VTuberがゲーム配信をするとき、キャプチャーボードが必要かどうかは、映像をどの機器からPCへ取り込むかで決まります。
2026年10月24日に公式情報を照合しました。今回は機器接続・遅延・録画・実際の配信は検証していません。
結論からまとめます。
同じPCでゲームとOBSを動かすなら、通常はキャプチャーボード不要です。別PCのHDMI映像を取り込む構成では使う場合があります。
ゲーム機やカメラなどのHDMI映像をPCへ取り込み、モデルと合成する場合に候補になります。PS5本体のブロードキャストだけなら別の構成です。Switch LiteはTVモード非対応で、通常のHDMI取り込みはできません。
キャプチャーボードが必要か、30秒で判定
| 配信するもの | キャプチャーボード | 理由 |
|---|---|---|
| 同じPCのゲーム | 通常不要 | 配信ソフト(OBSなど)でゲーム画面を直接キャプチャできます |
| 雑談・歌配信 | 映像入力による | USBカメラやモデルだけなら通常不要。HDMIカメラなら候補 |
| Switch・PS5などの家庭用ゲーム機 | 必要 | HDMI出力対応機の映像をPCへ取り込む構成。Switch Liteは対象外 |
| スマホゲーム | △ 条件による | ミラーリングソフト等で代用できる場合があります |
PCゲーム画面を取り込む手順はOBSで制限なく無料でPC録画をする方法、スマートフォンの画面を映す方法は携帯の画面をPCに表示する方法をご覧ください。
キャプチャーボードを選ぶ3つの基準
① パススルー出力機能があるか
操作用モニターを別に使いたい場合に確認する機能です。
パススルーとは、ゲーム機の映像信号をPCへ送りつつ、同時に別のモニターやテレビへ出力する機能です。PCの処理を経たプレビューより遅延を抑えやすい一方、接続機器を含む遅延ゼロを保証するものではありません。
パススルー機能がない製品を使うと、PC側の配信プレビュー画面を見ながら操作する構成になりやすくなります。
配信ソフト上のプレビュー画面には表示遅延が生じるため、アクションゲームや音ゲーなどの操作が難しくなります。
リアルタイム操作を伴うゲームを配信するなら、パススルー対応製品を選びましょう。
② 対応解像度・フレームレート
仕様表を見る際は、2種類の解像度表記を区別してください。
- 録画・配信解像度:実際に配信・録画される解像度です。
1080p60は候補ですが、希望する配信・録画条件に合わせて選びます - パススルー解像度:手元のゲーム用モニターへ出力できる解像度です。
4K出力に対応したモデルもあります
1080p60を基準に検討できますが、用途によって30fpsや4Kも選択肢になります。
必要な回線帯域・PC負荷・保存容量は設定によって変わります。視聴割合は本記事では調査していません。
手元で4Kプレイをする場合は、4Kの何fpsまで通せるか、HDR・VRR対応、HDMIケーブルとモニターの条件も確認してください。
③ PCとの接続方式
手軽に接続できるUSB外付けタイプが主流です。
PCケースを開ける必要がなく、ノートPCでもそのまま利用できます。
USBの必要速度は製品と取り込み形式によります。仕様で指定されたポートとデータ通信ケーブルを使い、まずPCへ直接接続して確認します。
USB 3.0必須の機器を2.0へつなぐと制限や不具合が生じる場合があります。一方、GC311のようにUSB 2.0対応として設計された機器もあります。端子形状と通信速度を分けて確認してください。
掲載機器の仕様と確認点
AVerMedia StreamLine MINI+(GC311G2)
メーカー公式仕様ではUSB 3.0 Type-C接続です。GC311とは別機種です。
最大4K60のパススルー表示に対応し、配信は1080p60で出力できます。
OS・PC性能・録画ソフトの条件も照合してください。HDMIケーブル等の準備が必要で、実機の遅延や安定性は今回測定していません。
ゲーム機のHDMI出力はGC311G2のHDMI入力へ、操作用モニターはHDMI出力へつなぎ、USBで配信用PCへ接続します。
Windows・macOSのOBSでは「ソース」の+から「映像キャプチャデバイス」を追加し、プロパティのデバイス欄で接続した機器を選びます。
操作はOBS公式の映像入力ガイドに沿ったもので、今回は実機での取り込みを確認していません。
「No Signal」なら、メーカーの対処手順に従い、分配器を外したHDMI直接接続と入力解像度・fpsの対応を確認します。
Switchでは、HDMI出力対応ドックに電源が接続されているかも確認してください。
映像が表示された後に短く録画し、ゲーム音・マイク音・口の動きとの同期を再生して確かめます。
UGREEN 4K HDMI表記の旧候補|型番照合が必要
旧カードの名称だけでは正確な型番を特定できていません。「4K」が入力・パススルー・録画のどれを指すか、HDMI OUT端子があるかを販売元で確認してください。
価格だけで選ばず、型番と入力・出力条件を照合してから検討する対象になります。
現在の価格・在庫・同梱物と、PC/OBSでの動作は今回確認できていません。
2PC配信(配信用PCを分ける構成)は必要か
機材構成を調べていると「2PC配信」という手法を目にすることがあります。
ゲームプレイ用PCと配信処理用PCの2台に役割を分担させる構成です。
