Live2Dの目や口は、パラメータに開閉の変形を作り、その値を動かして制御します。互換性や再利用のため、特別な仕様がなければ標準のパラメータIDを使うことが推奨されています。IDを付けるだけで変形や音声連動が自動的に作られるわけではありません。
公式の標準パラメータ一覧から、まばたきとリップシンクに関わるものを整理しました。
- 目の開閉:ParamEyeLOpen、ParamEyeROpen(0が閉じる、1が開く)
- 口の開き:ParamMouthOpenY(0が閉じる、1が開く)
- 口の形:ParamMouthForm(-1〜1、既定は0)
- 設定ダイアログは、モデリング、パラメータ、まばたき・リップシンク設定
2026年10月24日に公式資料を再確認しました。以下はEditor側の設定と役割の説明です。実機操作やSDK実装、配信アプリでの動作は未検証です。
仕様や数値は変わることがあるので、最新は公式ページで確かめてください。
標準パラメータ
| ID | 役割 | 範囲 |
|---|---|---|
| ParamEyeLOpen、ParamEyeROpen | 左右の目の開閉 | 0〜1(既定は1) |
| ParamEyeLSmile、ParamEyeRSmile | 目の笑い | 0〜1 |
| ParamEyeBallX、ParamEyeBallY | 目の向き | -1〜1 |
| ParamMouthForm | 口の形 | -1〜1(既定は0) |
| ParamMouthOpenY | 口の開き | 0〜1 |
| ParamAngleX、ParamAngleY、ParamAngleZ | 顔の角度 | -30〜30 |
標準の目・口の開閉は0が閉じた状態、1が通常の開いた状態です。強く閉じる・大きく開く表現では範囲を拡張できます。表の範囲は標準例であり、すべてのモデルで固定される上限ではありません。
まばたき・リップシンク設定
モデルを開き、[モデリング]→[パラメータ]→[まばたき・リップシンク設定]を選びます。左右の目の開閉を[まばたき]、口の開閉を[リップシンク]の対象にチェックし、[OK]で確定してモデルを保存します。アニメーションに読み込み済みのモデルを変更した場合は、アニメーション側でモデルデータを再読み込みしてください。
- アニメーションの[まばたき]は0〜1.0の割合を目の開閉に乗算する。たとえば目の値0.8に割合0を掛けると閉じ、割合1なら0.8のまま
- アニメーションの[効果]は0〜100。0ならまばたきの効果が無効になる
目や口のパラメータを直接キーフレームで動かす動画では、この対応付けがなくても開閉を作れます。一方、Editorの音声ファイルからリップシンクを生成する機能では、口の開閉への対応付けが必要です。SDK向けのモデルでも設定しておくことが推奨されています。
Editorで音声に合わせる場合は、モデルと対応するWAV音声をタイムラインに置き、[アニメーション]→[音声ファイルからリップシンクを生成]を実行します。音量から口の開閉を生成する機能であり、母音ごとの口形状を自動で作る機能とは異なります。
関連記事:Live2Dの物理演算の設定
まとめ
- 目はParamEyeLOpenとParamEyeROpen、口はParamMouthOpenY
- 0が閉じ、1が開く
- Editorで対象を対応付け、SDKや配信アプリ側でも入力とパラメータの接続を確認する
参考:公式の標準パラメータリスト、まばたき設定、音声からリップシンクを生成する手順、SDKのリップシンク。
よくある質問:Live2Dのまばたき・リップシンク設定
目を開け閉めするパラメータIDは何ですか?
左右の目の開閉は、ParamEyeLOpenとParamEyeROpenです。範囲は0〜1で、既定は1です。0が閉じる、1が開くです。
口を動かすパラメータIDは何ですか?
口の開きはParamMouthOpenYで、範囲は0〜1です。0が閉じる、1が開くです。口の形はParamMouthFormで、標準範囲は-1〜1、既定値は0です。マイナス側が怒った口、プラス側が笑った口です。
目の笑い・目の向き・顔の角度のIDも標準で決まっていますか?
記事が整理した公式の標準パラメータ一覧では、目の笑いはParamEyeLSmile・ParamEyeRSmile(0〜1)、目の向きはParamEyeBallX・ParamEyeBallY(-1〜1)、顔の角度はParamAngleX・ParamAngleY・ParamAngleZ(-30〜30)です。
0と1の意味に決まりはありますか?
標準の目・口の開閉は0が閉じた状態、1が通常の開いた状態です。強く閉じる・大きく開く表現では範囲を拡張できます。表の範囲は標準例であり、すべてのモデルで固定される上限ではありません。
まばたき・リップシンク設定はどこで開きますか?
メニューの、モデリング、パラメータ、まばたき・リップシンク設定から開きます。まばたきの割合(0〜1.0)が目の開閉の値に掛かり、効果の範囲は0〜100です。
この設定は必ず必要ですか?
パラメータを直接動かすだけなら必須ではありません。ただしEditorの音声からのリップシンク生成には対象の設定が必要です。SDK向けには対応付けを行い、利用先の読み込み仕様も確認します。
設定すれば配信アプリで自動的に口が動きますか?
対応付けは組み込み用の.model3.jsonのGroupsにEyeBlink/LipSyncとして記録されます。SDK側では対象IDを取得し、音声などから値を渡す処理が必要です。配信アプリではそのアプリの入力・トラッキング設定も確認してください。本記事ではSDKの実装コードや各アプリでの実機再現までは扱っていません。
