VTube Studioでは、対応iPhoneで取得した顔の動きをUSBまたはWi-FiでPCへ送れます。接続の安定性と表情の精度は別で、USBへ替えるだけでモデルの動きが必ず改善するわけではありません。
- 対応:Face ID のある iPhone/iPad か、A12 Bionic 以降のチップの機種
- おすすめは USB 接続(Windows では iTunes か Apple Devices のアプリが要る)
- Wi-Fi なら同じネットワークで、ポートは初期値の 25565。IP・ポート・アプリの通信許可を確認
- スマホのアプリは無料だが、無料版は PC への送信が5分まで(PRO 版で制限なし)
この記事は、VTube Studio の公式マニュアル(GitHub の DenchiSoft/VTubeStudio の wiki、2026年10月24日に確認)にもとづいています。
当方ではソフトを入れて試しておらず、画面の名前は公式の英語の表記です。
対応する機種
iPhone/iPad は、Face ID のある機種(iPhone X・XR・XS、iPhone 11・12 以降、iPad Pro 第3世代以降など)なら使えます。
Face ID が無くても、A12 Bionic 以降のチップ(iPhone SE 2020、iPad 第8世代など)なら対応します。
公式の比較資料ではiOSの滑らかな追跡を案内していますが、この比較ページは2022年更新です。全現行端末での性能順位とはせず、端末・照明・モデル設定を合わせて確認します。機種購入前にはApp Storeの現行OS要件も確認してください。
USBでつなぐ(おすすめ)
USB 接続は Wi-Fi より安定していて、今の推奨の方法とされています。
- Windows に iTunes か、Microsoft Store の Apple Devices のアプリを入れる(iTunes は一度起動すれば常駐させなくてよい)
- iPhoneをデータ通信対応USBケーブルで自分のパソコンにつなぎ、「信頼」する
- 先に iPhone のアプリで「Connect USB」をオンにする
- 次にパソコンのアプリで「Connect USB」をオンにする
Wi-Fi の接続とは同時に使えません。
接続遅延の上限を一律には保証できません。顔の追跡、描画、OBS、配信経路を含めた遅れは別途確認します。
USBでつながらないとき
- iPhone のロックを外し、アプリを開いておく
- アプリに「USB started. Waiting for PC app to connect.」と出ているか見る
- iPhone のインターネット共有がオンだと、パソコンが iPhone の回線を使ってしまう
- PC・iPhone・アプリを再起動し、別のデータ通信対応ケーブルやUSBポートを試す。Apple Devicesなどで端末が認識されるかを確認する
Wi-Fiでつなぐ
- iPhone とパソコンを同じネットワークにつなぐ
- パソコンのアプリの設定で、ポート(初期値 25565)を選んでサーバーを始める
- 自宅など信頼できるLANで、WindowsファイアウォールのVTube Studio通信をプライベートネットワークに許可する
- iPhone のアプリで IP とポートを入れるか「Find Server」で探し、「Connect to PC」を押す
パソコンの IP は「Show IP list」で確かめられます。
画面に出る IPv6 のアドレスは公開のアドレスのことがあるので、スクショを載せるときは隠すよう注意されています。
つながらない・カクつくとき
- ファイアウォールで「VTube Studio.exe」を例外に追加する(アプリの更新後にやり直しが要ることがある)
- 自宅など管理できる信頼済みLANに限り、Windowsのネットワーク種別を確認する。公衆Wi-Fiを安易にプライベートへ変更しない
- iPhone のモバイルデータ通信を切る(オンだと違う IP が出ることがある)
- 電波が十分届く環境では5GHzも試す。距離・遮蔽物・混雑によって安定性は変わる
- Show IP listとipconfigを照合し、iPhoneと同じLANにつながるWi-Fi/EthernetのIPv4を選ぶ。VPNや仮想アダプターのIPと混同しない
精度に効く設定
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| 補正(Calibrate Camera) | ふだんの距離で無表情にして押す。iOS では顔の向きをリセットする意味だけ |
| スムージング | 大きくすると揺れを抑えやすいが反応が遅れる。小さめから実際の動きを見て調整 |
| Streaming Mode | iPhone 側でモデルを読み込まない・プレビューを消す・画面を暗くして、発熱を抑える |
追跡が乱れるときは、磁石入りのケース、モニターへの立てかけ、ワイヤレス充電器の磁気、色のついた照明や鏡が原因になると説明されています。
VTube Studio の基本は、VTube Studioの使い方で紹介しています。
まとめ
- Face ID か A12 以降の iPhone/iPad で使える
- おすすめは USB。iPhone を先に Connect USB
- Wi-Fiは同一LANと双方のポート一致を確認。初期値は25565
- 揺れと反応の遅れを見てスムージングを調整し、照明・設置条件も比較
参照:USB・Wi-Fi接続、対応機器、入力方式の比較、料金・利用条件。iPhoneからの送信時間制限はスマホ側PROで解除します。SteamのWebカメラ用透かし解除DLCとは別です。商用利用では公式FAQに従い少なくとも一つの有料版が必要です。
よくある質問:VTube StudioのiPhone追跡
VTube StudioでiPhoneを使うと、何が良くなりますか? どの機種が対応ですか?
対応iPhone/iPadで顔を追跡しPCへ送れます。公式はFace ID搭載機またはA12以降の対応機を案内していますが、現行アプリのOS要件も確認します。実際の精度はモデル・端末・照明に左右され、USBへの変更だけで精度向上は保証できません。
USB接続とWi-Fi接続は、どちらがおすすめですか?
公式はUSBを推奨しています。WindowsではiTunesまたはApple Devicesが必要です。USBとWi-Fiによる顔データ送信は同時には使えません。配信全体の遅延上限は保証されません。
USBでつなぐ手順を教えてください。
データ通信対応ケーブルで自分のPCに接続して信頼設定を行い、iPhone側、PC/Mac側の順にConnect USBをオンにします。iPhoneのロックを解除しVTube Studioを開いておきます。
USBでつながらないときは?
端末のロック解除、アプリの待機表示、信頼設定、Apple Devices等での認識を順に確認します。再起動、別ケーブル・ポートでの比較も行います。接続情報フォルダーの一括削除は初期の確認手順にはしません。
Wi-Fiでつなぐ手順と、つながらないときの確認は?
同じLANでPC側サーバーを開始し、PCのLAN IPと同じポート(初期値25565)をiPhoneへ設定します。見つからない場合はアプリの通信許可と接続先LANを確認します。公衆ネットワークを安易にプライベートへ変更したり、ファイアウォール全体を無効にしたりしないでください。
精度を上げる設定はありますか?
普段の距離と正面向きで校正し、スムージングを小さめから調整します。Streaming Modeでモデル表示などの負荷を抑え、照明・設置位置・発熱の変化も一つずつ比較します。今回、実機の精度・遅延測定は行っていません。
アプリの料金や、画面に出るIPの扱いは?
無料のスマホ版ではPCへの送信に5分の制限があり、スマホ側PROで解除します。Steamの透かし解除DLCとは別の商品です。商用利用には公式FAQに従い少なくとも一つの有料版が必要です。公開IPv6などのIPアドレスを配信画面や共有画像に出さないよう確認してください。
