Unityを使ってプログラミングを始めるためにはパソコンが必要です。
プログラミングの仕事道具として使うにあたって、パソコン選び方は失敗したくないですよね?
始めに高スペックのデスクトップPCを買ってしまい、後で持ち運びが必要になってノートPCを買い足すことになった経験があります…
本記事では、今後のプログラミングするにあってまず間違いないパソコンの選び方を紹介します。
結論を言うとほぼ1択になりますが、知っておくべきこともあります!
Unity向け!プログラミング用PCの選び方
まずはUnityをパソコンで動かす為の最低動作環境を知りましょう!
その上で推奨動作環境とおすすめのPCを紹介いたします。
PCの最低動作環境
まず公式ドキュメントを見てみましょう、必要な最小システム要件が記載されています。
OS :Windows 7(SP1 +) MacOSはSierra 10.12以降
System requirements for Unity 2019.4 – Unity マニュアル
CPU:SSE2命令セットをサポート(Pentium 4以降)
GPU:DX10の性能を持つグラフィックスカード
確認するとメモリがいくつ以上必要みたいな具体的なことは書かれておりません。
ただ条件を見る限り10年以上前のPCやスペックの低い格安PCではなければ、最低限は動作します。
スペックの低いPCでもなんとかUnityを動かすことはできそうです。
ここで気をつけたいのがギリギリのPCスペックにしてしまうと、今後のプログラミング制作をするにあたって非常に不安です。ノートPCは後からカスタマイズできないので、また買い換える必要が出てくる可能性がでてきます。
そこで先の公式ドキュメントを把握で、本記事ではおすすめのパソコンをピックアップいたします。
PCの推奨動作環境
先程の公式ドキュメントと今までのゲーム制作の経験から、Unityのプログラミング制作に十分に耐えうるであろう推奨動作環境を考えてみました。
種類 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|
PCタイプ | ノートPC | 場所を問わず作業ができる |
OS | Mac | 品質が高く、参考情報が多い。もちろんWindowsも推奨。 |
CPU | Intel Core i7 | 最低でもIntel Core i5以上は欲しい |
メモリ | 16GB | 最低でも8GB以上は欲しい |
グラフィックボード | GeForceシリーズ | 最低でも内蔵GPU Intel UHD Graphics 620以上は欲しい |
ストレージ | SSD 512GB | データ管理が苦手な方は1TB HDDを追加で付ける |
PCタイプ
まずノートPCかデスクトップPCか?
と聞かれたらUnityのプログラミングにはノートPCをおすすめします。
価格の差は多少ありますが、ノートPCとデスクトップPCの性能差はほとんど変わらなくなっています。
もちろんデスクトップPCのほうがパーツ交換ができて安価にカスタマイズできるのば魅力です。
しかしそれ以上にノートPCにはどんな場所でもプログラミングができるという利点があります。
会社や仲間と集まって、またはイベントで作業する時にも持ち運べるノートPCがとても便利!
ということでノートPCをおすすめします。
ハイスペックPCが必要なデザイナーと違って、エンジニアは場所を問わず作業ができるのが魅力の一つです。
OS
次に問題となるのがMacかWindowsかという問題です。
結論を言うとケースバイケースでどちらでも良いのですが、個人的にはMacをおすすめします。
OS | 所持モバイル | ビルド | UNIXコマンド | ツール |
---|---|---|---|---|
Windows | Androidなら推奨 | iOSはビルドできない | 環境構築が必要 | さまざまなソフトが使えてツールで困ることがない |
Mac | iPhoneなら推奨 | Android、iOS共に可能 | 標準装備 | Windowsにしかないツールが使えない。 最終的にiOSアプリを開発するなら必要 |
Macのほうがネットの情報量、環境構築のしやすさ、ディスプレイの品質、タイピングのしやすさ等でWindowsに勝ります。価格やカスタマイズでいうとWindowsのほうがコスパ良いです。
あとはWindowsにしかないツールを使いたい、業務で社内ツール・サーバーを使いたいなど特殊な用途が加わるとWindowsを使わざるを得ないでしょう。
またアプリやゲームを制作するときも基準端末がiPhoneとなるケースが多いので、iPhone&Macの組み合わせで所持してく方が長期的にみて良いと思います。
ゲーム業界のセミナーや勉強会に参加される方の9割はMacを使っている印象。それくらいにMacが主流です!
CPU
Unityを使う場面で、CPUの性能が必要な処理をまとめてみました。
- ポリゴンの描写
- 物理演算
- ビルド
- ベイク
- 複数アプリケーションを同時に使用する
Unityは関係ないですが、プログラミングでディープラーニングや機械学習もやってみたい場合はCPUの性能が必要です!
