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BlenderでMMDモデル(PMX)を読み込む方法|MMD Toolsの入れ方と使い方【2026年】

BlenderでMMDのモデル(PMX)を読み込むには、無料のアドオン「MMD Tools」を入れて、[File]>[Import]>[MikuMikuDance Model (.pmd, .pmx)]を選びます。

Blender 4.2以降なら、プリファレンスの[Get Extensions]で「MMD Tools」を検索すれば、そのままインストールできます。

2026年11月1日時点の最新版はv4.5.14(2026年9月2日公開)で、Blender 4.2〜5.2に対応しています。

この記事では、MMD Toolsの入れ方、PMXモデルとVMDモーションの読み込み、読み込んだ後のMMDタブの使い方、うまくいかないときの対処を、MMD Toolsの公式の配布元と設定の中身(ソースコード)をもとにまとめました。

目次

MMD Toolsとは

MMD Toolsは、MikuMikuDanceのモデル(.pmd・.pmx)、モーション(.vmd)、ポーズ(.vpd)をBlenderに読み込むためのアドオンです。

モデル(.pmx)・モーション・ポーズの書き出しにも対応しています(GitHub:MMD Tools)。

ライセンスはGPL v3.0で、Blender公式のBlender Extensionsでも配布されています。

以前のGitHubの場所(UuuNyaa/blender_mmd_tools)は、いまはMMD-Blender/blender_mmd_toolsに転送されます。

Blenderの版と使うMMD Toolsの版

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Blenderの版MMD Toolsの版入れ方
4.2〜5.2v4.x(最新はv4.5.14)Get Extensionsから入れる(おすすめ)
3.6v2.x(v2.10.3)GitHubからzipを落として[Install from Disk]

Blender 3.6向けのv2.xは、もう保守されていません。

公式は、Blender 4.2以降と最新のMMD Toolsの組み合わせを勧めています。

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MMD Toolsの入れ方(Blender 4.2以降)

メニュー名は英語表示のときのものです。

  1. [Edit]>[Preferences]>[System]>[Network]で[Allow Online Access]をオンにする
  2. [Edit]>[Preferences]>[Get Extensions]を開く
  3. 検索欄に「MMD Tools」と入れる
  4. [Install]を押す

手順はMMD ToolsのREADMEに沿っています。

インターネットにつながないPCでは、Blender ExtensionsのMMD Toolsのページからzipを落とし、[Install from Disk]で入れるか、zipをBlenderの画面に落とします(Blender マニュアル:Get Extensions)。

この方法で入れた場合は、更新が自動では届きません。

MMD Toolsは、PMX・PMD・VMD・VPDの読み書きのために、ファイルへのアクセスの許可を求めます。

PMXモデルを読み込む

[File]>[Import]>[MikuMikuDance Model (.pmd, .pmx)]を選び、PMXファイルを開きます。

Blenderを日本語表示にしている場合は「MikuMikuDance モデル (.pmd, .pmx)」と表示されます。

3Dビューポートのサイドバーにある[MMD]タブの[Scene Setup]から、[Model:]の[Import]を押しても同じ画面が開きます。

読み込みの主な設定

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設定初期値内容
TypesMesh・Armature・Physics・Display・Morphs すべてオン読み込む部分を選ぶ。Physicsは剛体とジョイント
Scale0.08読み込むときの大きさの倍率
Clean Modelオン使われていない頂点と、重なった面・壊れた面を消す
Remove Doublesオフ重なった頂点をまとめる。材質の境目やUVが崩れることがあると注意書きがある
Fix Bone Orderオン読み込み後にボーンの順番をMMDに合わせて直す
Rename Bones – L / R Suffixオン左右のボーン名をBlenderの決まりに直す。ミラー編集やポーズの左右反転に必要
Fix IK LinksオフIKのつながりをBlender向けにそろえる

初期値と説明は、MMD Toolsの読み込みの設定のソースコードで確かめたものです。

迷ったら初期値のまま読み込み、大きさが合わないときだけScaleを変えます。

テクスチャが表示されないときは、配布されたフォルダーの構成を崩さずに、PMXファイルと画像を同じ位置関係のまま置いて読み込み直してください。

読み込んだ後の操作(MMDタブ)

モデルを選んでサイドバーの[MMD]タブを開くと、[Model Setup](日本語表示では「モデル設定」)に主な操作がまとまっています。

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項目ボタン(日本語表示)すること
AssemblyPhysics(物理演算)剛体とジョイントを組み立てて、物理を動かせる状態にする
AssemblyMorphモーフをスライダーで動かせるようにする
IK ToggleIKごとの切り替え足や腕のIKのオン・オフを切り替える
MaterialToon Texture・Sphere TextureMMDのトゥーン・スフィアのテクスチャの表示を切り替える
MaterialConvert to Blender(Blender用に変換)材質をBlender向けのものに変える
MaterialEdge Preview輪郭線のプレビューを作る
MeshSeparate by Materials・Join材質ごとにメッシュを分ける、まとめる(実験的な機能)

