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After Effects│MP4(H.264)で直接書き出す方法|レンダーキューとMedia Encoderの使い分け

After Effectsは、レンダーキューからそのままMP4(H.264)を書き出せます。

昔はMedia Encoderを使うか、いったん別の形式で書き出す必要がありましたが、今はその手間がありません。

  • 手順:「ファイル」→「書き出し」→「レンダーキューに追加」→ 出力モジュールで形式を H.264 にする
  • 画質:5・15・40Mbpsのプリセットから選ぶ
  • 設定がH.264の規格に合わないと、警告で変更内容を確認し、適用するか設定へ戻る
  • 細かい設定や、書き出し中も作業を続けたいときは Media Encoder

この記事は、Adobe公式ヘルプ「Exporting H.264 from the After Effects Render Queue」(2026年4月8日更新、2026年9月29日に確認)にもとづいています。

After Effectsの画面での再現は含みません。

目次

3秒のMP4を読み戻して確かめる練習

2026年10月3日に公開資料と設定の意味を確認しました。

以下は読者が試せる練習手順で、今回の更新ではAfter Effects・Media Encoder本体の操作や出力結果を再確認していません。

練習用プロジェクトを別名保存し、640×360ピクセル・30fps・3秒のコンポジションに動く図形と文字を置きます。

音声も確認する場合は自分で用意した音声付き素材を配置します。

レンダーキューへ追加し、範囲をコンポジション全体、形式をH.264、プリセットを15Mbpsにします。

音声を入れる場合は音声出力が有効か確認します。

未使用のMP4ファイル名を指定し、練習以外のキュー項目が有効でないことを確認します。

規格の食い違いを知らせる警告が出たら、変更される解像度・フレームレートなどを読んでから適用するか設定へ戻るかを決めます。

完成したMP4を読み戻し、640×360・30fps・3秒で図形の動きと文字が確認できるか調べます。

音声付き素材を使った場合は音も再生して確かめます。

拡張子が.mp4であることだけでは、使用したコーデックや音声の有無までは確認できません。

症状確認する結果切り分け
音が出ない元素材と出力をそれぞれ再生音声出力・レイヤーの音声・素材の音声トラックを確認
想定より短いコンポジションと出力の長さを比較レンダリング範囲やワークエリアを確認
H.264が選べないバージョンと出力モジュールを確認AMEキューへ追加、または対応する中間形式から変換

同じ素材を5Mbpsと40Mbpsでも別名出力すると、容量と動きの多い部分の画質を比較できます。

ビットレートを上げても、再圧縮による劣化のない中間形式になるわけではありません。

練習を戻すには保存したプロジェクトを開き直します。

比較だけのために既定テンプレートを変更する必要はありません。

プリセットと警告の根拠はAdobeのH.264直接書き出しです。

レンダーキューからH.264で書き出す手順

  1. 書き出したいコンポジションを選び、「ファイル」→「書き出し」→「レンダーキューに追加」を選ぶ
  2. レンダーキューパネルの「出力モジュール」の文字をクリックして、設定の画面を開く
  3. 「形式」を H.264 にする
  4. 「形式オプション」で、映像・音声・多重化の設定を必要に応じて変える
  5. 「OK」で閉じ、「出力先」で保存場所を決める
  6. レンダーキューの「レンダリング」を押す

H.264の書き出しには、Media Encoderと同じ仕組みが中で使われています。

パソコンのGPUを使うハードウェアのエンコードと、CPUで処理するソフトウェアのエンコードの両方に対応しています。

3つのプリセットの選び方

出力モジュールには、ビットレートの違う3つのH.264のプリセットが用意されています。

プリセット向いている使い方
5Mbpsファイルを小さくしたい確認用、SNSへの軽い投稿
15Mbpsふだんの書き出し(初期設定のプリセット)
40Mbps動きの多い映像などで画質を比較したいとき
Adobe公式の説明をもとに作成(向いている使い方は当サイトの目安)

どのプリセットも、コンポジションの解像度に合わせてプロファイルとレベルを自動で決めます。

After Effectsを入れ直したときや出力モジュールの設定を消したときは、「H.264 – Match Render Settings – 15 Mbps」が初期のプリセットになります。

初期値を変えたいときは、「編集」→「テンプレート」→「出力モジュール」で変更します。

設定の食い違いの警告が出たとき

レンダリングや出力の設定が、H.264の規格に合わない組み合わせだと、警告の画面が出ます。

画面には、何が合わないかと、どう直すかが書かれています。

  • そのままでよければ「OK」を押す(書かれた内容で自動的に直される)
  • 自分で直すなら、出力モジュール → 形式オプション → H.264 の設定に戻る

出力モジュールの設定の画面にも警告のアイコンが出るので、押すと詳しい内容と直し方を見られます。

Media Encoderを使ったほうがよいとき

レンダーキューのH.264で足りないときは、Dynamic Link で Media Encoder に送って書き出します。

  • H.264以外の細かい設定や、Media Encoderのプリセットを使いたい
  • 1つのコンポジションを、複数の形式や大きさで一度に書き出したい
  • 書き出している間も After Effects で作業を続けたい

「ファイル」→「書き出し」→「Adobe Media Encoder キューに追加」で送れます。

フォルダーに入れるだけで自動で書き出す方法は、After Effectsの監視フォルダー機能の使い方で紹介しています。

H.264で書き出せないもの

  • 背景の透明:H.264は透明の情報を持てないので、背景が黒などで埋まる
  • とても高い画質の中間素材:何度も書き出し直す素材は、ProResなど画質の落ちにくい形式が向いている

背景を透明にして書き出す方法は、After Effectsで背景を透過して書き出す方法で紹介しています。

まとめ

  • レンダーキューの出力モジュールで形式を H.264 にすれば、MP4を直接書き出せる
  • ふだんは15Mbps、軽くしたいなら5Mbps、画質優先なら40Mbps
  • 警告が出たら、内容を読んで「OK」か設定の見直し
  • まとめて書き出す・作業を続けたいときは Media Encoder

参考:Adobe「Exporting H.264 from the After Effects Render Queue」(2026年9月29日に確認)。

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