Unity の Package Manager では、Unity公式のパッケージのほか、GitHub やパソコンの中のパッケージも追加できます。
追加の入り口は、Package Manager の左上の「+」です。
- 名前で追加:Install package by name
- Git から追加:Install package from git URL(# でタグ、?path= でフォルダー)
- パソコンから追加:Install package from disk(package.json を選ぶ)・Install package from tarball(.tgz を選ぶ)
- 独自の配布元を使う:Project Settings の Package Manager でスコープ付きレジストリを登録
この記事は、Unity公式マニュアル(Unity 6.3)の Package Manager のページ(2026年9月29日に確認)にもとづいています。
Unityのエディタでの再現は含まず、画面の名前は英語版の表記です。
Package Managerを開く
「Window」→「Package Manager」で開きます。
左上の「+」を押すと、4つの追加方法が出ます。
名前で追加する
- 「+」→「Install package by name」を選ぶ
- Name にパッケージ名(例:com.unity.toonshader)を入れる
- 必要なら Version に版を入れる
- 「Install」を押す
登録済みレジストリにあるパッケージは、Versionを省略すると互換性のある版が選ばれます。
公開済みの最新版とは限らず、正式版がある場合は新しいプレリリース版より正式版が優先されます。
特定の版が必要なパッケージは、配布元の指定に従ってVersionも入力してください。
Git URLで追加する
UPM形式のpackage.jsonを持つパッケージは、GitリポジトリのURLで追加できます。
GitHub上の任意のリポジトリをそのまま導入できるわけではありません。
- パソコンに Git(2.14.0 以上)を入れ、PATH に Git の場所を通しておく
- 「+」→「Install package from git URL」を選ぶ
- URL を入れて「Install」を押す
リポジトリが Git LFS を使っている場合は、Git LFS も入れておきます。
| やりたいこと | 書き方の例 |
|---|---|
| タグ・ブランチ・コミットを決める | https://github.example.com/myuser/myrepository.git#v1.0.0 |
| リポジトリの中のフォルダーを指す | https://github.example.com/myuser/myrepository.git?path=/subfolder |
| 両方 | https://github.example.com/myuser/myrepository.git?path=/example/folder#v1.2.3 |
?path= と # を両方使うときは、?path= を先に書きます。
Git依存関係にはHTTP/HTTPS・SSH・FILE・GITの各プロトコルを使用できます。
ローカルGitリポジトリは、git+file:形式か、末尾が.gitのfile:形式で指定します。
コミットを指定する場合は、短縮していない完全なコミットハッシュを使ってください。
ブランチやタグを指定すると、取得したコミットがロックファイルへ記録されます。
その後に配布元が更新されても、プロジェクトが自動で最新のコミットへ切り替わるわけではありません。
更新する場合は、Install package from git URLで同じURLを再入力するか、目的のタグやコミットを指定して追加し直します。
実際の例として、lilToon は https://github.com/lilxyzw/lilToon.git?path=Assets/lilToon#master の形で案内されています。
パソコンの中のパッケージを追加する
| 方法 | 選ぶもの |
|---|---|
| Install package from disk | パッケージのフォルダーの一番上にある package.json |
| Install package from tarball | 拡張子が .tgz のファイル(それ以外はダイアログに出ない) |
パッケージのフォルダーをプロジェクトの中に置くときは、Assets・Library・ProjectSettings・Packages のフォルダーを避けるよう書かれています。
.unitypackage は Package Manager のパッケージとは別物で、入れ方はUnityにパッケージをインポートする方法で紹介しています。
スコープ付きレジストリを登録する
会社のサーバーや OpenUPM など、Unity以外の配布元からパッケージを入れるときに使います。
- 「Edit」→「Project Settings」→「Package Manager」を開く
- Scoped Registries の一覧の下の「+」を押す
- Name・URL・Scope(s) を入れる
- 「Save」を押す
登録内容はPackages/manifest.jsonのscopedRegistriesに保存されます。
次は架空の配布元を使った構造の例です。
実在するURL・パッケージ名・バージョンへ置き換え、既存のdependenciesなどを残して必要な項目だけを統合してください。
ファイル全体をこの例で上書きしないでください。
{
"scopedRegistries": [
{
"name": "Example",
"url": "https://registry.example.com",
"scopes": ["com.example"]
}
],
"dependencies": {
"com.example.tool": "1.0.0"
}
}Scope(s)には配布元が指定する名前空間(例:com.example)または完全なパッケージ名を入力します。
任意の前方一致やワイルドカードではありません。
登録後はPackage ManagerのMy Registries、またはInstall package by nameからパッケージを追加します。
同じ画面の Advanced Settings にある「Show Pre-release Package Versions」をオンにすると、正式版の前の版も一覧に出ます。
うまく入らないとき
- Git URL で失敗する:Git が入っているか、PATH が通っているかを確かめる。入れたあとは Unity Hub ごと再起動する
- LFS のファイルが取れない:Git LFS を入れる
- 版が合わない:配布元の対応Unityバージョンと依存関係を確認する。名前での追加ならVersion省略で互換版を選べる場合があるが、Git URLやローカル追加の互換性は別途確認する
Git LFSが未導入の場合は、エラーや警告なしで、実ファイルの代わりにLFSのポインターファイルが取得されることがあります。
ポインターファイルは、画像やモデルの実体ではなく、その保存先を参照するための小さなファイルです。
追加処理が終わっても素材を読み込めない場合は、Git LFSの導入状況と実ファイルの取得を確認してください。
非公開のGitリポジトリで認証に失敗する場合は、Gitの資格情報ヘルパーによる事前認証か、設定済みのSSH鍵を使います。
Package Manager内で認証情報やSSH鍵のパスフレーズを対話入力することはできません。
名前で追加して見つからない場合は、表示名ではなくpackage.jsonのnameにある識別名を入力したか確認します。
以上のGit URL形式・更新・LFS・認証・名前指定の条件は、末尾のUnity 6.3公式資料で2026年10月26日に再照合しました。
Editorでの追加、認証、素材の読込や更新操作は未検証です。
まとめ
- 追加の入り口は Package Manager の「+」
- Git URL は # で版、?path= でフォルダーを指す(?path= が先)
- パソコンからは package.json か .tgz を選ぶ
- 独自の配布元は Project Settings の Package Manager で登録する
参考:Unity 6.3公式の名前での追加、Git依存関係、スコープ付きレジストリ(2026年10月24日に本文の説明を再照合。
Editorでの操作検証は含みません)。
