Unityを始めるのに、どのくらいのPCが必要なのか。
調べると30万円や40万円という数字が出てきますが、学習を始めるだけならもっと安く済みます。
結論を先に書きます。
7万円台のミニPCでも、Unityの学習は始められます。
ただし何を諦めることになるかを知っておいてください。
予算別・できることの境界線
| 予算 | できること | 我慢すること |
|---|---|---|
| 7万円台 | 2Dゲームの学習、チュートリアル | コンパイルが遅い。3Dは厳しい |
| 13〜19万円 | 2Dゲーム制作、軽い3D | 大規模プロジェクトは苦しい |
| 20万円台 | 実用的な2D・3D開発 | VR開発は不足 |
| 30万円台 | 3Dゲーム開発、快適なコンパイル | — |
| 40万円台〜 | VR・XR開発 | — |
要点は「学習と制作で必要な水準が違う」ことです。
チュートリアルを進めるだけなら安いPCで足りますが、自分のゲームを作り始めるとコンパイルの待ち時間が効いてきます。
7万円台:まず触ってみる
Unityがどんなものか試したいだけなら、ミニPCでも動きます。
2Dのチュートリアルを進める程度なら、これで十分に学べます。
ただし正直に書いておくと、コンパイルの待ち時間は長くなります。
スクリプトを直すたびに数秒待つことになるので、本格的に作り始めると不満が出ます。
学習の進め方は初心者向け!オンライン学習サイト8選にまとめています。
13〜19万円:学習から制作へ
この価格帯なら、2Dゲームの制作まで現実的にこなせます。
ただしメモリ16GBの機種が多いので、増設できるか確認してください。
約13.5万円:Lenovo IdeaPad Slim 3|ノートで始める
持ち運べて、学習から小規模な制作まで対応できます。
ノートPCはメモリを増設できない機種が多いので、本格的な開発に移るときは買い替えを前提に考えてください。
約19.6万円:NEWLEAGUE デスクトップPC|あとから伸ばせる
この価格でメモリ32GBとSSD 1TBを確保できるのが大きな利点です。
Unity開発で本当に効くのはCPUとストレージなので、内蔵GPUでも2D開発なら問題ありません。
デスクトップなので、あとからメモリやストレージを足せます。
長く使う前提なら、同じ予算のノートPCより有利です。
20万円台:実用的な開発環境
約24.3万円:DARUMA ゲーミングPC|3年保証つき
Core Ultra 7のK付きモデルで、コンパイル速度に余裕が出ます。
3年間の保証が付くので、長く使う前提なら安心材料になります。
2Dから軽量な3Dまで、実用的な開発をこなせます。
30万円台:3D開発を本格的に
約32.7万円:Ryzen 7 9800X3D搭載機|コンパイルが速い
X3Dシリーズは大容量キャッシュのおかげで、コンパイルとアセットインポートが速くなります。
1日に何十回も発生する待ち時間が短くなるので、開発のテンポが変わります。
RTX 5060を積んでいるため、スマホ向け3Dゲームの開発にも対応できます。
この価格帯で外してはいけない2つ
① SSD 1TB
Unityはアセットを内部形式に変換してLibraryフォルダに保存します。
大規模なプロジェクトでは200GBを超えることもあります。
Unity本体を複数バージョン入れると、それだけで数十GBです。
512GBだとプロジェクトが増えたときに困ります。
② メモリ16GB以上、できれば32GB
UnityエディタとVisual Studio、ブラウザを同時に開くのが日常です。
デスクトップなら増設できますが、ノートPCは直付けの機種が増えています。
ノートを買うなら、購入時に32GBを選んでおくと安心です。
iOS向けに出す予定があるなら
iPhoneやiPad向けにリリースするなら、Macが必要になります。
Xcodeでの作業が必須で、XcodeはMacでしか動きません。
メインの開発をWindowsで行い、ビルド用にMac miniを置くという構成も現実的です。
Mac miniは約15万円から買えます。
詳しくはMacでUnity開発は快適?をご覧ください。
買ったあとに伸ばす
安い構成から始める場合、あとから足せる余地を残しておくのが賢い買い方です。
- メモリを32GBにする。
デスクトップなら増設できます - 外付けSSDで容量を確保。
完成したプロジェクトを退避させます - モニターを足す。
Unityエディタはパネルが多いので画面が広いほど効きます
優先順位は作業が速くなる周辺機器にまとめました。
まとめ
学習を始めるだけなら7万円台でも動きます。
ただし制作に入るとコンパイルの待ち時間が効いてくるので、本格的にやるなら20万円前後を目安にしてください。
そのうえで、確保すべきはメモリ32GBとSSD 1TB。
GPUは作るものが3DやVRでなければ、優先度は下がります。
機種の比較はUnity開発PC比較、ノートPCはおすすめのノートPC、スペックの考え方はUnity開発PCの選び方をご覧ください。
※本記事に掲載した価格・仕様は2026年9月3日時点の調査に基づきます。
最終調査日:2026年9月3日。
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