Maya LTは販売を終了したゲームアセット制作向け製品で、この記事では旧仕様と、保存済みデータを移行するときの確認点を紹介します。
旧メニューやMELの記録は使用版を特定できておらず、現行版での再現試験は行っていません。
Maya LTは販売を終了しています。
月間・年間サブスクリプションの新規購入と更新は2022年12月7日に終了しており、以下は当時使った機能と制限の記録です。
Autodeskの終了案内にある既存契約者向けの無償3年契約も、2022年9月開始・2025年9月終了の措置です。
その案内を、現在申し込める無償提供と読み違えないでください。
Maya LT について
一部の機能を制限したMayaの廉価版として提供されていました。
現在の購入候補や料金比較としては使わないでください。
.mb形式で保存できない
専用の拡張子である.mlt形式で保存されます。
当時はFBX経由で通常版Mayaとのデータ連携を試しました。
FBXですべてのリグ、制約、シェーダーがそのまま移るとは限らないため、メッシュ・骨・アニメーションを分けて確認する必要があります。
当時試したデータは読み込めましたが、通常版Mayaのシーンを完全に保持できるわけではありません。Maya LT 2020の公式仕様では、.ma/.mbの読み込み時に非対応ノードが削除され、ファイル参照のオブジェクトはシーン内に読み込まれます。元ファイルを別に残し、変換後の構成を確認してください。Autodesk:対応ファイル形式
保存済みの.mltを移行するときの確認
AutodeskのMaya/Maya Creative比較表では、両製品ともMaya LTの.mlt読み込みと.ma/.mb保存に対応しています。
旧LTを起動してFBXへ変換する方法だけでなく、移行先で.mltのコピーを直接開く方法も確認してください。
元の.mltとテクスチャなどの外部ファイルを別に保管し、移行先では別名の.maまたは.mbとして保存します。
メッシュとUV、マテリアルの割り当て、テクスチャの参照先を確認してから、リグのポーズとアニメーションの開始・途中・終了フレームを比較します。
保存したファイルを開き直して同じ状態を再現できるか確認し、問題がある場合は元データを残したまま、不足ファイルや非対応機能を切り分けてください。
形式への対応は、個別シーンの完全な再現を保証するものではありません。
2026年10月26日に公式資料を照合した説明で、今回.mltの実ファイル変換は行っていません。
オフラインレンダリングに制限がある
当時はビューポートで必要な表示だけを残し、プレイブラストで画像や動画を出力しました。
これはビューポートの記録で、オフラインレンダラーによる最終画像の生成とは異なります。
旧LTのスクリプトはMELが中心
当時はMELでスクリプトを記述しており、通常版Maya向けのPythonツールをそのまま使える環境ではありませんでした。
旧環境でコンポーネントエディタを利用できなかった
当時、代替となるMELスクリプトの紹介を参照しました。
現在の配布状況と動作は確認できていません。
公開されているスクリプト制作者の方に感謝いたします。
http://bochituku.jugem.jp/?eid=1
旧環境でリファレンスエディタを利用できなかった
単体アセットを扱っていた当時は支障を感じにくかったものの、ファイル参照を保った共同制作に同じ運用が適するとは限りません。
旧環境のUIでLambertが見当たらなかった
当時の使用環境では、初期状態のUIでPhongを使っていました。
UIの配置はバージョンによって異なるため、全バージョンに共通する制限としては扱わないでください。
当時の記録では、createNode lambert;でノードを生成し、DAGオブジェクトのみの表示を解除したOutlinerから割り当てていました。使用していた版が特定できないため、現在利用している環境での動作は保証できません。
キャラクターセットのUIが見当たらなかった
当時の原稿には、次のMELでキャラクターセットを作る記録があります。
作成対象の選択に依存するため、シーンのコピーで対象と作成結果を確認してください。
Maya LTでの対応範囲や使用版は再検証できていません。
character -name "CharacterSet1" -excludeVisibility -excludeScale;
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Maya LTのまとめ
当時のゲーム用アセット制作では、必要な機能が揃っていると感じました。
当時の使用環境では動作が軽快に感じられました。
比較計測は行っていないため、処理速度の優位性を示すものではありません。
新しく環境を選ぶ場合は、MayaやMaya Creativeの現行の提供条件を公式サイトで確認してください。
Maya CreativeはMaya LTと同じ制限やファイル形式の製品ではありません。
旧LTの機能一覧を現在のMaya Creativeへ当てはめず、必要なレンダラー、Python、プラグイン、OSを公式比較表で項目ごとに確認してください。
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