VTuberの初期費用は、手持ちのPCやマイクを使えるか、モデルをどう用意するかで変わります。
最初に、必要なものを「持っている」「購入・依頼する」「動作を確認してから決める」に分けましょう。
すでに持っている機材まで買い直す予算に入れる必要はありません。
この記事では、PCでモデルを動かし、OBS Studioで配信・録画する場合の予算を整理します。
実機での再現や購入・見積もり取得の実績は含まず、公式情報を基にした予算の整理方法です。
スマートフォンだけで完結する配信アプリや、スタジオを借りる3D収録は別の構成です。
まず、何に追加費用がかかるかを確認する
始めるときに払う金額は、次の式で整理できます。
初期の追加支出=新しく買う機材+モデルの入手・制作費+買い切りソフト等+初回の設定・素材費
月額契約や年額契約は、この初期費用とは別に記録します。
初月に実際に払う金額を知りたい場合は、初期の追加支出に、その月に請求される契約料金を足してください。
| 現在の状況 | 先に確かめること | 追加支出になり得るもの |
|---|---|---|
| PC・マイク・カメラ・モデルがある | 予定のソフトで動作・録音できるか | 必要な有料機能、足りない接続用品 |
| PCはあるがモデルがない | 配布モデル、自作、制作依頼のどれにするか | モデル代、制作ソフト、依頼費 |
| モデルはあるが配信環境がない | モデルの対応ソフトと入力機器 | PC、音声・トラッキング機器 |
| PCゲームも配信したい | ゲームとモデルとOBSを同時に動かせるか | 確認結果に応じた機材追加・更新 |
表の機材をすべて買う必要があるという意味ではありません。
手持ち品でできることを確認してから、購入する項目を決めます。
モデルの費用を、配信機材と分ける
モデルは、配布されているものを使う、自分で作る、制作者に依頼する、という方法で用意できます。
どの方法でも、使いたいソフトに対応するモデルかを先に確認してください。
配布モデルを使う場合は、モデル本体の価格だけでなく、予定する配信や動画投稿に使える条件かを確認します。
購入時点の説明と利用条件を保存しておくと、後から確認できます。
自作する場合は、イラスト制作とモデルを動かす設定に使うソフトを分けて考えます。
Live2D Cubismには無料のFREE版がありますが、機能制限を超えたデータは保存できません。
作りたいモデルが制限内に収まるかは、公式比較表で確認してください。
FREE版の商用・営利利用には、一般ユーザーまたは年間売上1,000万円未満の小規模事業者という条件もあります。
Live2D Cubismの機能比較(2026年10月5日(日本時間)確認)。
詳しくはLive2Dの無料版と有料版の違いも参照してください。
依頼する場合は、キャラクターデザイン、パーツ分けイラスト、モデリング、表情追加のうち、どこまで含む金額かを揃えます。
一式の見積もりに含まれる作業を、別の費目にも重ねて計上しないようにしましょう。
| モデル用の予算欄 | 記入する内容 |
|---|---|
| 入手方法 | 配布モデル/自作/依頼 |
| 含まれる工程 | デザイン、イラスト、モデリングなど |
| 追加したい内容 | 表情、衣装、小物など |
| 本体または見積額 | 実際に確認した金額 |
| 別途かかる費用 | 未計上の作業・料金 |
| 確認先と日付 | 商品ページや見積もりの確認日 |
無料モデルでも商用利用・収益化・改変・クレジット表記などの条件を確認します。
この記事では一律の依頼相場を設定していません。
依頼範囲を決めるための技術仕様と、具体的な制作費の見積もりを対応させて予算に入れます。
ソフト代は、無料・買い切り・継続課金を区別する
OBS Studioは無料の録画・配信ソフトです。
OBS自体の料金と、追加する素材や外部サービスの料金は分けて考えます。
OBS公式サイト(2026年10月5日(日本時間)確認)。
VTube StudioのSteam版は無料で配布され、有料DLCも用意されています。
日本向けSteamストアでは、Webカメラ使用時の透かしを除去するDLCが1,520円と表示されていました。
これは2026年10月5日(日本時間)の取得時点の表示価格で、購入時の確定額ではありません。
VTube Studio本体と透かし除去DLCの公式販売ページで確認してください。
DLCはWebカメラの透かしを除去するもので、トラッキング品質を改善するものではありません。
iOS・Androidでのトラッキングにはスマートフォン版側のDLCが必要と案内されています。
PC版のDLC、スマートフォン側の購入、別の連携機能は、それぞれの購入先と対象機能を確かめます。
「有料版」という名前だけで一つの料金にまとめず、自分の接続方法で必要なものを記入してください。
| 支払い方 | 予算表への記入 |
|---|---|
| 無料で使う範囲 | 今回の支出は0円。必要な機能が使えるかを確認 |
| 買い切り | 初期費用へ記入 |
| 月額契約 | 月ごとの支出へ記入 |
| 年額契約 | 更新月に払う金額を記入。比較用の月割り額とは分ける |
利用目的に合う条件かは、アプリやモデルそれぞれの案内で確認します。
