Unityのプロジェクトを開いたとき、コンパイルエラーを修正するために「Enter Safe Mode」を選ぶダイアログが表示されることがあります。
これは、スクリプトにコンパイルエラーがあるプロジェクトを開いたときの、Unityの保護の仕組みです。
- 出る条件:コンパイルエラーがあるプロジェクトを開いたとき
- 選択肢は3つ。Enter Safe Mode、Ignore、Quit
- エラーは Console ウィンドウで探す。ダブルクリックでコードエディタが開く
- コンパイルエラーをすべて直すと、自動でセーフモードを抜ける
Unityのエディタでの再現は含まず、Unity 6のマニュアルの記載(2026年9月30日に確認)に基づきます。
画面の名前は英語版の表記です。
PreferencesのAsset Pipelineで「Show Enter Safe Mode Dialog」を無効にしている場合は、このダイアログを表示せずSafe Modeへ入ります。
出る原因
公式のマニュアルでは、よくある原因として次のものが挙げられています。
- Unityのバージョンを上げた
- 別のバージョンのUnityで開いた
- パッケージが足りない、または互換性がない
- 自作のスクリプトにエラーがある
- バージョン管理から取り込んだ変更にエラーがある
バージョンを上げたあとに出たときは、プロジェクトのバージョンを上げる手順も見てください。
セーフモードの画面
セーフモードでは、ツールバーの場所に、セーフモードを示す帯が表示されます。
使えるウィンドウは、Console、Project、Inspector、Package Manager です。
ProjectウィンドウではC#・DLL・Assembly Definition・Response・Rulesetなど、コンパイル関連のアセットを操作します。
それ以外はグレー表示となり選択できません。
Play Modeやシーン編集、自作Editorスクリプトの実行もできません。
Safe Modeでは、プロジェクトやパッケージのマネージコードも実行されません。
この制限には、アセットの読み込み後に処理するAssetPostprocessorや、独自形式を読み込むScripted Importerも含まれます。
BurstとRoslynのアナライザーも無効になるため、Safe Mode中の状態だけで通常起動時の処理を検証したとは判断できません。
エラーの見つけ方と直し方
- Console ウィンドウを開く
- 赤いエラーを選ぶ
- ダブルクリックして、コードエディタで該当の行を開く
- エラーを直して保存し、Unityに戻る
エラーが複数あるときは、いちばん上のものから直すと、あとのエラーが一緒に消えることがあります。
パッケージが原因なら、Package Managerで不足と対応バージョンを確認します。
導入済みの版と設定を控え、原因を特定してから追加・変更してください。
チームのスクリプトが原因で、自分では修正内容を判断できない場合は、起動時のQuitを選んで担当者へ相談できます。
修正済みの変更がバージョン管理にある場合は、それを取り込むことも公式の対処に含まれます。
相談時はエラー全文、該当ファイル、Unityとパッケージの版、直前に取り込んだ変更を伝えてください。
セーフモードから抜ける
コンパイルエラーをすべて解消すると、Unityが自動でSafe Modeを抜け、残りのアセットをインポートします。
エラーが残ったまま抜けたいときは、ツールバーの Exit Safe Mode ボタンがあります。
ただし、公式は推奨しておらず、押すと確認のダイアログが出ます。
公式資料では、Ignoreを選ぶとエラーを残したまま残りのアセットをインポートすると説明されています。
再生・ビルドができなかったり、パッケージやアセットの読み込みに問題が出たりするため、エラー解消の代わりにはなりません。
Safe Modeへ戻るにはUnityを閉じて開き直します。
自動でSafe Modeを抜けた後は、残りのインポートが終わるのを待ち、Consoleをもう一度確認します。
対象シーンの再生や必要なビルドも、通常モードに戻ってから確認してください。
Safe Modeの自動解除はコンパイルエラーの解消を示しますが、実行時の動作やすべてのアセットの正常性まで保証するものではありません。
実行制限とチーム作業の対処は、末尾のUnity 6.3公式資料で2026年10月26日に再照合しました。
ここで示した解除後の確認は読者向けの確認手順であり、今回の実機試験結果ではありません。
まとめ
- セーフモードは、コンパイルエラーのあるプロジェクトを開いたときに出る
- エラーは Console で探して、ダブルクリックでコードを開く
- コンパイルエラーをすべて直すと、自動で抜ける
- Exit Safe Modeはエラーを残して通常起動へ進む操作で、修復操作ではない
参考:Unity 6.3:Fix compilation errors in Safe Mode(2026年10月24日再照合。
Editorでの再現は未実施)。