まず手持ちの1台で動作を確認し、負荷の分離や運用上の必要性がある場合に2台構成を検討します。初心者かどうかだけで必要性は決まりません。
| 1PC配信 | 2PC配信 | |
|---|---|---|
| 必要な機材 | PC 1台 | PC 2台+映像/音声の転送手段 |
| エンコード方式 | 対応ハードウェア方式またはx264 | 配信用PCの対応方式を選択 |
| 画質面 | コーデック・ビットレート・設定次第 | 台数だけで優劣は決まらない |
| 導入コスト | 抑えられる | 既存PCの流用と追加機材次第 |
| 適した対象 | 構成を簡潔にしたい場合 | 処理や運用を分離したい場合 |
2PC構成はゲームと配信の負荷・操作を分離する方法です。配信用PCでNVENCなどを使うこともでき、x264専用ではありません。
HDMIキャプチャーのほかネットワーク転送を使う構成もあります。映像だけでなく音声経路・同期・操作の複雑さも比較してください。
GPU(NVENC)の処理性能と画質は大きく進化しており、1台のPCでも十分綺麗な映像を配信できます。
機材を増やす前に、OBSの負荷対策を参考に描画遅延とエンコード遅延を確認してください。2台化・GPU更新・音声改善のどれが必要かは、現在の問題によって変わります。
エンコード方式の具体的な違いはVTuber配信PCの選び方で解説しています。
ゲーム配信時はPCスペックの要求水準も上がる
見落とされやすい点ですが、VTuber配信ではトラッキングソフトに加えてゲーム本体の要求スペックも同時にかかります。
アバターモデルの描画、配信エンコード、ゲーム処理の3重負荷がPCに同時にかかるためです。
| 配信するゲーム | 確認する負荷 |
|---|---|
| 軽量なゲーム・雑談配信中心 | モデル・OBSシーン・同時起動ソフト |
| 高負荷なPCゲーム | ゲーム設定とモデル/OBSの同時負荷 |
| 家庭用ゲーム機(Switch・PS5等) | キャプチャー入力・モデル描画・OBS合成/エンコード・音声処理 |
家庭用ゲーム機を配信する場合、ゲーム処理自体の負荷はゲーム機本体側が担います。
PCでゲーム自体を実行しない分の負荷は減りますが、映像入力・モデル・OBS・音声の処理は残ります。ゲーム機配信なら特定GPUで必ず動くという保証ではありません。
各GPU・パーツ構成の詳細な比較はVTuber配信PC比較で紹介しています。
まとめ
- 同じPCのゲームをOBSで取り込むなら通常キャプチャーボード不要
- ゲーム機のHDMIをPCへ取り込む場合に使う。
操作用モニターにはパススルーが候補。機器ごとの条件を確認 - 入力・録画・パススルーの各仕様を確認。
希望する解像度・fps・HDR等を区別する - 2PC構成は必要性を確認してから検討。
既存PCの負荷や運用の問題に合わせて判断する
配信に必要な機材一覧と優先度はVTuberの配信機材【優先度順】で詳しく紹介しています。
キャプチャーボードを買う前に、運営メディア「デザノマ」の選び方ガイドで、録画とパススルーの違い・接続条件・型番を確認できます。
商品カードは旧登録情報です。現在の価格・在庫・全仕様は未確認です。
2026年10月24日に本文・公式仕様を確認。実機の接続・遅延・音声同期・画面表示は未検証です。
価格は変動するため、購入前に各販売ページで最新の情報をご確認ください。
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よくある質問:VTuberのゲーム配信とキャプチャーボード
VTuberのゲーム配信に、キャプチャーボードは必要ですか?
同じPCのゲーム画面をOBSへ取り込むなら通常不要です。ゲーム機・別PC・HDMIカメラなどの映像をPCで合成する場合に候補になります。PS5本体だけの配信とは別で、Switch Liteは通常のHDMI出力に対応しません。
キャプチャーボードを選ぶ基準は何ですか?
入力・録画・パススルーの解像度とfps、HDR/VRR、USB速度、OSとソフト、音声経路を確認します。「4K対応」という名称だけでは判断できません。
パススルー出力とは何ですか? なぜ重要ですか?
入力映像を別のモニターへ出力する機能です。PCプレビューの処理遅延を避けやすく、操作用に役立ちますが、モニターを含む遅延ゼロを保証しません。
解像度は、4K対応が必要ですか?
希望する録画と手元プレイの条件によります。1080p60は候補の一つです。4K入力・4Kパススルー・4K録画は別の仕様で、回線やPC負荷も考慮します。
PCとはどう接続しますか?
製品指定のポートとケーブルを使います。GC311G2はUSB3.0、別製品GC311はUSB2.0です。端子形状だけで速度を判断せず、必要な映像形式で動作確認してください。
2PC配信(配信用PCを分ける構成)は必要ですか?
必須ではありませんが、負荷や運用を分けたい場合に候補になります。2台でもハードウェアエンコーダーを使え、1台でもx264を使えます。費用や画質は台数だけでは決まりません。
ゲーム配信ではPCの性能はどのくらい必要ですか? 製品の価格は?
モデル・ゲーム・OBSを同時に動かす条件で確認します。GC311G2の4K60パススルー/1080p60録画は公式確認済みですが実機未検証です。UGREEN旧カードは実型番未照合で、両商品の現行価格・在庫は確認できていません。
