VTuberの配信で手や指を動かすには、ハンドトラッキングに対応したソフトを選びます。
各ソフトの公式の説明から、対応の違いを整理しました。
- VTube Studio:Google MediaPipeによる実験的な手トラッキング。Windows・macOS
- VSeeFace:内蔵の手トラッキングはLeap Motion。外部データ受信は別途設定
- Warudo:MediaPipe内蔵。Leap Motion Controller 2を推奨
- Animaze:ウェブカメラのMediaPipeとUltraleapに対応。モデル側の腕・手の設定も必要
2026年10月24日に公式資料を再確認しました。実機での精度・遅延・負荷の比較は行っていません。対応機器だけでなく、モデルに腕・手指を動かす仕組みがあることも確認してください。
仕様や数値は変わることがあるので、最新は公式ページで確かめてください。
VTube Studio
VTube Studioの公式のwikiには、Google MediaPipeを使った、実験的な手のトラッキングが書かれています。
- Windows・macOSのみ
- ウェブカメラの設定で、「手のみ」か「顔と手」を選ぶ
- 顔をiPhoneで追うときは、「手のみ」を選ぶ
- ジェスチャーで、ホットキーを動かせる
手を速く動かすと追跡が外れることがあります。追跡値を検出できても、Live2Dモデルに手や指の変形パラメータがなければ手は動きません。入力値をモデルの出力パラメータへ割り当てるか、検出したジェスチャーをホットキーに割り当ててください。
VSeeFace
VSeeFace内蔵の手トラッキングはLeap Motionを使います。ウェブカメラによる手の推定は内蔵されていません。公式FAQには外部ソフトから追跡データを送る方法も紹介されているため、すべての構成でLeap Motionだけが唯一の手段という意味ではありません。
- 公式FAQでは古いV2ソフトからGemini V5.2への更新を案内。機器・アプリと互換性のあるドライバーを確認する
- ウェブカメラでの手のトラッキングは、当面ないという趣旨の記述
- Live2Dには非対応
Warudo
Warudoの公式ドキュメントには、MediaPipeが内蔵されていると書かれています。
- ウェブカメラで顔は40以上のARKitブレンドシェイプ、手は手首と指を追跡する
- Leap Motion Controller 2を推奨。初代も使える
- MediaPipe Trackerの[Calibrate Hand Tracking]で調整する。手のひらをカメラへ向け、片手を耳の横へ上げて確定する
Animaze
AnimazeはウェブカメラによるMediaPipeの手追跡と、Ultraleap機器の手追跡に対応しています。以下はUltraleapを使う場合の条件です。
- デスクモードとチェストモードがある
- 3D・VRMのほか、腕の変形と入力割り当てを設定したLive2Dにも対応
- 3Dでは腕・手のあるモデルを使う。Live2Dはモデルの変形とAnimaze EditorのRetargeting Overridesを設定する
公式の1.27.12653告知ではMediaPipeによるウェブカメラの顔・手追跡が通常ブランチへ導入済みです。[Settings]→[Advanced Tracking Configuration]→[Select Trackers]でMediaPipeの[Hands]を有効にします。iPhoneの顔追跡との同時利用は、この告知だけでは現在の対応を確定できません。
並べて比べる
| ソフト | 手の追跡の方法 |
|---|---|
| VTube Studio | MediaPipe(実験的) |
| VSeeFace | 内蔵はLeap Motion。外部データ受信は別設定 |
| Warudo | MediaPipe、Leap Motion、ほか |
| Animaze | MediaPipe(ウェブカメラ)、Ultraleap |
この記事では同一条件での実測比較をしていません。照明・手の遮蔽・カメラやセンサーの配置・PC負荷・モデルの可動域によって結果が変わるため、対応表を精度の順位としては扱わないでください。
関連記事:VTuberのトラッキングソフトの比較
まとめ
- Live2Dで試すなら、VTube StudioのMediaPipe
- VSeeFaceの内蔵機能で手を追うならLeap Motionを使う
- 3Dなら、Warudoが対応の幅が広い
参考:VTube Studio手追跡、VSeeFace公式FAQ、WarudoのMediaPipe/Leap Motion、AnimazeのUltraleap設定/Live2D設定。
よくある質問:VTuberのハンドトラッキング
VTube Studioで手のトラッキングはできますか?
公式のwikiには、Google MediaPipeを使った実験的な手のトラッキングが書かれています。Windows・macOSのみで、ウェブカメラの設定で「手のみ」か「顔と手」を選びます。顔をiPhoneで追うときは「手のみ」を選び、ジェスチャーでホットキーを動かせます。手を速く動かすと、追跡が外れることがあります。
VSeeFaceで手を動かすには何が必要ですか?
VSeeFace内蔵の手トラッキングはLeap Motionを使います。ウェブカメラによる手の推定は内蔵されていません。公式FAQには外部ソフトから追跡データを送る方法も紹介されているため、すべての構成でLeap Motionだけが唯一の手段という意味ではありません。公式FAQでは古いV2ソフトからGemini V5.2への更新を案内。機器・アプリと互換性のあるドライバーを確認してください。ウェブカメラでの手のトラッキングは当面ないという趣旨の記述があり、Live2Dには非対応です。
Warudoの手のトラッキングはどうですか?
Warudoの公式ドキュメントには、MediaPipeが内蔵されていると書かれています。ウェブカメラで、40以上のARKitブレンドシェイプと、手首と指を追えます。Leap Motion Controller 2を推奨し、初代も使えます。ほかのモーション入力にも対応しますが、全身追跡と指の追跡は別です。mocopiなどの対応だけで、指まで動かせるとは判断しないでください。
Animazeではどうですか?
Animazeは、Ultraleapのハンドトラッキングに対応していて、デスクモードとチェストモードがあります。3D・VRMのほか、Live2Dにも対応手順があります。Live2DではCubismで腕の変形を用意し、Animaze Editorで手の入力を腕のパラメータへ割り当てます。腕や手を動かす仕組みのないモデルでは再現できません。公式の1.27.12653告知ではMediaPipeによるウェブカメラの顔・手追跡が通常ブランチへ導入済みです。[Settings]→[Advanced Tracking Configuration]→[Select Trackers]でMediaPipeの[Hands]を有効にします。iPhoneの顔追跡との同時利用は、この告知だけでは現在の対応を確定できません。
Live2Dと3Dでは、どのソフトから試せばよいですか?
記事のまとめでは、Live2Dで試すならVTube StudioのMediaPipe、VSeeFaceの内蔵手トラッキングはLeap Motionを使う、3DならWarudoが対応の幅が広い、としています。
追跡の精度は比べられていますか?
比べていません。この記事では同一条件での実測比較をしていません。照明・手の遮蔽・カメラやセンサーの配置・PC負荷・モデルの可動域によって結果が変わるため、対応表を精度の順位としては扱わないでください。
記事の内容はいつ時点で、実機で確認していますか?
2026年10月24日に公式資料を再確認しました。実機での精度・遅延・負荷の比較は行っていません。対応機器だけでなく、モデルに腕・手指を動かす仕組みがあることも確認してください。仕様や数値は変わることがあるので、最新は公式ページで確認してください。
