VTuberを始めるとき、何から揃えればいいのか迷うと思います。
結論から書くと、最初に投資すべきはマイクです。
視聴者は映像より音で離脱します。
モデルがどれだけ良くても、声が聞き取りづらい配信は見続けてもらえません。
この記事では、費用対効果の高い順に機材をまとめます。
優先度① マイク|声が商品になる
VTuberにとって、声は最も重要な要素です。
PCの内蔵マイクやイヤホンのマイクでは、環境音を拾って聞き取りづらくなります。
最初の1本は、USB接続のコンデンサーマイクで十分です。
PCに挿すだけで使えて、設定に悩む要素がありません。
アーム付きのモデルを選ぶと、口元との距離を安定させられます。
距離が離れると環境音を拾いやすくなるため、これは音質に直結します。
マイクの種類ごとの違いや、用途別の選び方は種類別!おすすめのマイク5選で詳しく解説しています。
次の段階:オーディオインターフェース
USBマイクで物足りなくなったら、XLR接続のマイク+オーディオインターフェースという構成になります。
マイクとインターフェースを別々に選べるため、音を細かく詰められます。
ただし最初から必要なものではありません。
USBマイクで配信を続けてみて、音に不満が出てから検討してください。
入力の質を上げたい、複数の音源をまとめたいなら、上位機も選択肢になります。
優先度② PC|配信の安定性を決める
配信中のPCは、モデルを動かしながら同時に映像を圧縮しています。
この二重負荷に耐えられないと、配信がカクついたり音がずれたりします。
重要なのは、エンコードをGPUの専用回路(NVENC)に逃がせることです。
NVIDIA製GPUを積んでいれば使えます。
| 配信スタイル | GPUの目安 | メモリ |
|---|---|---|
| Live2D配信・雑談中心 | RTX 5060クラス | 16〜32GB |
| 3D配信・ゲーム配信 | RTX 5060 Ti以上(VRAM 12GB〜) | 32GB |
選び方の詳細はVTuber配信PCの選び方、機種の比較はVTuber配信PC比較にまとめました。
優先度③ 顔を撮る機材|iPhoneがあれば買わなくていい
フェイストラッキングには、専用のカメラを買う必要はありません。
iPhoneを持っているなら、それが最も精度の高い選択肢です。
iPhoneには顔の奥行きを捉えるセンサーが入っているため、一般的なWebカメラより表情の細かい変化を拾えます。
多くのフェイストラッキングソフトがiPhoneに対応しています。
iPhoneをPCのカメラとして使う方法はiPhoneをWEBカメラにする方法、Live2Dモデルを動かす手順はVTube Studioの使い方で解説しています。
Webカメラを買うのは、iPhoneがない場合や、iPhoneを別の用途で使いたい場合だけで十分です。
優先度④ 照明|Webカメラを使うなら効く
Webカメラでフェイストラッキングをする場合、顔が暗いと認識精度が落ちます。
表情が正しく反映されない原因の多くは、照明不足です。
モニターに掛けるタイプのライトなら、机の上を占領せずに顔を明るくできます。
数千円で買えるので、認識が不安定なら試す価値があります。
iPhoneでトラッキングする場合、照明の優先度は下がります。
赤外線で顔の形を捉えるため、明るさの影響を受けにくいためです。
優先度⑤ 左手デバイス|配信中の操作を減らす
配信中は、シーンの切り替え、ミュート、BGMの操作などをこなす必要があります。
キーボードのショートカットを覚えるより、物理的なボタンに割り当てるほうが確実です。
Live2Dモデルの制作をする人にとっても、イラストソフトの操作を効率化できます。
実際に使った感想はTourBox Lite レビューにまとめました。
最初は買わなくていいもの
配信を始める前に揃えたくなりますが、後回しでいいものも挙げておきます。
- 高価なマイク(2万円以上)。
USBマイクで配信を続けて、音に不満が出てから検討してください - グリーンバック。
モデルだけを表示する配信なら不要です - キャプチャーボード。
家庭用ゲーム機の映像を取り込む場合だけ必要になります - 最上位のGPU。
配信に必要なのはエンコーダーであって、GPUの3D性能ではありません
優先順位のまとめ
| 優先度 | 何を | 目安予算 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 1 | USBマイク | 6千円〜 | 視聴者の離脱を減らす |
| 2 | NVENC対応のPC | 18.8万円〜 | 配信が安定する |
| 3 | iPhone(持っていれば流用) | 0円 | トラッキング精度が上がる |
| 4 | 照明 | 2千円〜 | Webカメラの認識が安定する |
| 5 | 左手デバイス | 1万円台〜 | 配信中の操作が減る |
マイクとPCの2つで、配信の質はほぼ決まります。
残りは配信のスタイルによって優先度が変わるので、必要になってから足してください。
まとめ
VTuberの機材は、順番を間違えなければ多くを買わずに始められます。
- マイクにまず投資する。
声が商品です - PCはNVENC対応のものを選ぶ。
配信の安定性が変わります - iPhoneがあればカメラは買わない
- 残りは必要になってから足す
PC選びはVTuber配信PC比較、マイクはおすすめのマイク5選をご覧ください。
※本記事に掲載した価格・仕様は2026年9月3日時点の調査に基づきます。
最終調査日:2026年9月3日。
価格は変動するため、購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。
記事内のリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。
音声用の機材を具体的に選ぶ
配信機材のうちマイクを選ぶ段階では、接続方式、周囲の音、設置場所をまとめて確認できます。
運営メディア「デザノマ」の配信用マイクの選び方で確認できます。
