Blenderでよく使うショートカットは、視点の切り替えがテンキーの1・3・7(正面・右・上)、移動・回転・拡大縮小がG・R・S、編集モードの切り替えがTabです。
macOSでも同じキーを使い、OSのショートカットと重なる一部を除いて、Ctrlの代わりにCmdも使えます。
テンキーや中ボタンの無い環境では、プリファレンスで数字キーやAlt+左クリックに置き換えられます。
この記事では、視点・選択・変形・オブジェクトの操作・編集モード・モディファイア・レンダリングの順に、よく使うキーを作業別の表にまとめました。
キーは2026年11月1日に、Blender 5.2 LTSの公式マニュアル:デフォルトのキーマップと各機能のページで確かめたもので、編集部の実機では押していません。
初期設定のキーマップ(Blender)で、左クリックで選択する設定を前提にしています。
最初に覚える基本のキー
| 操作 | キー |
|---|---|
| 保存 | Ctrl+S |
| 名前を付けて保存 | Shift+Ctrl+S |
| 元に戻す | Ctrl+Z |
| やり直し | Shift+Ctrl+Z |
| メニューの検索 | F3 |
| 直前の操作の設定を開く | F9 |
| アクティブなものの名前を変える | F2 |
| エリアを最大化・元に戻す | Ctrl+Space |
macOSでは、プリファレンスをCmd+,(カンマ)で開けます。
F3のメニュー検索で機能の名前を入れると、ショートカットを忘れたときでも機能を呼び出せます。
視点のショートカット
視点を回す・動かす
| 操作 | キー・マウス |
|---|---|
| 視点を回す | 中ボタンでドラッグ |
| 視点を平行に動かす | Shift+中ボタンでドラッグ |
| 拡大・縮小 | ホイール、Ctrl+中ボタンでドラッグ、テンキーの+・− |
| 選んだものを画面に収める | テンキーの .(ピリオド) |
| 全体を画面に収める | Home |
| 選んだものだけ表示する(ローカルビュー) | テンキーの /(スラッシュ) |
| 囲んだ範囲を拡大 | Shift+B |
回す・動かす・拡大の操作は公式マニュアル:ナビゲーションにまとまっています。
視点の向きを合わせる(テンキー)
| 操作 | キー |
|---|---|
| 正面 | テンキーの1 |
| 右 | テンキーの3 |
| 上 | テンキーの7 |
| 背面・左・下 | Ctrl+テンキーの1・3・7 |
| 透視投影と平行投影を切り替え | テンキーの5 |
| カメラから見る | テンキーの0 |
| 今の視点にカメラを合わせる | Ctrl+Alt+テンキーの0 |
| 視点を少しずつ回す | テンキーの2・4・6・8 |
テンキーの1・3・7にShiftを足すと、選んだ面などのローカルの軸に向きを合わせられます(公式マニュアル:視点)。
カメラの位置や画角を決める流れは、Blenderのカメラ設定の基本で説明しています。
選択のショートカット
オブジェクトモードの選択
| 操作 | キー |
|---|---|
| すべて選択 | A |
| 選択を解除 | Alt+A(Aを2回でも可) |
| 選択を反転 | Ctrl+I |
| ボックス選択 | B |
| サークル選択 | C |
| 選択範囲を親子の階層で広げる・狭める | Ctrl+テンキーの+・− |
| 同じ種類などでまとめて選ぶ | Shift+G |
| 同じデータを使うものを選ぶ | Shift+L |
キーは公式マニュアル:オブジェクトの選択の記載です。
編集モードの選択
| 操作 | キー |
|---|---|
| 頂点・辺・面の選択モード | 1・2・3 |
| 辺ループを選ぶ | Alt+左クリック(今の選択に足すならShift+Alt+左クリック) |
| 辺リングを選ぶ | Ctrl+Alt+左クリック |
| つながっている部分を選ぶ | Ctrl+L |
| 2点の間の最短経路を選ぶ | Ctrl+左クリック |
| 選択範囲を広げる・狭める | Ctrl+テンキーの+・− |
1・2・3は、Shiftを押しながらだと、ほかの選択モードを残したまま足せます。
辺ループと辺リングは公式マニュアル:ループの選択に載っています。
変形(移動・回転・拡大縮小)のショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| 移動 | G |
| 回転 | R(Rを2回でトラックボール回転) |
| 拡大・縮小 | S |
| 変形中に軸を固定 | X・Y・Z |
| 変形中にその軸だけを除く | Shift+X・Shift+Y・Shift+Z |
| 位置・回転・拡大縮小を初期値に戻す | Alt+G・Alt+R・Alt+S |
| スナップの入・切 | Shift+Tab |
| プロポーショナル編集の入・切 | O |
変形中にCtrlを押すと大きな刻みでスナップし、Shiftを押すとゆっくり細かく動かせます。
Ctrlは、ドラッグを始めてから押します(公式マニュアル:デフォルトのキーマップ)。
軸の固定は、変形の途中でいつでも切り替えられます(公式マニュアル:軸の固定)。
オブジェクトの操作のショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| 追加メニュー | Shift+A |
| 削除 | X(確認あり)、Delete(確認なし) |
| 複製 | Shift+D |
| リンク複製(データを共有) | Alt+D |
| 結合 | Ctrl+J |
| 親子付け・解除 | Ctrl+P・Alt+P |
| トランスフォームを適用 | Ctrl+A |
| スナップのメニュー(3Dカーソルなど) | Shift+S |
| 隠す・選んだもの以外を隠す・すべて表示 | H・Shift+H・Alt+H |
角を丸めるベベルの設定は、Blenderのベベルの使い方にまとめています。
編集モードのショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| 編集モードの切り替え | Tab |
| モードを選ぶパイメニュー | Ctrl+Tab |
