本記事では「nizimaモデル仕様」のデータ作成方法を解説します。
Live2Dモデルのインタラクティブな動作や操作感を確認できる仕様のため、手順に沿って設定を進めましょう。
「nizimaモデル仕様」の用途
Live2Dモデルを「nizimaモデル仕様」向けに出力すると、対応する各種サービスやビューア上でプレビュー表示できます。
[list class=”li-chevron”]
- nizima上でのプレビュー表示
- にじマス [nizima Desktop Mascot]でのプレビュー表示
- MyLive2DClockでのプレビュー表示
[/list] 対応アプリや関連サービスにおいて標準的なモデル仕様として扱われます。
Live2Dモデルとモーションの事前準備
事前準備としてLive2D Cubism Editorを起動します。
"C:\Program Files\Live2D Cubism 4.0\CubismEditor4.exe"
- パラメータIDは2系(大文字のみ)ではなく3系に設定します。
2系になっている場合は一括変換が可能です。
※nizima上では2系でも表示できる場合がありますが、連携アプリによっては非対応となります。
メニューの「モデリング」>「モデルのIDを変換」から実行します。
- モーションデータを作成します。
タップやフリックなどの操作判定に応じたモーションを設定できます。
事前にキャラクターの各モーションを作成しておきましょう。
特に「待機モーション(idle)」の設定は必須です。
モーション作成後、「ファイル」>「組み込み用ファイル書き出し」>「モーションファイル書き出し」からデータを出力します。
出力例:「idle.motion3.json」
「nizimaモデル仕様」のプレビュー用モデルの書き出し
- 「ファイル」>「組み込み用ファイル書き出し」>「moc3ファイル書き出し」を選択します。

- 書き出し種別で「nizima」を選択し、保存先を指定して書き出します。

「export.zip」「original.zip」「preview.zip」の3つのZIPファイルが出力されます。

出力された「export.zip」を解凍します。
※こちらのデータを使ってプレビュー確認や表情の設定をしていきます!

「nizimaモデル仕様」の表情の設定と書き出し

プレビュー用のソフトで最大10個の表情を作成して書き出します。
- プレビュー用のソフト「Live2D Cubism Viewer 4.0」を起動します。
"C:\Program Files\Live2D Cubism 4.0\CubismViewer4.exe" - 「ファイル」>「追加」>「表情」を選択し、表情のファイル名を設定します。
例えば笑顔の表情を作成する場合は「Smile」と名付けます。
※定義されている標準表情は10種類あります。
https://docs.nizima.com/model-spec/creator-manual/
| 普通の表情 | Normal |
|---|---|
| 笑ったとき | Smile |
| 怒ったとき | Angry |
| 悲しいとき | Sad |
| お腹が空いたとき | Hungry |
| 疲れたとき | Tired |
| 驚いたとき | Surprised |
| 怖いとき | Scared |
| 正気でないとき | Insane |
| 照れて顔が赤くなるとき | Blushing |
- 表情項目を選択し、パラメータにチェックを入れて形状を調整します。
例えば「Smile」の場合、
・「口 変形」を1.0に設定
・「口 開閉」を1.0に設定
のように調整します。
調整後に保存を行うと、モデルデータと同じ場所に「Smile.exp3.json」が生成されます。
「nizimaモデル仕様」のモーションの設定と書き出し

イベントモーションでできること
Live2Dをタップしたり、フリックしたりすると特定のモーションが再生されるように設定します。 https://docs.nizima.com/model-spec/creator-manual/| アイドリング(待機) | Idle |
|---|---|
| タップ(クリック) | Tap |
| どの方向でもフリック | Flick |
| 上方向フリック | FlickUp |
| 下方向フリック | FlickDown |
| 左方向 | FlickLeft |
| 右方向 | FlickRight |
| 右左右など3回以上フリック | Flick3 |
| シェイク(スマホを降る) | Shake |
| ピンチイン(縮小) | PinchIn |
| ピンチアウト(拡大) | PinchOut |
イベントモーション領域指定系
自前で領域(名)を作成するなら[当たり判定用アートメッシュを生成]が必要です。 https://docs.live2d.com/cubism-editor-manual/hittest/?locale=ja| 領域上で上方向フリック | FlickUp@領域 |
|---|---|
| 領域上で下方向フリック | FlickDown@領域 |
| 領域上で左方向フリック | FlickLeft@領域 |
| 領域上で右方向フリック) | FlickRight@領域 |
イベントモーションの作成方法

- プレビュー用のソフト「Live2D Cubism Viewer 4.0」を起動します。
- 事前に作成したモーションファイルをViewerへドラッグ&&ドロップします。
- 登録したモーション(例:ShakeHand.motion3.json)を選択し、グループ名に対応するイベントモーション名を設定します。 ここでは「Tap」と入力します。
- 「ファイル」>「書き出し」>「モデル設定」を選択し、モデル設定ファイル(model3.json)を更新します。

以上でモーションの紐付け設定は完了です。
「nizimaモデル仕様」のモデルをnizimaでプレビューする
- 設定済みのデータをまとめて「preview.zip」という名称でZIP圧縮します。
※プレビュー用のためテクスチャサイズは512pxなどの縮小版を推奨します。 - nizimaにアクセスし、「アカウント」>「作品投稿」>「Live2Dモデル投稿」の画面へ「preview.zip」をドラッグ&&ドロップします。
表示された「Live2Dプレビューを表示」アイコンをクリックして確認します。
未登録の場合は下記よりアカウント登録を行えます。

- プレビュー画面が起動したら、表情やモーションが意図通りに動作するか確認します。

プレビュー確認の手順は以上です。
補足:My Live2D Clockでモデルを表示する方法
公式マニュアルにも詳細な取り込み手順が記載されています。
https://docs.nizima.com/apps/myclo/getlive2d/
- 指定のフォルダ構成でデータをZIP形式にまとめます。ZIPのファイル名は任意です。
※モーションデータは「motions」または「motion」フォルダ内に格納し、Viewer上で正しい相対パスで参照が通っている状態にして保存する必要があります。 - Google ドライブなどのクラウドストレージにZIPファイルをアップロードし、共有リンクを取得します。

- スマートフォン端末から共有リンクを開き、ZIPデータをダウンロードします。
- 「My Live2D Clock」アプリを起動し、「メニュー」>「モデルの読み込み」からダウンロードしたZIPファイルを選択します。
読み込み完了後、モデルが表示され、タップ操作によるモーション再生が可能になります。
※パーツの初期表示状態によっては、非表示用のパーツが露出することがあるため設定を確認してください。
My Live2D Clock利用時の注意点
フォルダ構成や参照パスが正しくない場合、「エラー発生!! モデルjsonファイルに設定されたモーションデータがありません」などのエラーが表示されます。

また、無料版ではモデルの読み込み回数に制限が設けられている場合があります。

※月額400円の課金をすると、何度でもモデル読み込みができます。
「nizimaモデル仕様」のデータ作成方法まとめ
「nizimaモデル仕様」に準拠したデータ作成手順のまとめです。
パラメータやイベントモーションの設定工数はかかりますが、Web上やアプリで手軽にインタラクティブ性を体験してもらえるメリットがあります。
ユーザーが実際に動かして楽しめるモデルを制作していきましょう。
従来の基本プレビュー機能については関連記事を参照してください。

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