All)をクリックすると画面内に収まります。

再生範囲のみを表示したい場合は、再生範囲をフレームに収める(Frame Playback Range)を実行します。

接線(タンジェント)の種類

キーの前後のカーブのつながり方を決定するのが接線です。

接線(Tangents)メニューから変更できます。

まずは使用頻度の高い基本の4種類を押さえましょう。

接線英語動きの見え方
スプラインSplineキー間を滑らかな曲線でつなぐ標準的な補間
リニアLinearキー間を直線でつなぎ、等速で動かす
フラットFlatキーの前後の傾きを水平にして緩やかに加減速する
ステップStepped次のキーまで値を維持し、瞬時に切り替える

その他の接線は、特定の挙動が必要な場面に応じて使い分けます。

接線英語内容
クランプClamped直線とスプラインの双方の性質を併せ持つ補間
プラトーPlateauカーブの山や谷がキーの値を超えないよう水平に収める
ステップ ネクストStepped Next次のキーの値へ即座に移動する
固定Fixedキーを編集しても接線の傾きが固定されて変化しない
自動イーズAuto Ease隣接するキーの傾きから強い影響を受けて滑らかにつなぐ
自動混合Auto Mix前後の勾配をリニアにブレンドする
自動カスタムAuto Custom2つの勾配のブレンド具合を任意に調整する
自動スパン(旧式)Auto Span (Legacy)最初と最後のキーがフラット接線になる旧仕様の挙動
Autodesk Maya ヘルプ「グラフ エディタ(Graph Editor)の接線(Tangents)メニュー」で確認(2026年9月19日)

停止からの動き出しにはフラット、機械的な等速運動にはリニアを基準に使い分けるとスムーズです。

グラフエディタでよく使うツール

ツール英語機能
選択項目に最も近いキーの移動ツールMove Nearest Picked Key Toolクリックした位置に最も近いキーのみを選択して動かす
リタイム ツールRetime Toolキーの間隔をまとめて伸縮しタイミングを調整する
グラブ ツールGrab Toolカーブを直接ドラッグして直感的に変形する
スムーズ ツールSmooth Toolカーブのがたつきを滑らかにならす
キーのラティス変形ツールLattice Deform Keys Toolラティス枠を使って複数のキーを一括で変形する
バッファ カーブのスナップショットBuffer Curve Snapshot現在のカーブ形状をバッファとして保持する
バッファ カーブの入れ替えSwap Buffer Curve保持したバッファカーブと現在のカーブを入れ替えて比較する
時間スナップ/値スナップTime Snap / Value Snapキーをフレーム単位や整数の値にスナップして整える

編集前にバッファ カーブのスナップショットを取得しておくと、編集前の状態と比較しやすくなります。

グラフエディタでキーが選択できないときの対処法

以下はMaya 2017とWindows 7の組み合わせで起きた不具合と、そのときの対処の記録です。

現行のバージョンではプリファレンスの項目名や構成が変わっていることがあります。

グラフィックスボードが新しい描画方式に対応していない環境で発生することがあります。

発生する現象

設定がModernであるにもかかわらず旧式のグラフエディターが表示されキーが選択できない現象を示す画面。
  • 設定がModernになっているにもかかわらず、旧式のグラフエディターが表示される
  • アニメーションのキーが一切選択できなくなる

プリファレンスを初期化(全削除)しても改善しないケースがあります。

対処手順

Preferences > Animation > Graph Editor の設定を Modern から Classic に切り替えると、キーが選択できるようになります。

プリファレンスのアニメーション設定でグラフエディターをModernからClassicに切り替える手順の画面。

あわせて描画評価設定も変更する

キーが選択できるようになっても、そのままではアニメーション編集作業中にクラッシュする場合があります。

描画評価方式を切り替えて動作を安定させるため、プリファレンスでEvaluationをDGに変更する設定画面。

PC環境やGPUが最新の評価エンジンに対応していない場合、Maya 2016以前の描画評価方式に切り替える必要があります。

Preferences > Animation > Evaluation > DG に変更してください。

この設定により描画と動作が安定します。

アニメーションのフレーム数が長くなるとクラッシュしやすくなるため、あわせて設定を変更しておくことを推奨します。

3DCGに関するほかの解説記事は、まとめ一覧からご覧いただけます。

頂点位置を転送するツールの使い方はこちらを参照してください。

Mayaの記事は、ほかにもあります。

まとめ

  • グラフエディタは ウィンドウ > アニメーション エディタ > グラフ エディタ から開く
  • 接線の基本は スプライン・リニア・フラット・ステップ の4種類を押さえる
  • カーブが見当たらないときは すべてをフレームに収める(Frame All)
  • カーブ調整前には バッファ カーブのスナップショット を取得しておくと変更前と比較できる
  • キーが選択できないときは Preferences > Animation > Graph Editor を Classic に切り替え、あわせて Evaluation を DG に設定する

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