バックアップでは「保存できた」というメッセージだけで判断せず、別名のAEPを開いて元の作業へ戻れることを確認します。
まず標準機能で保存先と復元を検査し、配布スクリプトの検証は別に行います。
練習用AEPをoldフォルダへ別名保存する
自作PNGとテキストを置いた練習コンポを作り、practice.aepとして保存します。
元のAEPと同じ場所に、ディスク上のoldフォルダを用意してください。
「ファイル」→「別名で保存」からold内へpractice_20261003_001.aepのように新しい名前で保存します。
既に同じ名前がある場合は連番を変え、上書きしません。
この保存後に編集しているプロジェクトは、別名保存した側です。
作業用の元ファイルで続ける場合はpractice.aepを開き直し、タイトルと保存先を確認してください。
バックアップAEPを開いて、コンポ・文字・画像が期待した状態か確認します。
元ファイルとバックアップの保存時点を記録し、両方を残してください。
過去の復元確認で撮影した、After Effects(日本語表示)の画面です。
元のプロジェクトを変更したあとの状態で、コンポジションには「CURRENT VERSION 2」と表示されていました。

タイトルバーのパスから、元のプロジェクトは「Project17787.aep」であることが分かります。
次に、oldフォルダーに保存したバックアップを開いた画面です。
コンポジションには、変更前の「BACKUP VERSION 1」と表示されていました。

バックアップは、元のフォルダーの中の「old」フォルダーに、「Project17787-backup.aep」の名前で保存されていました。
プロジェクトパネルでは、コンポジションが1280×720、25 fps、3秒でした。
これは本文のスクリプトの実行結果ではなく、バックアップから元の状態に戻せることを確かめた画面です。
素材ファイルと自動保存は別に確認する
AEPだけを保存しても、参照しているPNG・PSD・動画が別の場所へ複製されるわけではありません。
別PCへ移す場合は素材も含めて管理し、必要ならファイルの収集を使って移動先で不明素材がないか確認します。
自動保存では保存間隔・保持するバージョン数・保存場所を確認します。
保持数を超えた古い自動保存は削除されるため、手動で残すoldフォルダの別名保存とは分けて管理します。
自動保存ファイルから復旧した場合は、内容を確認したあと「別名で保存」で復旧版に新しい名前と保存先を付け、元の作業用AEPを残してください。
Adobeの自動保存・クラッシュ復旧資料(2026年10月7日更新)では、通常版の自動保存ファイルを開いて「保存」を選ぶと元プロジェクトを置き換えると説明されています。
同資料で紹介されている未命名の復旧プロジェクトとして開く動作はベータ版の改善機能なので、本文のAE 26.5の復元例と同じ動作だとは判断していません。
| 目的 | 確認する保存物 | 戻す方法 |
|---|---|---|
| 手動の作業時点を保持 | old内の別名AEP | そのAEPを開き、元の状態を照合 |
| 自動保存の復旧 | 自動保存のバージョンと場所 | 必要な時点のコピーを開いて照合 |
| 素材も含めて別PCへ移動 | AEPと参照素材 | 移動先で開き、不明素材と表示を確認 |
保存に失敗する場合の切り分け
oldがディスク上のフォルダか、保存先へ書き込めるか、空き容量があるかを確認します。
プロジェクトパネル内のoldフォルダを作るだけでは、AEPの保存先は増えません。
バックアップのファイル操作は、AEのUndoで元に戻せるとは限りません。
元のAEPを上書きせず保持し、必要な保存時点のAEPを開き直してください。
掲載した復元例では、old内のAEPを開いて変更前の文字を表示したことを確認しています。本文どおりの別名保存操作、素材収集、配布スクリプトによるファイル出力は未確認です。
保存先と結果を実機で照合する手順として掲載しています。
確認した資料
Adobe公式の環境設定と自動保存、スクリプト実行方法を2026年10月3日に確認しました。
旧配布スクリプトの紹介
以下は配布済みのバックアップスクリプトの紹介です。
配布ファイルの内容と現行AEでのスクリプトの保存結果は検証していません。掲載した復元例は、バックアップを開いて変更前の文字を表示できたことの確認で、このスクリプトの実行結果ではありません。
通常保存とバックアップ保存の挙動は、練習用プロジェクトで確認してから使ってください。
スクリプトを使用するための環境設定