| 押し出し | E |
| 面を差し込む(インセット) | I |
| 辺のベベル・頂点のベベル | Ctrl+B・Shift+Ctrl+B |
| ループカット | Ctrl+R |
| ナイフ | K |
| 結合(マージ) | M |
| 操作 | キー |
|---|---|
| 頂点から辺・面を作る | F |
| 辺のループを三角面で埋める | Alt+F |
| 選んだ部分を別のオブジェクトに分ける | P |
| 選んだ部分を切り離す | Y |
| 削除のメニュー | X・Delete |
| 頂点・辺を溶解する | Ctrl+X |
Ctrl+Tabは、アーマチュアを選んでいるときはポーズモードの切り替えになります(公式マニュアル:モード)。
面の向きが裏返ったときの直し方は、Blenderの法線が反転したときの直し方をご覧ください。
モディファイアのショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| サブディビジョンサーフェスを追加 | Ctrl+1〜Ctrl+5(数字が分割数) |
| モディファイアを追加(モディファイアのタブで) | Shift+A |
| モディファイアを適用 | Ctrl+A |
| モディファイアを複製 | Shift+D |
| モディファイアを削除 | X・Delete |
Ctrl+1〜5で変わるのはビューポートの分割数だけで、レンダーの分割数は変わりません(公式マニュアル:サブディビジョンサーフェス)。
すでにサブディビジョンサーフェスがあるオブジェクトでは、新しく足さずに分割数を変えます。
適用・複製・削除の各キーは公式マニュアル:モディファイアの概要に載っています。
追加・適用・削除などでAltを押しながら操作すると、選んでいるすべてのオブジェクトにまとめて効きます。
表示とレンダリングのショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| シェーディングを選ぶパイメニュー | Z |
| 今のシェーディングとワイヤーフレームを切り替え | Shift+Z |
| 透過表示(X線)の入・切 | Alt+Z |
| 静止画をレンダリング | F12 |
| アニメーションをレンダリング | Ctrl+F12 |
| レンダー画面を表示 | F11 |
| レンダリングしたアニメーションを再生 | Ctrl+F11 |
レンダリングのキーは公式マニュアル:トップバーの[レンダー]メニュー、シェーディングは公式マニュアル:ビューポートのシェーディングの記載です。
レンダリングが重いときの設定は、Blenderのレンダリングが遅いときの対処法にまとめています。
テンキー・中ボタンが無いとき(ノートPC・Mac)
| 困りごと | 設定・操作 |
|---|---|
| テンキーが無い | プリファレンスの[Input(入力)]で[Emulate Numpad(テンキーを模倣)]をオンにすると、数字キーがテンキーとして働く |
| 中ボタンが無い | [Emulate 3 Button Mouse(3ボタンマウスを再現)]をオンにすると、Alt+左ドラッグが中ボタンのドラッグになる |
| タッチパッドで視点を動かしたい | 2本指ドラッグで回転、Shift+2本指で平行移動、Ctrl(またはOSキー)+2本指で拡大・縮小 |
3ボタンマウスの再現をオンにすると、Alt+左クリックを使う辺リングの選択解除などが使えなくなります(公式マニュアル:入力のプリファレンス)。
macOSなどでは、中ボタンの代わりにするキーをAltからOSキーに変えられ、Windowsではこの切り替えに対応していません。
タッチパッドの操作は、Windows・macOS・WaylandのLinuxで使えます(公式マニュアル:ハードウェアの設定)。
公式マニュアルは、模倣を使うと一部のショートカットが使えなくなるため、できれば3ボタンマウスとテンキーを使うよう勧めています。
つまずきやすい所と対処
| つまずき | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| キーボード上の数字で視点を変えようとする | 編集モードでは選択モードが変わる | テンキーを使うか、テンキーの模倣をオンにする |
| Ctrl+1でレンダーも細かくなると思う | レンダーの分割数は変わらない | モディファイアのパネルでレンダーの値を変える |
| 3ボタンマウスの再現を使う | Alt+左クリックの操作の一部が使えない | 3本指タップなど、タッチパッドの中ボタンも検討する |
| Xで削除して確認が出る | メニューが開いて止まる | 確認なしで消すならDelete |
| Mayaの操作に慣れている | Mayaと同じキーで操作できない | キーマップをIndustry Compatibleに変える |
Maya風のキーマップへの切り替えは、BlenderをMaya風の操作にする方法で説明しています。
よくある質問:Blenderのショートカット
macOSではCtrlとCmdのどちらを使いますか?
表のキーはそのままmacOSでも使え、OSのショートカットと重なる一部を除いて、Ctrlの代わりにCmdも使えます。
テンキーの無いノートPCで視点を切り替えるには?
プリファレンスの[Input(入力)]で[Emulate Numpad(テンキーを模倣)]をオンにすると、数字キーがテンキーとして働きます。
ショートカットを忘れたときは?
F3でメニューの検索を開き、機能の名前を入れて呼び出します。
この一覧は何版のBlenderのものですか?
2026年11月1日時点の最新の安定版、Blender 5.2 LTSの公式マニュアルで確かめました。
まとめ
視点はテンキーの1・3・7と5・0、変形はG・R・Sと軸のX・Y・Z、編集モードはTabとE・I・Ctrl+R・Ctrl+Bから覚えると、作業の大半をキーで進められます。
macOSでも同じキーが使え、テンキーや中ボタンが無いときはプリファレンスの模倣の設定を使ってください。
BlenderとMayaの両方でつまずいたときは、Blender・Mayaのエラー一覧も参考にしてください。