無料でダウンロードできることだけで、すべての用途に追加費用なく使えるとは判断しません。
予算表を埋める
まだ価格が分からない項目は「未確認」と記入します。
未確認の費用を0円として足すと、必要な予算が小さく見えてしまいます。
| 費目 | 今回の追加支出 | 継続支出・更新月 | 根拠・確認日 |
|---|---|---|---|
| PC・モニター | 所有品を使うなら0円、更新するなら購入額 | — | 構成と動作確認 |
| マイク・カメラ・接続用品 | 不足するものだけ記入 | — | 商品ページ |
| モデル入手・制作 | 本体価格または見積額 | 保守等があれば別記 | 配布条件・見積もり |
| ソフト・DLC | 買い切り分を記入 | 契約額と請求時期 | 公式ストア |
| 配信画面・音楽等 | 購入・依頼する分を記入 | 契約がある場合に記入 | 素材の提供条件 |
| 通信・保存先 | 追加契約・工事等があれば記入 | 既存分と追加分を分ける | 契約内容 |
| 予備費 | 自分で確保する額を記入 | — | 用途を添える |
例えば、すべての機材とモデルを持っていて、今回購入するものが透かし除去DLCだけなら、追加支出はその購入額です。
一方、同じPCを使っていてもモデルを依頼する場合は、制作費が別に加わります。
この違いを無視すると、「PCがあればいくら」という金額が自分の条件に合わなくなります。
手元の機材が使えるかを確認するときは、モデル表示、マイク録音、OBSへの取り込みを順に試します。
ゲーム配信を予定している場合は、ゲームも同時に起動した条件で確認します。
確認後、使い続ける機材は0円、不足が分かった機材は候補価格、判断できていない機材は未確認として残します。
購入先を比較する前にこの表を埋めると、必要な支出の範囲を決められます。
買い足す機材は、用途と販売時点の価格で判断する
以前の「PCがあれば6千円から」「20万円で環境が整う」という一律の金額は、モデル代や不足する機材、継続費用を含められないため見直しました。
下記は以前から掲載している機材の参照先です。
すべてを購入する前提の推奨セットではありません。
商品欄の金額は表示された確認日時の参考価格で、送料・構成変更・購入時の確定額まで保証するものではありません。
予算表へ転記する際は、販売ページで選んだ構成、送料、税込の支払総額と確認日を記録してください。
マイクは、手持ち品で録音を確認してから
まず今のマイクで声を録音し、音量、ノイズ、接続先を確認します。
使えるマイクがあるなら、購入費を重ねて計上する必要はありません。
接続方法や選ぶ条件はVTuber用マイクの選び方へ進んでください。
描画機器は、自作する作業がある場合に検討する
モデルを購入・依頼する人まで、板タブや液タブを予算に入れる必要はありません。
自分で描く場合も、所有する描画機器と制作ソフトを確認してから不足分を足します。
Live2Dモデル制作の環境では描画機器を選ぶ際の条件を確認できます。
PCはモデル・ゲーム・録画を同時に動かす条件で選ぶ
特定のGPUが入っているだけでは、希望する画質やフレームレートで安定して配信できるとは判断できません。
手持ちPCで予定のモデルとOBSを起動し、ゲーム配信ならゲームも同時に動かして録画を確認します。
下記2件は構成を比較するための既存掲載例です。
モデル、ゲーム、解像度などを揃えた今回の実測結果ではなく、安定動作の保証ではありません。
旧見出しの約18.8万円・約28.4万円は、商品欄の記録価格と一致していなかったため削除しました。
販売ページの構成と価格を確認し直してから、ご自身の予算に含めてください。
必要条件はVTuber配信PCの選び方、既存の機種紹介はVTuber配信PC比較で確認できます。
必要性が決まっていない機材は、購入を保留する
顔の動きを取り込む機器は、利用するアプリに対応したカメラやスマートフォンを選びます。
所有するスマートフォンが対応するか未確認なら、Webカメラ不要とは決めず「未確認」に残します。
キャプチャーボードは外部機器の映像をPCへ取り込む必要があるかで判断します。
オーディオインターフェースも、マイクなどの接続方式と必要な機能を確認してから予算に入れます。
追加購入前に、マイクの位置や入力音量を変えて録音し、設定変更で改善するかを確かめましょう。
OBSのエンコーダーは、搭載機器と利用できる方式に合わせて選びます。
声を変える場合はボイスチェンジャーの選択肢、機材全体の優先順位はVTuberの配信機材を参照してください。
購入前に初期費用と継続費用を別々に合計する
購入する物と依頼する作業の金額が確認できたら、初期の追加支出を合計します。
モデル一式の見積もりに含まれるイラストやモデリングを二重に加算しないようにします。
月額・年額契約は、金額だけでなく請求月、更新条件、解約条件も記録します。
年額を12で割った比較額と、実際の月の支払いを混同しないでください。
未確認の項目が残っている場合は「確認済み分の小計」として扱い、開始に必要な総額が確定したとは考えないでください。
公式情報の最終確認日:2026年10月5日(日本時間)。
商品カードは各欄に記載された価格確認日時を参照してください。
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