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vorpXの使い方|対応ゲーム・表示方式・購入前の確認

vorpX

vorpXは、対応するPCゲームをVRヘッドセット向けに表示するソフトウェアです。購入前にゲームの対応状況と表示方式を確認してください。ステレオ3D表示と、VR専用ゲームと同じ操作ができることは別です。

2026年10月3日に公式の機能説明と対応ゲーム一覧を確認しました。今回の実機検証は行っていません。後半の画像とゲーム使用記録は旧著者のものです。

テクニカルアーティスト(デザイナー×エンジニア)として映像・ゲーム・WEB業界で技術的なことをお仕事にしています。VRは趣味です。
書籍:Unityデザイナーズ・バイブル
Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generation

目次

すべてのPCゲームをVR化できるわけではない

公式はDirectX 9〜12と一部の古いOpenGLゲームへの対応を案内しています。ゲームごとのプロファイルと表示機能には違いがあり、未対応タイトルでステレオ3Dを使えるとは限りません。公式対応ゲーム一覧でタイトルを個別に確認しましょう。

購入前に確認する順番

  1. 遊びたいゲームの正確なタイトルと、使用する配布版を確認する。
  2. 公式リストの対応状況と、個別タイトルの公式案内を調べる。
  3. PCとヘッドセットの接続を、通常のPCVRアプリで先に確認する。
  4. ゲーム側の動作条件、ヘッドセットの対応方式、現在のライセンス・価格を確認する。

シリーズ名だけで対応を判断せず、作品単位で確認してください。公式リストにないタイトルは、プロファイルを作れば必ず動くという前提で購入しないようにします。

表示方式と操作を分けて判断する

  • ステレオ3D:左右の目に異なる画像を表示する機能。使用できる方式はタイトルに依存する。
  • 画面モード:ゲームを大きなスクリーンで見る使い方もある。フルVR表示と区別する。
  • DirectVR:対応タイトルで設定や視点などを調整する機能群。すべてのゲームに同じ機能が付くわけではない。
  • コントローラー:通常のゲーム操作を割り当てる機能と、VR専用の手の操作を区別する。

導入・認証と設定を進める

インストーラーと認証方法は購入時の公式案内に従います。過去の記事の価格や認証待ち時間を現在の共通条件にせず、ライセンス情報やキーは公開しないでください。

接続後に対象ゲームを起動し、表示モード、視点、入力を一つずつ確認します。変更前のゲーム設定を控えておけば、元の画面で遊ぶ場合に戻せます。オンライン機能を使うゲームでは、そのゲームの利用条件と外部ソフトの扱いも確認してください。

UEVRやPCVR接続の記事も確認する

Unreal Engine製ゲーム向けの別方式はUEVRの案内、PC接続で止まる場合は接続トラブルの診断へ進めます。目的のゲームの対応状況を基準に方式を選んでください。

参考にした公式情報

確認日:2026年10月3日。

旧著者の購入画面・NaissanceEの使用記録を読む

以下は旧記事を保存した記録です。価格、OS要件、認証方法、Air Linkの旧画面は当時の条件で、今回再検証した結果ではありません。

VR機器を持っていても、遊びたい専用タイトルが見つからないと感じる場面は少なくありません。

一方で、通常のPCゲームには魅力的なタイトルが数多く揃っています。

実は、PCゲームをVR化するドライバーソフトが存在します。

それがvorpX(ヴォープエックス)です。

vorpXを導入すれば、バイオハザードやダークソウルなどの作品をVR機器の視点でプレイできます。

既存のPCゲームをまったく新しい感覚で遊べる点が大きな魅力です。

本記事では、vorpXの導入手順や基本的な設定方法を詳しく解説します。

すいみん

VRの没入感は半端ないので、VR化して遊ぶのは面白そうです!

