楽天セール開催中!ポイント最大11倍!セール会場へ

After Effectsのトラックマット|種類と反転

After Effectsのトラックマット|種類と反転

After Effectsの「トラックマット」は、別のレイヤーを使って画像や映像の表示範囲を決める機能です。

透明度で抜くならアルファ、黒白の明るさで抜くならルミナンスを選び、残す範囲を逆にしたいときは反転を使います。

この記事では、透明背景の白い円と、不透明な黒白画像を使って、各設定の違いをこのPCのAfter Effectsで確認しました。

目次

アルファとルミナンスは何を基準に抜くかが違う

設定マットのどこを見るか残る範囲
アルファマット透明度不透明な部分
ルミナンスマット明るさ白い部分
反転選んだ基準を逆にするアルファなら透明な部分、ルミナンスなら黒い部分

ルミナンスマットでは、白と黒の間の明るさは半透明の表示になります。

この説明はAdobe公式の定義に基づき、以下の実機比較では白・黒・透明の3条件に絞っています。

参考:Adobe公式:Track mattes and traveling mattes。

今回の検証素材と環境

項目検証条件
確認日2026年10月8日
環境Windows版 After Effects 2026/26.5.0(Build 89)/日本語UI
コンポジション1280×720/30fps/3秒/8bpc
表示する素材FILL_BLUE.png:全面が不透明な青
円マットMATTE_CIRCLE.png:白い円の内側は不透明、外側は透明
黒白マットMATTE_BW.png:左半分は黒、右半分は白、両側とも不透明
比較する時刻0秒/移動やエフェクトを加えない静止画

素材は検証用に自作したPNGで、同じサイズ・同じ位置に重ねています。

スクリーンショットの市松模様は透明部分を示し、画像をクリックすると大きな画面で設定を確認できます。

トラックマットの列を表示してマットを指定する

  1. 表示したい素材と、表示範囲を決めるマット素材をコンポジションに配置します。
  2. タイムライン下部の「スイッチ/モード」をクリックし、「トラックマット」の列を表示します。
  3. 表示したい素材の行で、トラックマットの選択欄を開きます。
  4. 円で抜く場合は、参照するレイヤーに「MATTE_CIRCLE.png」を選びます。
タイムラインのモード表示でトラックマット列が見えるAfter Effectsの実画面
青い素材のトラックマット選択欄でMATTE_CIRCLE.pngを選ぶ画面

設定するのは、表示範囲を変えたい青い素材の行です。

マットの行に青い素材を指定すると、表示する側と参照する側が逆になります。

参照レイヤーの選択欄の右にあるボタンで、アルファ/ルミナンスと反転を切り替えます。

ボタンにポインターを置くと設定名が表示されるため、アイコンの形だけで判断せず確認します。

透明背景の円をアルファマットにする

  1. 青い素材のトラックマットに円マットを指定します。
  2. 種類のボタンを「アルファマット」にし、反転をオフにします。
  3. コンポジションで、円の内側だけに青が残ることを確認します。
透明背景の円をアルファマットにすると円の内側だけが青く残る画面

円の内側は不透明なので青が残り、円の外側は透明なので青が消えました。

反転をオンにすると、円の内側が透明になり、外側に青が残ります。

アルファマットを反転すると円の内側が透明になり外側に青が残る画面

不透明な黒白画像はアルファでは全面が残る

次は、参照レイヤーを黒白マットの「MATTE_BW.png」に変更します。

この素材は黒い部分も白い部分も不透明なため、アルファマットでは青が全面に残りました。

右の不透明な黒白画像をアルファマットにすると左の青が全面に残る比較画面

黒を透明にしたい場合は、黒白の明るさを使うルミナンスマットに切り替えます。

ルミナンスマットは白い側を残し、反転で黒い側を残す

  1. 青い素材のトラックマットに黒白マットを指定します。
  2. 種類のボタンを「ルミナンスマット」にし、反転をオフにします。
  3. 白い右半分だけに青が残ることを確認します。
右の黒白画像をルミナンスマットにすると左の結果は右半分だけ青く残る画面

黒い左半分は透明になり、白い右半分だけが青く表示されました。

反転をオンにすると、黒い左半分に青が残り、白い右半分が透明になります。

ルミナンスマットを反転すると黒い側に対応する左半分だけ青く残る画面

同じ黒白マットでも、アルファに戻して反転をオンにすると、青は全面が透明になります。

不透明な黒白マットをアルファで反転すると青が全面透明になる画面

両側とも不透明な素材なので、アルファを反転したときに青を残す透明領域がありません。

素材と設定実機で確認した結果
円/アルファ円の内側が残る
円/アルファ+反転円の外側が残る
黒白/アルファ全面が残る
黒白/アルファ+反転全面が透明になる
黒白/ルミナンス白い右半分が残る
黒白/ルミナンス+反転黒い左半分が残る

マットは直上のレイヤーでなくても指定できる

今回の黒白比較では、青い素材を1番、円マットを2番、黒白マットを3番に配置しました。

間に円マットがある状態でも、1番の青い素材から3番の黒白マットを参照できました。

Adobe公式でも、現在のトラックマットはレイヤーの位置を選んで参照できると案内されています。

マットとして指定すると参照レイヤーの表示はオフになるため、青い素材の表示結果で抜け方を確認します。

トラックマットで抜けない・全部消えるときの確認点

症状確認する場所
黒い部分が抜けない不透明な黒白素材をアルファで参照していないか
残す範囲が逆になる反転がオンになっていないか
青が全面消える不透明な素材をアルファで反転していないか
白いマットそのものが見える参照レイヤーの表示をオンにしていないか
想定した図形で抜けない青い素材の行から正しいマットを参照しているか

この比較では青い素材だけを表示し、円マットと黒白マットの表示はオフにしています。

AEP保存と静止画の書き出しでも結果を確認

ルミナンスマットで右半分を残した状態をAEP形式で保存し、開き直して同じ表示になることを確認しました。

0秒の1フレームをPSD形式の「RGB+アルファ」で書き出し、After Effectsに読み込み直しました。

出力モジュールでPhotoshopシーケンスのRGBとアルファを確認した実画面
左のTRACK_MATTE_TESTと右のluma-result.psdがともに左半分透明、右半分青のAfter Effects画面
2026年10月8日撮影:保存・再起動後として提供された比較画面で、左のコンポジションと右の書出しPSDがともに左半分透明・右半分青になっている。

保存・アプリ再起動後の状態として提供された比較画面では、左のコンポジション「TRACK_MATTE_TEST」と右の書出しPSD「luma-result.psd」を並べて表示しています。

どちらも左半分が透明表示のチェッカーになり、右半分が青く見えています。

この画面は保存結果を再表示したもので、トラックマットの種類を選ぶ操作やPSDの書き出し操作の瞬間を撮影したものではありません。

今回提供された保存後のPSD再表示でも、左半分が透明、右半分が青の状態を確認できます。

今回の検証は静止画の切り抜きで、マットを動かすアニメーションや複数レイヤーでのマット共有は検証していません。

実画面の撮影と公式資料の参照日:2026年10月8日。

次に学ぶ・作業環境を選ぶ

学習を続けたい方や、作業環境を整えたい方は、目的に合うガイドをご覧ください。

After Effectsのおすすめ書籍

必要なPCスペック

周辺機器の優先度

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次