VRChatで声が届かないときは、機器が音を拾っているか、VRChatへ入力されているか、相手へ送信されているかを分けて確認します。マイクの音量を上げる前に、入力先やミュートの状態を調べましょう。
PCのデスクトップモード・PCVR・Quest単体では、使っているアプリと入力機器が違います。まず自分がどの環境で動かしているかを確認することが出発点です。
PCVRとQuest単体を区別する
| 使い方 | 主な確認場所 |
|---|---|
| PCの画面でVRChatを起動 | Windowsの入力機器とVRChatの音声設定 |
| QuestをPCへ接続してPC版を使用 | PCへ渡るマイク入力、接続アプリ、VRChatの設定 |
| Quest本体のVRChatを使用 | Questのマイク、アプリの許可、VRChatの設定 |
| スマホ版を使用 | OSのマイク許可、アプリ内のミュートと送信方式 |
Questを頭に装着しているだけでは、単体版かPCVRかは判断できません。PC上でVRChatが動いているのか、Quest本体のアプリなのかを確認してください。違いはQuest単体とPCVRの比較でも整理しています。
1.VRChat内のミュートを確認する
クイックメニューのマイクアイコンを確認し、ミュートになっていないかを見ます。キーやコントローラー操作の設定を覚え直すより、画面のアイコンで現在の状態を確認する方が確実です。
プッシュ・トゥ・トーク方式では、話すための操作をしている間だけ送信されます。押したまま話す方式なのか、押すたびにオン・オフが切り替わる方式なのかを確認してください。
他のアプリでマイクを使えたとしても、VRChat側のミュートは別です。端末別の操作はVRChat公式のマイクトラブルガイドを参照してください。
2.PCではWindowsの入力から確認する
- Windowsのサウンド設定を開く。
- 使用したいマイクを入力機器として確認する。
- 通常の声で話し、入力レベルが動くかを見る。
- VRChatの音声設定で、同じ目的の機器が選ばれているか確認する。
- VRChatのマイクレベルとミュートを確認する。
Windowsでも反応しない場合は、機器本体のミュート、接続、USBポート、ケーブル、OSのマイクアクセス許可を先に調べます。
ヘッドセットを付け替えたときや、USBマイクを追加したときは、想定と違う入力が選択されることがあります。「既定の機器」という名前だけで判断せず、実際の機器名と入力の反応を確認しましょう。
3.PCVRでは、ヘッドセットからPCへの入力を確認する
Quest Linkなどを使ってPCVRを動かしている場合、ヘッドセットのマイクがPC側へ届く必要があります。接続アプリの音声設定を確認し、Windowsでその入力に反応があるかを見ます。
PCでは別のUSBマイクを使いたい場合も、VRChat側でその機器を選びます。ヘッドセットの音声を聞いていることと、ヘッドセットのマイクを使っていることは同じではありません。
接続自体が不安定な場合は、マイク調整より先にQuestとPC・SteamVRの接続確認を進めます。映像と音声の経路を分けて調べると、問題を整理しやすくなります。
4.Quest単体では、マイクの許可を確認する
まずQuest上の別の対応アプリでもマイクが使えるか確認します。ほかのアプリでも使えなければ、VRChatだけの問題ではない可能性があります。
VRChatにマイクへのアクセスを許可しているかを確認し、必要ならアプリや端末を再起動します。公式手順には再インストールも含まれますが、最初から行うのではなく、ログイン方法や設定を確認したうえで判断してください。
アプリを再インストールした場合は、初回起動時のマイク許可を見落とさないようにします。使えたときと使えなくなったときで、端末やアプリを更新していないかも控えておきます。
5.オーディオインターフェースの入力チャンネルを確認する
複数入力のあるオーディオインターフェースを使っている場合、機器全体では反応していても、VRChatが拾うチャンネルに声が入っていないことがあります。
VRChatの公式案内では、複数チャンネルの入力機器は最初のチャンネルが拾われる点が説明されています。機器のルーティングやマイクを挿している入力を確認し、対応する構成でテストします。
入力ゲインを一律に最大にすると、音割れやノイズが増える場合があります。まず正しいチャンネルへ音が届く状態を作り、その後で聞き取りやすいレベルへ調整します。
一部の相手にだけ聞こえない場合
自分の入力に反応があり、ほかの人には聞こえる場合は、相手側のユーザー音量やミュート、ワールド内の距離・音声の仕組みも確認対象です。
静かな場所で協力してくれる相手と短くテストすると、周囲の音やワールドの演出に左右されにくくなります。複数の設定を一度に変えず、入力が直ったのか、相手側の設定が変わったのかを分けて確認します。
復旧後は、使う機器を記録しておく
- PC版・Quest単体のどちらで確認したか。
- 実際に使っている入力機器名。
- ミュートと送信方式。
- 通常の声が相手に聞こえ、音割れしていないか。
- 別アプリとの同時使用で問題が再発しないか。
機器の接続を変えると入力先も変わる場合があります。正常時の機器名と設定を控えておくと、次回の切り分けが早くなります。
