Unity のプロジェクトの Library フォルダーは、読み込んだアセットの結果をためておく場所です。
Libraryのキャッシュが原因の不具合なら、再生成で改善する場合があります。
先にConsoleやログで原因を調べてください。
- Library は消しても、次に開いたときに Unity が作り直す
- ただし全部を読み込み直すので、大きいプロジェクトではかなり時間がかかる
- 再生成の対象:Library。TempはEditor終了後に扱い、Logsは原因調査のため保存する
- 消してはいけない:Assets・Packages・ProjectSettings
Library内のAsset Databaseの構造と再生成の前提は、Unity 6.6公式資料を2026年10月24日に再照合しています。
今回、Unity上での復旧実験は行っていません。
Libraryに入っているもの
Library には、読み込んだアセットとその情報の、パソコンごとの控え(キャッシュ)が入っています。
中には、元のアセットの情報を持つ SourceAssetDB と、読み込んだ結果の情報を持つ ArtifactDB があります。
元のアセット・.metaの読み込み設定・プロジェクト設定がそろっていれば、取り込み結果を再生成できます。
必要なパッケージや外部ツールを再取得できることも確認してください。
だから Library は、消しても作り直せるフォルダーです。
Library は Unity の Project ウィンドウには出ないので、エクスプローラーで開きます。
インポート結果は対象プラットフォームごとに別のキャッシュとして保存されます。
Libraryを再生成した後に別のプラットフォームへ切り替えると、その環境向けの再インポートも発生する場合があります。
一度Editorが開いたことだけで、すべての対象環境の読み込みが済んだとは判断しないでください。
消していいフォルダと消してはいけないフォルダ
| フォルダー | 中身 | 消していいか |
|---|---|---|
| Assets | 自分で入れたアセット・スクリプト | × |
| Packages | manifest.json・packages-lock.json・埋め込みパッケージ | × |
| ProjectSettings | プロジェクトの設定 | × |
| Library | 読み込んだ結果の控え | 元データと設定を保護しEditor終了後に再生成 |
| Temp | 作業中の一時ファイル。Unity を閉じるたびに消える | Editor終了後に扱う |
| Logs | 読み込みなどの記録 | 原因調査のため先に保存 |
| UserSettings | 自分だけの設定 | △(自分だけの設定が初期に戻る) |
Assets・Packages・ProjectSettings は、Git などで管理する対象でもあります。
消す前に試すこと
Libraryの再生成は、原因を調べ、個別の再インポートなどを試した後に検討します。
すべてのコードのコンパイルと、すべてのアセットの読み込みがやり直しになり、時間がかかるためです。
先に次の順で試します。
- おかしいアセットだけを右クリックして「Reimport」
- Unity を閉じて開き直す
- 「Assets」メニューの「Reimport All」
Libraryを消す手順
- シーンなどを保存し、元データ・設定と必要な依存ファイルをバックアップする。Gitの未追跡・除外ファイルや未取得のLFS実体も確認する
- Unity を閉じる(Unity Hub からも開いていない状態にする)
- プロジェクトのフォルダーを開き、Library フォルダーを消す
- Unity Hub からプロジェクトを開く
- 読み込みが終わるまで待つ
Unity を開いたまま消すと、使用中のファイルが消せなかったり、途中で作り直しが始まったりします。
コマンドで消す
PowerShellでは、まず対象を確認して削除予定を表示します。
次の例はプロジェクトのフォルダーで実行するプレビューで、実際には削除しません。
Get-Location
Get-Item -LiteralPath .\Assets, .\Packages, .\ProjectSettings, .\Library
Remove-Item -LiteralPath .\Library -Recurse -Force -WhatIf表示された絶対パスが対象プロジェクトであることを確認します。
Libraryが別の場所を指すリンクやジャンクションの場合は、この例を使わず実体を確認してください。
バックアップとEditor終了を確認したうえで、最後のコマンドから-WhatIfを外すと実際に削除します。
キャッシュの影響を調べる症状
- アセットを変えても画面に反映されない
- 直したはずのエラーがコンソールに残り続ける
- サムネイルやアイコンがおかしい
- エディタが読み込み中に止まる・落ちる
コードの誤りやパッケージの版の食い違いは、Library を消しても直りません。
バージョンを上げたあとの不具合は、Unityのプロジェクトのバージョンを上げる手順で紹介しています。
再生成後に元の症状とログを確認する
読み込みが終わったら、問題が起きていたシーンやアセットを開き、同じ操作で症状が解消したかを確かめます。
Libraryフォルダーが戻ったことだけでは、プロジェクトの復旧確認は終わりません。
Consoleでコンパイルやインポートのエラーを確認し、残っている場合は内容を保存してください。
EditorログはWindow > General > Consoleを開き、右上のMoreメニューからOpen Editor Logで開けます。
Unity 6.6では、既定のEditorログはプロジェクト内のLogs/Editor.logです。
グローバルログの設定や起動引数で保存先が変わるため、Editorが開ける場合はメニューから現在のログを確認します。
再生成前後のログを別々に保存すると、同じエラーが残ったかを比較できます。
同じ症状が続く場合は、削除を繰り返す前に、該当するアセット・コード・パッケージのエラーを調べてください。
根拠:Unity 6.6のログファイルと開き方、末尾のAsset Database資料(2026年10月26日確認)。
ここで示した再生成後の確認は、読者が結果を判断するための手順です。
この記事では、実際のLibrary削除・再インポート・復旧確認を行っていません。
まとめ
- Library は読み込んだ結果の控えで、消しても作り直される
- 消すのは最後の手段。先に Reimport や Reimport All を試す
- 消すときは Unity を閉じてから
- Assets・Packages・ProjectSettings は消さない
参考:Unity 6.6:Contents of the Asset Database(2026年10月24日再照合)。
