VRoid Studioの通常のモデル編集からはVRM 0.0かVRM 1.0を選んで書き出せます。一方、着せ替え機能からのVRM出力は1.0のみです。まず使う機能と、出力先アプリの対応形式を確認してください。
公式のヘルプとVRMコンソーシアムの資料から、違いと注意点を整理しました。
- 手順は、右上のアイコンから「VRMエクスポート」(Export VRM)を選ぶ
- エクスポート設定で、VRM0.0かVRM1.0を選べる
- 必須項目は、VRM0.0が「タイトル」と「作者」、VRM1.0が「アバター名」と「作者」
- VSeeFaceは、公式サイトでVRM 1.0に非対応と書かれている
2026年10月24日に公式ヘルプと対応アプリの資料を再確認しました。VRoid Studioでの書き出しや各アプリへの読み込みは実機未検証です。
仕様や数値は変わることがあるので、最新は公式ページで確かめてください。
書き出しの手順
- VRoid Studioの右上のアイコンから、「VRMエクスポート」(Export VRM)を選ぶ
- エクスポート設定で、VRM0.0かVRM1.0を選ぶ
- アバター名またはタイトル・作者を入力し、利用条件を元データの規約に合わせて設定する
- 保存先を選んで書き出し、利用先で表情・視線・髪や衣装の揺れを確認する
書き出し先のアプリが、どの形式に対応しているかを、先に確認するように案内されています。
通常のモデル編集で再編集するために、元の.vroidファイルを保存しておきます。.vrmを.vroidとして読み戻すことはできません。ただし、VRoid Studioの着せ替え機能ではVRMをアバターとして扱えます。この2つの機能を区別してください。
VRM 1.0の変更点
VRMの公式サイト(vrm.dev)には、VRM 1.0は2022年9月に公開されたと書かれています。
VRM 0.xは、非推奨です。
- モデルの前方向がZ−からZ+になった
- meta、humanoid、expression(旧blendshape)などが、VRMC_*の拡張になった
- VRMC_node_constraintが新設された
- MToonが、VRMC_materials_mtoonになった
VRoidのFAQには、VRM 1.0側の追加として、カプセルコライダー、ジョイント単位のSpringBoneJoint、MToon10のMatCapマスクが挙がっています。
着せ替え機能の書き出し
着せ替え機能で編集したアバターのVRM出力は1.0のみです。通常のモデル編集からの出力は0.0と1.0を選択できます。
着せ替えた状態をVRM 0.xで使いたい場合、この書き出し画面から0.xを選ぶことはできません。変換を検討する場合も、元モデル・衣装の利用条件と変換先での表現を確認してください。
【2026年10月24日に再確認】VSeeFaceの公式サイトを2026年10月24日(日本時間)に見直したところ、「VSeeFaceはVRM0の規格のみに対応し、VRM 1.0には対応していない」という記載は変わっていませんでした。VRoid Studioなどからモデルを書き出すときは、VRM0の書き出し形式を選ぶよう案内されています。VRM 1.0のモデルを読み込むと、「NotVrm0Exception」というエラーが出る旨のFAQもあります。
アプリごとの対応
- VSeeFace:VRM 0のみ。VRM 1.0は非対応(公式サイト)
- Warudo:VRM 0.x、VRM 1.0、.warudoに対応
Warudo公式のCharactersフォルダー説明にはVRM 0.xと1.0の両方が明記されています。AnimazeのVRM取り込みガイドは0.0仕様を参照しており、今回確認したガイドでは1.0対応を確定できませんでした。
拡張子はどちらも.vrmです。ファイル名だけで規格を判断せず、書き出し時の選択と利用先の対応版を確認してください。
関連記事:VSeeFaceの使い方
使うアプリと編集機能から形式を選ぶ
書き出し形式は、使うアプリの対応で決めます。
- VSeeFaceで使う:VRM0.0を選びます。VSeeFaceはVRM 1.0に対応していません。
- Warudoで使う:公式資料ではVRM 0.xと1.0の両方に対応しています。読み込み後、表情・揺れ・マテリアルを確認します。
- Animazeで使う:VRM 1.0に対応しているかは、公式の記述を確認できていません。
- 着せ替えの機能を含めて書き出したい:着せ替え機能からのVRM出力は1.0のみです。
- どのアプリで使うか決まっていない:再編集用の.vroidを保存し、使用先が決まってから対応形式で書き出します。
VRM 0.xは非推奨とVRMの公式サイトに書かれていますが、使うアプリが対応していなければ読み込めません。
よくある質問:VRMの書き出しで迷ったときのチェックリスト
VRM 0.0とVRM 1.0は、どう選べばよいですか?
エクスポート設定でどちらかを選びます。使うアプリの対応形式を、先に確認してください。VRM 1.0は2022年9月に公開され、VRM 0.xは非推奨とされています。
VSeeFaceで、VRoid Studioのモデルが読み込めません。
VRM 1.0で書き出していないかを確認してください。VSeeFaceはVRM0の規格のみに対応していて、VRM 1.0には対応していません。VRM0の形式で書き出し直します。
書き出しに必要な項目は、何ですか?
VRM0.0は「タイトル」と「作者」、VRM1.0は「アバター名」と「作者」が必須項目です。
書き出した.vrmファイルを、VRoid Studioに読み込めますか?
通常の.vroidモデル編集へ直接読み戻して編集することはできません。元の.vroidを保存しておいてください。一方、着せ替え機能ではVRMをアバターとして利用できます。
VRM 1.0で、何が変わりましたか?
モデルの前方向がZ−からZ+になり、meta、humanoid、expression(旧blendshape)などがVRMC_*の拡張になりました。VRMC_node_constraintが新設され、MToonはVRMC_materials_mtoonになりました。
着せ替え機能は、どちらの形式で書き出せますか?
着せ替え機能で編集したアバターのVRM出力は1.0のみです。通常のモデル編集からの出力は0.0と1.0を選択できます。衣装やアバターの利用条件も確認してから書き出してください。
まとめ
- 書き出しのときに、VRM0.0か1.0かを選ぶ
- 使うアプリの対応形式を、先に確認する
- VSeeFaceは、VRM 0向け
参考:VRoid公式の通常のVRMエクスポート、着せ替え機能からのVRM出力、着せ替え機能でのVRMの扱い、VRM 0.x対応範囲のFAQ、VRM 1.0の座標系。
