Unity のプロジェクトの Library フォルダーは、読み込んだアセットの結果をためておく場所です。
原因の分からない不具合は、Library を消して作り直すと直ることがあります。
- Library は消しても、次に開いたときに Unity が作り直す
- ただし全部を読み込み直すので、大きいプロジェクトではかなり時間がかかる(公式も最後の手段としている)
- 消していい:Library・Temp(・Logs)
- 消してはいけない:Assets・Packages・ProjectSettings
この記事は、Unity公式マニュアル(Unity 6.3 と 6.6)の「Project folder structure」「Asset Database」(2026年9月29日に確認)にもとづいています。
Libraryに入っているもの
Library には、読み込んだアセットとその情報の、パソコンごとの控え(キャッシュ)が入っています。
中には、元のアセットの情報を持つ SourceAssetDB と、読み込んだ結果の情報を持つ ArtifactDB があります。
読み込んだ結果は、元のアセットと読み込みの設定、プロジェクトの設定からいつでも作り直せます。
だから Library は、消しても作り直せるフォルダーです。
Library は Unity の Project ウィンドウには出ないので、エクスプローラーで開きます。
消していいフォルダと消してはいけないフォルダ
| フォルダー | 中身 | 消していいか |
|---|---|---|
| Assets | 自分で入れたアセット・スクリプト | × |
| Packages | 使うパッケージを決める manifest.json | × |
| ProjectSettings | プロジェクトの設定 | × |
| Library | 読み込んだ結果の控え | ○(作り直される) |
| Temp | 作業中の一時ファイル。Unity を閉じるたびに消える | ○ |
| Logs | 読み込みなどの記録 | ○(ただし原因調べに使う) |
| UserSettings | 自分だけの設定 | △(自分だけの設定が初期に戻る) |
Assets・Packages・ProjectSettings は、Git などで管理する対象でもあります。
消す前に試すこと
公式マニュアル(6.6)は、Library を消すのは最後の手段だとしています。
すべてのコードのコンパイルと、すべてのアセットの読み込みがやり直しになり、時間がかかるためです。
先に次の順で試します。
- おかしいアセットだけを右クリックして「Reimport」
- Unity を閉じて開き直す
- 「Assets」メニューの「Reimport All」
Libraryを消す手順
- Git で管理しているなら、先にコミットしておく(Library は管理の対象外なので影響しない)
- Unity を閉じる(Unity Hub からも開いていない状態にする)
- プロジェクトのフォルダーを開き、Library フォルダーを消す
- Unity Hub からプロジェクトを開く
- 読み込みが終わるまで待つ
Unity を開いたまま消すと、使用中のファイルが消せなかったり、途中で作り直しが始まったりします。
コマンドで消す
PowerShell では次のように消せます(プロジェクトのフォルダーで実行)。
Remove-Item -Recurse -Force .\Library消す場所を間違えないよう、先に今いるフォルダーに Assets と ProjectSettings があることを確かめます。
消すと直りやすい症状
- アセットを変えても画面に反映されない
- 直したはずのエラーがコンソールに残り続ける
- サムネイルやアイコンがおかしい
- エディタが読み込み中に止まる・落ちる
コードの誤りやパッケージの版の食い違いは、Library を消しても直りません。
バージョンを上げたあとの不具合は、Unityのプロジェクトのバージョンを上げる手順で紹介しています。
まとめ
- Library は読み込んだ結果の控えで、消しても作り直される
- 消すのは最後の手段。先に Reimport や Reimport All を試す
- 消すときは Unity を閉じてから
- Assets・Packages・ProjectSettings は消さない
参考:Unity「Project folder structure」(6000.3・6000.6)、「Asset Database」(2026年9月29日に確認)。