ボタンの並びはMMDタブの画面のソースコードで確かめました。

詳しい使い方は、公式が案内しているMMD ToolsのWiki(日本語)にあります。

VMDモーションを読み込む

[File]>[Import]>[MikuMikuDance Motion (.vmd)]を選びます。

どれを選んだ状態で読み込むかで、入る内容が変わります。

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選んでいるもの読み込まれるもの
ルート(モデルの下にある十字)ボーンのアニメーションとモーフのアニメーションの両方
モデルのメッシュモーフのアニメーションだけ
アーマチュアボーンのアニメーションだけ

モーションのScaleも初期値は0.08です。

モデルのScaleを変えて読み込んだときは、モーションも同じ値にそろえます。

MMDと同じ動きにならない理由

MMD ToolsのREADMEには、既知の問題が2つ書かれています。

1つ目はIKで、BlenderはMMDと別のIKの計算方式を使うため、VMDを読み込むと足や腕のポーズが元と違うことがあり、手で直す必要があります。

2つ目は物理で、MMDとBlenderでは使っている物理エンジン(Bullet)の版と拘束の扱いが違うため、MMDの物理をそのまま再現できません。

Blenderの剛体は、MMDの物理を扱うと落ちやすく重いとも書かれています。

公式は、MMDと同じ動きが必要な場合の回避策として、MMDBridgeを使い、BlenderのRigid Body Worldを切る方法を勧めています。

MMD Toolsでしないこと

READMEでは、次の3つをMMD Toolsの範囲の外としています。

  • PMX Editorの代わり(モデルの細かい編集はPMX Editorで行う)
  • Blenderのリンク機能との互換の保証
  • Rigifyへの直接の対応(MikuMikuRig・MMD Tools Appendなど第三者のアドオンを案内)

Rigifyそのものの使い方はBlenderのRigifyで人型リグを作る手順で解説しています。

配布されているMMDモデルには、作者ごとの利用規約があります。

Blenderで改変したり、ほかのソフトに持ち出したりする前に、同梱の説明書きで許可の範囲を確かめてください。

つまずきやすい所と対処

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つまずき起きること対処
Get Extensionsで見つからないオンラインの一覧が出ない[Allow Online Access]をオンにする
Blender 3.6に最新版を入れようとする対応していない組み合わせになる3.6ならv2.10.3、できればBlender 4.2以降にする
Remove Doublesをオンにした材質の境目やUVが崩れることがある初期値のオフで読み込み直す
モデルを選んでVMDを読み込んだモーフだけ動いて体が動かないルート(モデルの下の十字)を選んで読み込む
VMDのポーズがMMDと違うIKの計算方式の違いで足や腕がずれる手で直すか、MMDBridgeを使う
物理を動かすと落ちる・重いBlenderの剛体の制約によるMMDBridgeを使い、Rigid Body Worldを切る
テクスチャが表示されない材質に画像が貼られない配布されたフォルダーの構成を崩さずに読み込み直す

よくある質問:BlenderとMMD Tools

MMD Toolsは無料ですか?

無料です。

GPL v3.0のアドオンで、Blender Extensionsから入れられます。

PMXに書き出すこともできますか?

できます。

[File]>[Export]から、PMX・VMD・VPDに書き出せます。

UuuNyaa版のMMD Toolsと違うものですか?

同じプロジェクトです。

以前のGitHubのURLは、いまのMMD-Blender/blender_mmd_toolsに転送されます。

MayaでPMXを読み込むには?

Mayaでは別のスクリプトを使います。

旧環境での手順をMayaでMMDモデル(PMX)をインポートする方法に残しています。

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まとめ

BlenderでPMXを読み込むには、Blender 4.2以降でGet ExtensionsからMMD Toolsを入れ、[File]>[Import]>[MikuMikuDance Model (.pmd, .pmx)]を使います。

読み込んだ後は、サイドバーの[MMD]タブで物理の組み立てや材質の変換をします。

IKと物理はMMDと完全には同じにならないので、同じ動きが必要ならMMDBridgeを検討してください。

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この記事を書いた人

須澤 元貴のアバター 須澤 元貴 代表社員

MOTOKI合同会社 代表社員。
アニメ・映像業界とゲーム業界で、2D・UI・3D・アニメーション制作、映像編集、ツール制作に携わってきました。
現在はWordPressを中心にWebサイトの制作とカスタマイズを手がけています。
著書に『Unity デザイナーズ・バイブル』『Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation』(ボーンデジタル)。
岡山県出身、埼玉県在住。

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