オーディオレベルの左右の値へ同じ減衰量を足し、レイヤーの前後で音量を下げます。
元の左右差やキーはvalueから引き継ぎます。
最終調査日:2026年10月3日。
式の数値と対象の切り分けをローカルで確認しましたが、今回AE本体での再生・音声出力・Undoは確認していません。
練習用の音声と貼付先
自分で用意した短い音声を練習コンポへ読み込み、音声レイヤーを選択します。
IN点を2秒、OUT点を4秒、オーディオレベルを左−6dB・右−12dBにします。
レイヤーの「オーディオ」→「オーディオレベル」のストップウォッチをAlt(MacはOption)を押しながらクリックして、次の式を貼ります。
左右の値へ減衰を加える式
var mode = "both"; // "in"・"out"・"both"
var fadeSeconds = 1;
var floorDB = -48; // 完全な無音ではなく減衰量
var duration = outPoint - inPoint;
var gain = 0;
if (duration > 0 && isFinite(fadeSeconds) && fadeSeconds > 0 &&
isFinite(floorDB) && floorDB <= 0) {
var f = Math.min(fadeSeconds, duration / 2);
var up = linear(time, inPoint, inPoint + f, floorDB, 0);
var down = linear(time, outPoint - f, outPoint, 0, floorDB);
if (mode == "in") gain = up;
else if (mode == "out") gain = down;
else if (mode == "both") gain = Math.min(up, down);
}
[value[0] + gain, value[1] + gain];
modeは”both”で前後、”in”で前だけ、”out”で後だけです。
fadeSecondsは秒、floorDBは元の値に加える減衰量です。
オーディオレベルは左・右の2要素で単位はdBです。
この式の−48は48dBの減衰であり、完全な無音や音源の波形振幅を表す値ではありません。
| 入力・条件 | 期待する結果 | 確認点 |
|---|---|---|
| IN点2秒/both | 左−54・右−60dB | 元の値に−48dB |
| 3秒/both | 左−6・右−12dB | 減衰0dBで元の値 |
| OUT点4秒の式の境界 | 左−54・右−60dB | OUT点から先はレイヤーの再生対象外 |
| 尺0.5秒/fadeSeconds=1 | 前後を各0.25秒へ制限 | 短尺で分岐を飛び越えない |
| fadeSeconds=0または負 | 元の左右値 | フェードを加えない |
短い音声・音切れの切り分け
前後のフェードはそれぞれレイヤーの尺の半分までに制限します。
前後を併用する場合は2つの減衰量の小さい方を使い、重なる区間で値が飛ばないようにします。
音が出ない場合は音声スイッチ、プレビューの音声設定、音声のある素材かを確認します。
元のキーで既に音量を下げている場合は、その値にも減衰が加わります。
クリック音が残る場合はフェードを長くし、元音声の切断位置と波形、書き出した音声を確認します。
プリコンポーズだけで直るとは限らず、この式だけでノイズの解消を保証しません。
戻し方
適用前にコンポを複製し、左右の設定値と既存キーを控えます。
戻すときは式を無効にして元のオーディオレベルを使い、練習で変更した値も元へ戻します。
既存の参考画像
以下は既存記事の参考画像で、今回の修正版をAE実機で撮影したものではありません。

関連する操作
参照資料
Adobeのエクスプレッション言語資料を参照しています。
旧版の参考コード・関連記事
既存の参考コードは旧版の可能性があるため、今回の手順では本文の式を使います。




