ランダム値を固定したまま使いたい場合があります。
レイヤーをランダムに回転させたいものの、フレーム単位で変化させずに固定したいときに使えるエクスプレッションです。
固定する回転値と揺れの時刻を分ける練習
別名保存した練習コピーへ2D平面を3枚置き、回転のキーと式を付けていない状態から始めます。
回転のストップウォッチをAlt/Optionを押しながらクリックし、絶対値を指定する次の式を貼ります。
各レイヤーの回転を−70〜70度の範囲から選び、時間を変えても同じ値を使う例です。
seedRandom(index, true);
random(-70, 70);
seedRandomのtrueは、randomの種に現在時刻を含めない指定で、コンポジションの時間を止める操作ではありません。
元の回転値へランダムな差を加える用途では、最後の行を「value + random(-70,70);」にします。
この加算例では、元の回転にキーがあればその変化を残すため、絶対値の指定と分けて選びます。
0・1・2秒で各レイヤーの回転値を確認し、同じレイヤーで変化しないことと、値の範囲を記録します。
レイヤーの複製や並べ替えでindexが変わると種も変わるため、元の数値の永続保存が必要なら記録した値を直接入力します。
下のwiggleの例では、第5引数で揺れを評価する時刻を0へ固定します。
元の回転にキーがある場合の結果は、この静止条件の例とは分けて確認してください。
終了後は式をOFFにして元の回転へ戻し、練習ZIPの記録欄へ使用版と値を残します。
2026年10月3日にAdobeのrandom・seedRandom・wiggleの仕様を照合しましたが、AEの乱数生成とキーフレーム有無の実機比較は未検証です。
| 確認すること | 期待する結果 | 違ったとき |
|---|---|---|
| 絶対回転を選ぶ | randomの−70〜70度 | valueの加算有無を確認 |
| 時間で変わる | 同じレイヤーで固定 | seedRandomのtrueを確認 |
| 元へ戻す | 元の回転値を表示 | 式をOFFにする |
特定のランダム値のまま固定するエクスプレッション
randomとseedRandomで値を指定する方法と、wiggleの評価時刻を固定する方法があります。
wiggleの構文
- freq:1秒あたりの変動の回数
- amp:振動の幅
- octaves:重ねるノイズの段階数(初期値1)
- amp_mult:各段階の振幅に掛ける倍率(初期値0.5)
- 第5引数:揺れを評価する時刻(省略時は現在時刻)
wiggle(freq, amp, octaves, amp_mult, time)実例
元の回転が静止している例で、第5引数に0を指定して揺れの評価時刻を固定します。
wiggle(1, 70, 1, 0.5, 0);
ランダムに回転させたいものの、手動での入力は避けたい場面で活用できます。
複数のレイヤーに適用したいときは、プロパティを選択して「編集」>「エクスプレッションのみをコピー」からペーストすると効率的です。
After Effectsのほかの操作は、まとめから確認できます。

ランダムな動きを作るエクスプレッションは、ほかにもあります。



