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Premiere Proで音声ノイズを除去する方法|声を残して雑音を減らす

Premiere Proで声を残して音声ノイズを除去する方法

Premiere Proで声の録音からノイズを減らすなら、まずエッセンシャルサウンドパネルの「スピーチを強調」を試し、効きすぎるときはミックス量で元の音を混ぜ戻します。

ノイズの種類ごとに細かく調整したいときは、同じパネルの「修復」でノイズ・ハム・リバーブなどを0〜10の段階で減らします。

声以外の音や、エフェクトとして数値で管理したいときは、オーディオエフェクトの「ノイズリダクション / レストレーション」にあるノイズ除去を使います。

この記事は、Adobe公式ヘルプ(スピーチを強調の適用、ダイアログの修復、Essential Sound パネルを使用したオーディオ編集、オーディオエフェクトライブラリ)の記載をもとにまとめたものです(2026年10月18日確認)。

画面での操作の再現と、実際の録音での聞き比べは含みません。

項目の名前は、この機に入っているPremiere Pro 2026(26.5.2)の日本語の文字列ファイルと照らし合わせ、ヘルプと表記が違うものは両方を書いています。

目次

3つの方法の使い分け

方法向いている場面調整のしかた
スピーチを強調インタビューやナレーションなど、声の録音をまとめてきれいにしたいミックス量で、強調した音と元の音の割合を決める
エッセンシャルサウンドの修復ノイズ・ハム・歯擦音・リバーブなど、困っている音の種類が分かっている項目ごとにチェックを入れ、0〜10のスライダーで強さを決める
ノイズ除去のエフェクト声以外のクリップにもかけたい、ほかのオーディオエフェクトと並べて管理したい0〜100%で処理の量を決める
ノイズを減らす方法の比較

方法1:スピーチを強調

ヘルプでは、スピーチを強調はAIを使ってバックグラウンドノイズを減らし、声の明瞭さと品質を上げる機能だと説明されています。

  1. タイムラインで、声が入っているオーディオクリップを選ぶ
  2. エッセンシャルサウンドパネルを開き、「強調」を選ぶ
  3. パネルに進行状況のバーと残り時間の目安が出るので、終わるまで待つ
  4. 再生して聞き、ミックス量のスライダーで、強調した音と元の音の割合を調整する

処理はバックグラウンドで進むため、終わるのを待つ間も編集を続けられるとヘルプに書かれています。

声がこもったり、加工したような音に聞こえたりするときは、ミックス量を下げて元の音を混ぜると自然に近づきます。

Premiere Pro 26.5.2の文字列ファイルには、スピーチを強調のモデルとして「v1(オンデバイス)」と「v2(クラウド)」を選ぶ項目と、v2はインターネット接続が必要で、使える量に上限があることを知らせるメッセージが入っています。

この2つの違いを説明した公式ヘルプは、2026年10月18日の時点では見つけられませんでした。

方法2:エッセンシャルサウンドの修復

ヘルプでは、エッセンシャルサウンドパネルを使うには、まずクリップをダイアログ・ミュージック・SFX・アンビエンスのどれかに分類すると説明されています。

声のクリップはダイアログにすると、ノイズの軽減などのグループが表示されます。

  1. タイムラインで声のクリップを選び、エッセンシャルサウンドパネルでダイアログに分類する
  2. エッセンシャルサウンドパネルで「修復」を開く
  3. 減らしたい項目のチェックボックスを入れる
  4. スライダーで強さを0〜10の範囲で調整する
  5. 再生して聞き、声が不自然になっていないか確かめながら微調整する
ヘルプの表記文字列ファイルの表記減らす音
ノイズの軽減ノイズを軽減床の音、マイクのノイズ、クリック音などのバックグラウンドノイズ
ランブルの低減雑音を削減80Hz以下のとても低い音(モーター音など)
ハムノイズの除去ハムノイズ音を除去電源ケーブルなどの電気的な干渉による50Hzまたは60Hzの音
ESS の除去歯擦音を除去サ行などの耳障りな高い音
リバーブの低減リバーブを低減部屋の壁などで反射した響き
修復の項目

