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【Reaper】ささやき声を加工して変換!疑似バイノーラルをする方法[ASMR]

reaper-whisper-voice

専用のバイノーラルマイクがなくても、手持ちの音声素材を編集して疑似的なASMR音源を作成できます。

今回はフリーソフトを活用し、収録した音声を加工してささやき声に仕上げる手順をまとめました。

本記事では、AudacityとReaperを使ってささやき声を疑似バイノーラル化する方法を解説します。

目次

恋声でボイスチェンジしてささやき声用の音声を収録

恋声でボイスチェンジを適用しながら、ささやき声で「今日もお疲れ様!」というセリフを収録しました。

自然なささやき声に加工するには、ベースとなる原音の吹き込み方が重要です。

恋声の設定や録音手順の詳細は下記の記事を参考にしてください。

Audacityで音声のノイズを低減

収録した音声に含まれる環境音やノイズを除去します。

ノイズの低減手順

恋声での変換時に発生しやすいノイズを、Audacityのエフェクトで抑えます。

上部メニューの「エフェクト」から「ノイズの低減」を選択します。

Audacityのエフェクトメニューからノイズの低減を選択する操作画面。

音声をステレオに変換して片耳配置

音声をステレオ化し、片側のチャンネル(左側)を無音にして左右差を作ります。

睡井眠子が右側から囁いてくれるイメージ!

同じ音声データを2回読み込み、トラック名横のメニューから「ステレオトラックの作成」を選んでステレオ化します。

Audacityで同じ音声を2回読み込み、ステレオトラックの作成を選んでステレオ化する様子。

続いてトラックメニューから「ステレオトラックの分離」を選択し、下側(左チャンネル)の波形を全選択して削除します。

ステレオトラックの分離を選択し、下側の左チャンネルの波形を削除する操作画面。

これにより、右耳側からささやかれているような定位が得られます。

これで定位処理のベースデータが完成です。

Reaperで音声を加工する方法

ボイスチェンジャー用途だけでなく、Reaperは音声加工ソフトとしても柔軟に使えるため、プラグインを適用して仕上げます。

Reaperのコンプレッサーで音圧を調整

音量のダイナミクスを均一化して耳元での密着感を出すため、コンプレッサーを挿入します。

トラックの「FX」ボタンをクリックし、「Dynamics」内の「VST: ReaComp」を選択します。

今回は下記の設定値を目安に調整しました。

  1. スレッショルド:-20
  2. アタック:12
  3. リリース:40
  4. レシオ:8
  5. ニー 24
コンプレッサーの各数値を設定した画面。

Reaperのイコライザー(EQ)で帯域を調整

再度「FX」ボタンをクリックし、イコライザープラグインの「VST: ReaEQ」を追加します。

各バンドの周波数を設定し、ささやき声の空気感が出る帯域を強調します。

  1. 400hz:2
  2. 500hz:3
  3. 600hz:12
Reaperのイコライザープラグインで各バンドの周波数を設定した画面。

音声をループ再生しながら微調整を重ねます。

音声をループ再生しながら微調整を行っている作業画面。

調整完了後、「ファイル」から「トラック別に書き出し」を実行して音声ファイルを書き出します。

以上で、片耳に届く疑似バイノーラルのささやき声が完成しました。

[おまけ]音声をささやき声に変換する外部ツールの活用

ボイスチェンジした音声をウィスパーボイスへ変換するツールも試してみました。

Audacityで音声データをモノラルに変換

変換ツールの仕様に合わせ、まずはAudacityで音声データを読み込みます。

「ファイル」メニューの「書き出し」から「WAV(モノラル、16bit)」で書き出します。

Audacityで音声データをモノラルのWAV形式で書き出す設定画面。

ツール側でエラーを出さないよう、指定形式への再変換を行います。

Waveいろいろ変換器でモノラル化

Waveいろいろ変換器を入手して起動します。

「モノラル化(左右音声合成)」にチェックを入れて変換を実行します。

Waveいろいろ変換器でモノラル化にチェックを入れて変換を実行する画面。

これでツールに入力する前準備が完了しました。

変換ツールでささやき声に加工

下記の配布先から変換ツール(β版)をダウンロードします。

ZIPファイルを解凍し、実行ファイルと同じフォルダ内に用意した音声データを配置します。

解凍したフォルダ内に実行ファイルと音声データを配置した様子。

メモ帳に実行用コマンドを記述し、「change_voice.bat」として同一フォルダに保存します。

cd C:Users\ユーザー名\Desktop\wsasayaki

wsasayaki 変換前データ.wav 変換後データ.wav

pause

作成したbatファイルをダブルクリックして実行します。

作成したバッチファイルを実行して音声の変換処理を行う様子。

処理が完了すると変換後ファイルが出力されます。

音声フォーマットが合致していないと失敗するため、サンプリングレートやチャンネル数に注意してください。

複数のアプローチを試した中では原音のニュアンスが残りやすい方法でした。

配信環境の構築や機材選びについては、総合ガイドでまとめています。

この記事で紹介しているコードは、GitHubのMOTOKI-LLC/cg-method-codeにもまとめています。

声を変える・音を整える記事は、ほかにもあります。

まとめ:コンプとEQの加工で作る疑似バイノーラルささやき声

定位の分離とプラグイン(コンプレッサー・EQ)の組み合わせにより、専用機材を使わずにささやき声の立体感を演出できました。

パラメータの微調整次第で質感や距離感が大きく変化するため、好みの設定を探求してみてください。

Reaperは複数トラックの一括書き出しにも対応しており、編集作業の効率化にも役立ちます。

関連記事はVTuberの始め方まとめでも解説しています。

さらに学びたい・環境を整えたい方へ

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バイノーラル録音専用マイクとは異なります。

接続端子や対応機器を確認して選んでください。

音声確認用ヘッドホンの選び方

加工した音声の定位やノイズをチェックする際は、録音・再生の遅延を把握した上で、有線接続のモニター環境を用意すると正確に確認できます。

詳細な選び方は運営メディア「デザノマ」の音声確認用ヘッドホンの選び方で解説しています。

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