iVCam(アイブイカム)は、スマホをWindowsパソコンのWEBカメラにするソフトです。
専用のWEBカメラを購入しなくても、手持ちのiPhoneやAndroidをWEBカメラとして使えます。
必要な環境と特徴は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パソコン側 | Windows 7 SP1 / 8 / 10 / 11(Macには非対応) |
| スマホ側 | iPhone(iOS)/ Android |
| つなぎ方 | Wi-Fi または USBケーブル |
| 料金 | 無料で使える(制限あり・有料版で解除) |
| 使える場面 | Zoomなどの会議、配信、フェイストラッキング |
Wi-Fiだけでなく、USBケーブルでもつなげます。
映像の遅延や途切れを防ぎたいときはUSB接続が安定します。
Macで同じことをしたい場合は、iVCamではなくmacOS標準の連係カメラを使います(記事の後半で解説します)。
iVCamの使い方
実際にiPhoneをWEBカメラとして設定する手順を解説します。
パソコン側とスマホ側の両方にiVCamをインストールし、起動して接続します。
ダウンロードした「iVCam_x64_vx.x.x.exe」を起動してインストールします。

インストールが完了したらソフトを起動します。
初回起動時にファイアウォールの警告が表示されたら、アクセスを許可してください。

iVCamを起動し「接続を待っています…」と表示されればパソコン側の準備は完了です。

iPhoneのApp Storeで「iVCam」を検索してインストールします。

インストール後、iVCamアプリを起動します。
起動時にカメラやマイクへのアクセスを求められたら許可します。
ダイアログで「OK」を選択します。

権限を許可すると、アプリ画面に「iVCam PCを接続中…」と表示されます。

パソコンとスマホの両方でアプリを起動すると接続され、カメラ映像が表示されます。
接続テストとして、PC画面をカメラに向けて撮影してみました。

iPhoneのアウトカメラだけでなく、インカメラへの切り替えも可能です。

フェイストラッキングソフトのnizima LIVEを起動してカメラ入力を確認します。
nizima LIVE側でiPhoneがWEBカメラとして正しく認識されました。

顔の表情のトラッキングも正常に動作します。


Zoomなどのオンライン会議ツールや、VTuber向けの配信ソフトでもWEBカメラとして使用できます。
簡単に設定できますし、便利ですね!
USBケーブルでつなぐ場合
Wi-Fi環境がない場合や映像が途切れる場合は、USB接続を利用します。
- PC側とスマホ側の両方でiVCamを起動しておく
- スマホをUSBケーブルでパソコンにつなぐ
- スマホ側で接続を許可する
USBでつなぐと、Wi-Fiの電波状況に左右されなくなります。
配信など、映像の途切れを避けたい用途ではUSB接続が確実です。
Androidでも同じように使えます
iVCamはAndroid端末にも対応しています。
Google PlayからiVCamアプリをインストールし、iPhoneと同様の手順で接続してください。
無料版と有料版の違い
無料版でも利用可能ですが、いくつかの機能制限があります。
| 項目 | 無料版 | 有料版 |
|---|---|---|
| 解像度 | 640×480まで | 4Kまで |
| ウォーターマーク | iVCamのロゴが入る | 入らない |
| フレームレート | 選べない | 15 / 30 / 60fps から選べる |

顔出しの配信やビジネス会議で使う場合は、透かしロゴが入らない有料版が必要です。
接続テストや一時的な利用、手元撮影などであれば無料版でも対応できます。
つながらないとき
接続待機のまま進まない場合は、以下の項目を確認してください。
| 症状 | 見るところ |
|---|---|
| 接続待ちのまま変わらない | PCとスマホが同じWi-Fiにつながっているか |
| PC側が反応しない | 起動時のファイアウォールの警告でアクセスを許可したか |
| 映像がカクつく・止まる | USBケーブルでつなぎ直す |
| カメラが映らない | スマホ側でカメラとマイクへのアクセスを許可したか |
| ほかのソフトで選べない | 会議ソフトや配信ソフトを一度閉じてから、iVCamを先に起動する |
接続できない原因として多いのは、PCとスマホが同じWi-Fiに接続されていないケースです。
スマホ側がWi-Fiではなくモバイルデータ通信に接続されていないか確認してください。
MacでiPhoneをWEBカメラにする
iVCamはWindows専用で、Macには対応していません。
以前この記事で紹介していたEpocCamは提供が終了しています(App Storeの掲載も終了しています)。
現在のmacOSでは、標準機能の「連係カメラ」でiPhoneをWEBカメラとして利用できます。
サードパーティ製のアプリを別途導入する必要はありません。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| macOS | Ventura 13以降 |
| iOS | 16以降 |
| iPhone | iPhone XR以降(2018年以降の機種) |
| つなぎ方 | 有線・ワイヤレスのどちらでも可 |
| そのほか | 同じApple Accountに2ファクタ認証でサインイン。両方でBluetoothとWi-Fiをオン |
条件を満たした状態でMacとiPhoneを近付けると、会議ソフトのカメラ選択肢にiPhoneが表示されます。
VTuberの始め方や配信環境の構築手順は、まとめから確認できます。

配信と録画の記事は、ほかにもあります。



まとめ
- iVCamはスマホをWindowsのWEBカメラにするソフト。iPhoneとAndroidの両方に対応
- Wi-FiでもUSBでもつなげる。接続の安定性を重視するならUSBが確実
- 無料版は640×480まで・ロゴ入り。ビジネスや顔出し配信で使うなら有料版を検討
- つながらないときは同じWi-Fiかとファイアウォールのアクセス許可を確認
- MacはiVCam非対応。標準の連係カメラを使う(macOS 13以降・iOS 16以降・iPhone XR以降)
- 以前紹介していたEpocCamは提供を終了している
この記事は2026年9月11日時点の公式情報をもとに記載しています。

顔認識に使うカメラの選び方
顔の追従精度が不足する場合は、照明環境やアプリの入力設定を確認し、WEBカメラと対応スマートフォンの仕様を比較検討してください。
運営メディア「デザノマ」の顔認識に使うカメラの選び方で確認できます。