vorpX(ヴォープエックス)の概要

vorpXは、Meta RiftのようなPC用VRヘッドセットに特化した3Dドライバーで、多くのDX9-DX11ゲームに対応しています。

vorpXは、表示された画像をヘッドセットでゲームを見るのに適した出力に変換し、多くの場合、ステレオスコピック3Dで表示します。この基本機能に加えて、vorpXはVRに特化した多くの機能を備えています。

vorpX 公式

vorpXとは、通常はVRに対応していないPCゲームをVR空間で遊べるように変換するドライバーソフトです。

vorpXは2016年頃から開発が続けられており、Oculus Rift(CV1)をはじめとする歴代デバイスへの対応や機能アップデートが継続して行われています。

動作要件と対応デバイス

PCのシステム要件は、VR Readyスペックを満たす構成であれば動作します。

  1. 高速なクアッドコアプロセッサ
  2. nVidiaまたはAMDの最新グラフィックカード(nVidia推奨)
  3. Windows 7またはそれ以上

対応機器にはMeta Quest 2などの一般的なVRヘッドセットが含まれています。

  1. Meta系
  2. SteamVR(Vive、Index、Pimaxなど)
  3. Windows Mixed Realityヘッドセット。

対応している主なPCゲーム

vorpXを利用することで、多くの人気ゲームシリーズをVR環境でプレイできます。

  • アサシン クリード
  • バットマン
  • バトルフィールド
  • バイオショック
  • ファイナルファンタジー
  • ボーダーランズ
  • コール オブ デューティ
  • ダークソウル
  • フォールアウト
  • ファークライ
  • グランド・セフト・オート
  • バイオハザード
  • タイタンフォール

対応タイトルの詳細な一覧は公式サイトで確認できます。

すいみん

リスト外のゲームの動作は保証されません。

ただし、チート対策ツールなどの外部干渉検知システムが導入されているオンラインゲームはVR化できません。

Fall Guys、Fortnite、Apex Legendsなどのタイトルは起動できない、またはVR化に対応しないため注意してください。

vorpX(ヴォープエックス)の購入とライセンス認証手順

まずは公式サイトからvorpXを購入します。

購入後にアクティベート(ライセンス認証)の手続きが必要です。

STEP

公式サイトからvorpX(ヴォープX)を購入する

vorpX公式サイトにアクセスします。

メニューの「Get vorpX」をクリックすると購入ページへ移動します。

メニューのGet vorpXをクリックして購入ページへ移動する画面。

購入ページで現在の販売価格を確認します。

執筆時点では4,725円(税込)と表示されていました。

購入ページに表示された現在の販売価格の確認画面。

決済方法にはPayPalなどを利用できます。

「今すぐ購入」を選択して決済を完了させます。

決済方法を選択し今すぐ購入をクリックして手続きを進める画面。
STEP

ソフトのダウンロード&インストール

決済完了後、インストーラーのダウンロードリンクが発行されます。

表示されたリンクからインストーラーをダウンロードします。

決済完了後に発行されたダウンロードリンクからインストーラーを取得する画面。

ダウンロードした「vorpX_WebSetup.zip」を展開し、中にある「vorpX_WebSetup.exe」を実行します。

画面の指示に従ってインストールを進めます。

ダウンロードした実行ファイルを開いて画面の指示に従いインストールを進める様子。
STEP

リクエストコードのメール送信

購入時に届く確認メールには、認証手順が記載されています。

To activate vorpX please follow these steps:

  1. Install vorpX
  2. Send an e-mail with the REQUEST CODE that is displayed in the license dialog to register@vorpx.com .

If you have any questions, we would be happy to welcome you at our web forum: www.vorpx.com/forums .

vorpXをアクティベートするには、以下の手順に従ってください。

  1. vorpXのインストール
  2. ライセンスダイアログに表示される「REQUEST CODE」を電子メールで register@vorpx.com に送信します。