文字列ファイルの「雑音を削減」は、ヘルプの説明ではランブル(80Hz以下の低い音)を減らす項目です。

エアコンや話し声のような雑音全般を減らしたいときは、「雑音を削減」ではなく「ノイズを軽減」から試してください。

ヘルプでは、ノイズをどこまで減らすかは、ノイズの種類と、品質の低下をどこまで許容できるかで変わると説明されています。

ハムノイズは、ヘルプでは50Hz帯がヨーロッパ・アジア・アフリカで、60Hz帯が南北アメリカで一般的とされています。

日本は地域によって電源の周波数が違うため、撮影した場所に合わせて選んでください。

方法3:ノイズ除去のエフェクト

ヘルプでは、オーディオエフェクトの「ノイズリダクション / レストレーション」に、ノイズ除去、ハムノイズ除去、自動クリックノイズ除去、リバーブ除去が入っていると説明されています。

  1. タイムラインでオーディオクリップを選ぶ
  2. ウィンドウメニューの「エフェクト」でエフェクトパネルを開く
  3. オーディオエフェクトのフォルダーを開き、ノイズリダクション / レストレーションの中のノイズ除去をクリップに適用する
  4. エフェクトコントロールパネルで、処理の量を0〜100%の範囲で調整する

ヘルプでは、ノイズ除去はハムノイズ、ヒスノイズ、ファンの音、エアコンなどのバックグラウンドノイズを減らすエフェクトだと説明されています。

Premiere Pro 26.5.2の文字列ファイルでは、このエフェクトの名前と思われる文字列は「クロマノイズ除去」、量の項目は「適用量」になっており、ヘルプの表記と違います。

文字列ファイルには、エフェクトパネルの検索で「ノイズ除去」「ノイズ低減」「ヒスノイズ除去」と入れたときにこのエフェクトが見つかるようにする言葉も登録されているため、名前が分からないときは検索欄に「ノイズ除去」と入れて探すのが確実です。

困っている音使うエフェクト(ヘルプの表記)
ファンやエアコンのような一定のノイズノイズ除去
電源由来のブーンという音ハンマーノイズ除去(周波数・倍音数などを指定)
プチッというクリックやポップ自動クリックノイズ除去
部屋の響きリバーブ除去
ノイズリダクション / レストレーションのエフェクト

ヘルプでは、ハンマーノイズ除去には、取り除いたハムノイズだけを聞ける「ハムノイズのみを出力」があり、必要な音まで消していないか確かめられると説明されています。

声を残して雑音だけを減らすコツ

  • 強さは低めから始め、声の質が変わり始める手前で止める
  • 声のクリップだけを選んで処理し、BGMや効果音には必要なときだけかける
  • 困っている音の種類が分かっているなら、ノイズの軽減よりハム・歯擦音・リバーブの専用の項目を使う
  • スピーチを強調で効きすぎたら、ミックス量で元の音を混ぜ戻す
  • ヘッドホンで、処理する前と後を聞き比べてから決める

ノイズを減らした後で、クリップごとの音量の差が気になるときは、Premiere Proで音量を揃える方法も参考にしてください。

確かめていないこと

  • この記事の手順を、Premiere Proの画面で操作して確かめてはいない
  • 実際の録音で、3つの方法の効き方や声の残り方を聞き比べてはいない
  • スピーチを強調のv1とv2の違いと、v2の上限の量
  • 文字列ファイルの「クロマノイズ除去」が、エフェクトパネルにどう表示されるか

参照したページは、Adobe:スピーチを強調の適用、Adobe:ダイアログの修復、Adobe:Essential Sound パネルを使用したオーディオ編集、Adobe:オーディオエフェクトライブラリです。

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