以下の画像と配置先は旧バージョンで掲載していた案内で、現行AEの実行画面として検証したものではありません。
現行のWindowsでは「編集」→「環境設定」→「スクリプトとエクスプレッション」に、ファイル書き込みとネットワークアクセスを許可する設定があります。
使い方
- 常設する場合の旧バージョンの配置先例は次のとおりです。
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CC 20xx\Support Files\Scripts- 現行AEで試す場合は「ファイル」→「スクリプト」→「スクリプトファイルを実行」で配布ファイルを選び、保存先・上書き・素材の扱いを練習AEPで照合します。
参考動画:https://youtu.be/X2c5la1rmpE
スクリプトのダウンロード
2026年10月23日に以下のBOOTHページで、CGM_SaveBackupInOldFolder.zipの無料ダウンロード案内を確認しました。配布ファイル自体の取得・内容照合・実行は今回行っていません。
配布ページ:https://cg-method.booth.pm/items/1070155
After Effectsのほかの操作方法は、まとめ記事から確認できます。

制作データ用SSDとバックアップの選び方
プロジェクトファイルを保管する際は、作業用の保存先ドライブと別媒体のバックアップ先を分けて管理します。
詳しい選び方や運用方法は、運営メディア「デザノマ」の制作データ用SSDとバックアップの選び方で解説しています。
フッテージ素材の読み込みやファイルパスの再リンクに関する解説記事はこちらです。




よくある質問:After Effectsのプロジェクトをバックアップするとき
バックアップは、「保存できた」というメッセージだけで十分ですか?
十分ではありません。別名のAEPを開いて、元の作業へ戻れることを確認します。まず標準機能で保存先と復元を検査し、配布スクリプトの検証は別に行います。
バックアップのAEPは、どう保存しますか?
自作PNGとテキストを置いた練習コンポを作り、practice.aepとして保存します。元のAEPと同じ場所に、ディスク上のoldフォルダを用意し、「ファイル」→「別名で保存」からold内へpractice_20261003_001.aepのように新しい名前で保存します。既に同じ名前がある場合は連番を変え、上書きしません。
別名保存したあと、編集しているのはどちらのファイルですか?
別名保存した側です。作業用の元ファイルで続ける場合は、practice.aepを開き直し、タイトルと保存先を確認してください。バックアップAEPを開いて、コンポ・文字・画像が期待した状態か確認し、元ファイルとバックアップの保存時点を記録して、両方を残します。
AEPをバックアップすれば、素材も一緒に保存されますか?
されません。AEPだけを保存しても、参照しているPNG・PSD・動画が別の場所へ複製されるわけではありません。別PCへ移す場合は素材も含めて管理し、必要ならファイルの収集を使って、移動先で不明素材がないか確認します。
自動保存と、手動のバックアップは、同じですか?
別です。自動保存では保存間隔・保持するバージョン数・保存場所を確認します。保持数を超えた古い自動保存は削除されるため、手動で残すoldフォルダの別名保存とは分けて管理します。
バックアップの保存に失敗するときは?
oldがディスク上のフォルダか、保存先へ書き込めるか、空き容量があるかを確認します。プロジェクトパネル内のoldフォルダを作るだけでは、AEPの保存先は増えません。バックアップのファイル操作は、AEのUndoで元に戻せるとは限りません。元のAEPを上書きせず保持し、必要な保存時点のAEPを開き直してください。
配布されているバックアップスクリプトは、現行版で使えますか?
今回、配布ファイルの内容と現行AEでの保存結果は検証していません。通常保存とバックアップ保存の挙動は、練習用プロジェクトで確認してから使ってください。現行のWindowsでは、「編集」→「環境設定」→「スクリプトとエクスプレッション」に、ファイル書き込みとネットワークアクセスを許可する設定があります。画像と配置先は旧バージョンで掲載していた案内です。
この記事の手順は、実機で確認済みですか?
掲載した復元例では、old内のAEPを開くと変更前の文字が表示されました。本文どおりの別名保存操作、素材収集、配布スクリプトによる保存は未確認です。2026年10月23日はAdobeの自動保存・スクリプト資料と配布案内を再確認したもので、実機検証を追加した日ではありません。プロジェクトファイルを保管する際は、作業用の保存先ドライブと別媒体のバックアップ先を分けて管理します。