ご不明な点がある場合は、公式Webフォーラム(www.vorpx.com/forums)を参照してください。

インストール完了後にソフトを起動すると「REQUEST CODE」が表示されます。

このコードを48時間以内に「register@vorpx.com」宛てへメールで送信します。

インストール後の起動時に画面に表示されたリクエストコード。

表示されたリクエストコードを本文に記載してメールを送信してください。

指定のメールアドレス宛てにリクエストコードを記載して送信する画面。

送信後、自動返信ですぐに認証コードが記載されたメールが届きます。

送信後に自動返信で届いた認証コード記載のメール内容。

返信メールには、Registration NameとKeyが記載されています。

メールに記載された情報をvorpXの認証画面に入力してアクティベートを実行します。

Registration Name欄には、名前とメールアドレスを入力します。

例:山田 太郎 (yamada@gmail.com)

Key欄にはメールに記載された長い英数字のキーを貼り付けます。

認証画面の名前やメールアドレスおよびキーの入力欄。

入力が正しければアクティベートが完了します。

入力完了後にアクティベートが正常に行われた画面。

失敗した場合は慌てずに「Start vorpX」から再起動し、入力内容を確認して再度ペーストしてください。

認証に失敗した際にソフトを再起動して確認する案内画面。

最後にソフトが正常に起動しているか確認します。

手続き完了後にソフトが正常に起動しているか確認する画面。

これでvorpXの購入と認証手続きは完了です。

vorpXで実際にゲームを起動する手順

手持ちのSteamゲームをVR化して動作を確認してみましょう。

対応タイトルの一覧は公式リストから確認できます。

公式サイトに掲載されている対応ゲームタイトルの一覧。

以下は旧著者が「NaissanceE」を使用した過去の記録です。

STEP

vropXを起動する

ショートカット「Start vorpX」を実行し、vorpXを事前に起動しておきます。

ゲーム起動前にショートカットからソフトを事前に立ち上げた状態。

vorpXを起動した状態で対象ゲームを起動すると、自動的にVR化処理が適用されます。

STEP

PCのMetaアプリを起動する

今回はMeta Air Linkを使用してMeta Quest 2とPCを接続してプレイします。

PC側のMeta Questアプリを起動し、「設定」>「ベータ」から「Air Link」を有効にします。

STEP

Meta Quest2を起動して Meta Air Link 接続

Meta Quest 2本体を起動します。

クイック設定パネルからAir Linkを選択し、対象PCへ接続します。

ガーディアン設定は静止モードを推奨します。

境界線の設定によっては画面が正しく表示されない場合があります。

STEP

NaissanceEをゲームを起動

接続完了後、Steam側からゲームを起動します。

ゲーム起動時に「Attaching to UDK.exe」などのメッセージが表示され、vorpXのフック処理が行われます。

ゲーム起動時に画面上にフック処理のメッセージが表示される様子。
STEP

ゲームを遊ぶ

Air Linkで接続されていれば自動でVR表示へ切り替わり、ヘッドセット内にゲーム画面が投影されます。

ゲーム内のプレイ開始ボタンを押し、実際の動作を確認してください。

ヘッドセット内にゲーム画面が投影されプレイを開始する画面。

NaissanceEは一人称視点の探索脱出系ゲームです。

頭の動きに合わせて視点は追従しますが、ネイティブVR専用に作られたゲームではないため酔いを感じやすい傾向があります。

快適にプレイするにはゲームごとのプロファイル設定による視野角や立体感の調整が重要です。

VR化できないゲームの例と理由

Steam版「Fall Guys」でのVR化を検証しました。

検証対象として挙げられたSteam版ゲームタイトルの画面。

vorpXのプロファイル一覧に存在し、プレイ動画も確認できたため動作を試みました。

プロファイル一覧に対象ゲームの設定が存在することを確認する画面。

しかし「Easy Anti-Cheat」の導入が必要となり、チート対策ツールの作動によってvorpXがフックできず、VR化は失敗しました。

チート対策ツールによりフック処理が行えず失敗したエラー画面。

オンライン対戦やランキング要素を持つゲームは外部プロセスの干渉を遮断するため、vorpXでのVR化は原則としてできません。

Fall Guysのほか、FortniteやApex Legendsなどのアンチチート導入タイトルもVR化は不可となります。

クラウドプロファイル(Cloud Profiles)の導入手順

他ユーザーが共有している設定(クラウドプロファイル)を取り込んで適用する方法を解説します。

STEP

アカウントの作成

vorpX設定画面の「Cloud Profiles」>「New account」からアカウントを作成します。

設定画面から新規アカウント作成項目を選択する様子。

ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力して登録します。

ユーザー名やメールアドレスなどを入力するアカウント登録画面。
STEP

プロファイルを検索する

「Game/App」の検索窓に対象ゲーム名(例:「fall」など)を入力します。

検索結果に対象のプロファイル候補が一覧表示されます。

利用したいタイトルを選択し、「Import profile」をクリックします。

検索窓にゲーム名を入力し候補からプロファイルを取り込む画面。

完了ダイアログが表示されればインポートは完了です。

プロファイルのインポートが完了したことを示すダイアログ表示。

ローカルプロファイル(Local Profiles)の作成手順

クラウド上に設定が存在しない場合は、自分でプロファイルを作成します。

基本的には同じゲームエンジンを採用している既存プロファイルを複製して作成します。

パラメータの細かな調整については公式フォーラムの解説を参照してください。

STEP

ゲームエンジンを調べる

まず対象ゲームが採用しているゲームエンジンを調べます。

ここでは「NaissanceE」用のローカルプロファイルを作成する例で解説します。

対象ゲームが採用しているゲームエンジンの調査例を示す画面。

調査の結果、NaissanceEはUnreal Engine 3で開発されていることが分かります。

調査によって判明した採用ゲームエンジンの情報表示。
STEP

ローカルプロファイルの複製

vorpXのプロファイル一覧からエンジン名で検索し、「Unreal Engine 3」のテンプレートを選択します。

完全一致する候補がない場合は、同エンジンで作られた別ゲームのプロファイルをベースに選定します。

vorpXのプロファイル一覧からエンジン名で検索し、複製元となるテンプレートを選択する画面。

「Create a new profile based on this one」をクリックして設定を複製します。

「Assigned Programs」に対象ゲームの実行ファイル(.exe)を割り当てます。

任意のプロファイル名を入力して保存します。

プロファイルの複製設定で、対象ゲームの実行ファイルを割り当てて任意の名前で保存する画面。

以上でローカルプロファイルの基本的な登録は完了です。

描画深度やFOVなどの詳細なチューニングは公式フォーラムの推奨設定が参考になります。

vorpXのメニュー構成と補足設定

本検証で使用した環境は、バージョン21.2.1となります。

検証環境であるvorpXの設定画面のメニュー構成。

メインメニュー項目

設定画面には主に15種類のメニュー項目が用意されています。

  1. Start Page スタートページ
  2. General 一般
  3. Local Profiles ローカルプロファイル
  4. Cloud Profiles クラウドのプロファイル
  5. Cinema Environments シネマモードの環境
  6. In-Game Key Bindings ショートカットの設定
  7. Excluded Programs 除外されるプログラム
  8. Restore Game Settings ゲーム設定の復元
  9. Remove Hook Helpers フックヘルパーの削除
  10. Trouble Shooting トラブルシューティング
  11. Help Overview ヘルプの概要
  12. Essential Hints (READ THIS!) 重要なヒント (これを読め!)
  13. 1-2-3 Game Setup 1-2-3 ゲーム設定
  14. Quick Reference クイックリファレンス
  15. Custom Resolutions カスタムレゾリューション

VR関連の関連記事はまとめページから確認できます。

QuestシリーズをPCと無線接続する詳細手順は以下の記事を参照してください。

PCとVRを繋ぐ方法は、ほかにも書いています。

まとめ:vorpXでPCゲームをVR空間で楽しむ

本記事では、非対応PCゲームをVR化する「vorpX」の導入方法や設定手順を解説しました。

左右の画面を適切にレンダリングして立体視化するため、視野角や視覚設定を合わせないとVR酔いが起きやすい点には注意が必要です。

一方で、ホラーゲームや高グラフィックな名作ゲームを没入視点で再体験できる独自性があります。

お気に入りのPCゲームをVRでプレイしてみたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。

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