結論からするとある程度のスペック、Intel Core i5のスペックは欲しいところです。
メモリ
画像等読み込みでメモリを使うのですが、メモリが足りなくなるとクラッシュする可能性が高まります。
実際にメモリ8GBのノートPCでUnityの作業すると、Photoshopなどの複数のソフトを立ち上げている関係でギリギリだと思うことが結構あります。ですのでメモリ16GBは絶対欲しい条件になります。
グラフィックボード
ハイポリゴンの3Dグラフィックスを描画する際に必要です。
Photoshopなどの画像編集ソフトやAfterEffectsなどの動画編集をする際にも必要になります。
余談ですが、最近のPCゲームなどもそれなりにスペックが必要になりますので、それなりに良いものを選んでおいても損はしません。
具体的におすすめしたいのは独自にVRAMを持つNVIDIA製のGeForceです。
もちろんコードを書くことをメインに使うのであれば内蔵のグラフィックボードだけでも十分です。
ストレージ
読み書きスピードを考えると断然、SSDがおすすめです。
OSやアプリケーションの起動が段違いで変わってきます。もちろん処理も高速になります。
費用対効果が非常に高いので、メインはSSD、データをたくさん入れたい場合は別でHDDを用意しておくことをおすすめします。
以上が推奨動作環境の条件です、次の項ではこれを踏まえた上でおすすめのノートPCを紹介します。
Unityエンジニア向け!おすすめのノートPC5選
種類 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|
PCタイプ | ノートPC | 場所を問わず作業ができる |
OS | Mac | 品質が高く、参考情報が多い。もちろんWindowsも推奨。 |
CPU | Intel Core i7 | 最低でもIntel Core i5以上は欲しい |
メモリ | 16GB | 最低でも8GB以上は欲しい |
グラフィックボード | GeForceシリーズ | 最低でも内蔵GPU Intel UHD Graphics 620以上は欲しい |
ストレージ | SSD 512GB | データ管理が苦手な方は1TB HDDを追加で付ける |
Unityでの作業するにあたってのノートPCの動作条件も明確になりました!
早速おすすめのノートPCをランキング別で5つ選んでみました。
基本的には推奨動作のノートPCは20万以上、最低動作のPCは12万以上の価格はするので、そのくらいの費用がかかるのは覚悟した上で自分のお財布事情にあったベストなノートPCを選択しましょう。
1番時間をかけて使う道具なので、投資価値が高いと思います!
1位 Apple MacBook Pro 16インチ/13インチ
- CPU:Intel Core i9
- メモリ:16GB RAM
- グラフィックボード;Intel UHD Graphics 617
- ストレージ:1TB
Macなので少し高いですが、推奨条件を満たしているMacOSのノートPCです。
全てにおいて品質が高く、またiOS向けの開発では外せないノートPCになります。
購入時にオプション選択からスペックを変更できるので、お金をかければもっと良いスペックになります。
Unityエンジニアの殆どがMacBook Proではないのか?
というくらい人気のノートPCです。
2位 Dell モバイルノートパソコン XPS 15インチ
- CPU:Intel Core i7
- メモリ:16GB RAM
- グラフィックボード;NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB
- ストレージ:SSD 512GB
WindowsのノートPCで特に評判が良いのはこのDell XPS シリーズです。
スペックも推奨条件以上を満たしているのでおすすめです。
ベテランのエンジニアさんもWindowsノートPCならXPSをおすすめしてました。薄くてスタイリッシュなノートPCです。
3位 Lenovo ThinkPad X1 Carbon 14インチ
- CPU:Intel Core i7
- メモリ:16GB RAM
- グラフィックボード;Intel UHD Graphics 620
- ストレージ:SSD 512GB
エンジニアさんにとっては定番のWindowsノートPC、ThinkPadシリーズです。
こちらもスペックも推奨条件以上を満たしているのでおすすめです。
ただしDellよりもスペックは少しだけ劣るのと、価格高くなってしまうのがネックです。
長年エンジニアに愛されている憧れのノートPCです。
4位 Apple MacBook Air 13インチ
- CPU:Intel Core i5
- メモリ:8GB RAM
- グラフィックボード;Intel Iris Plus Graphics
- ストレージ:SSD 512GB
スペックは最低動作環境に近いですが重量が1.29kgと軽量で持ち運びしやすいのが魅力です。
MacBookは基本的に高いので、こちらがギリギリ15万円以下で購入できるMacOSのノートPCです。
予算をギリギリに抑えたいなら、Airがおすすめです。
5位 LG gram 13.3インチ
- CPU:Intel Core i5
- メモリ:8GB RAM
- グラフィックボード;Intel UHD Graphics 620
- ストレージ:SSD 256GB
11万円代とコスパの良いWindowsノートPCです。スペックも最低動作環境以上です。
魅力なのは重量で0.97kgと1kgを切る軽さなので、携帯するには非常に便利です。
予算をおさえつつ、WindowsノートPCを選ぶならこちらがおすすめです。
Unityエンジニア向け!おすすめのノートPCまとめ
本記事では「【Unity】エンジニアにおすすめ!プログラミング用ノートPC5選とパソコンの選び方」について書きました。
内容をまとめると下記の3点を満たしていれば、まず間違い無いと思います。
- ノートPCがベスト
- OSはMacがおすすめ
- メモリは16GB以上を選ぶ
今後も1番時間を共にする仕事道具なので、きちんとしたものを選びましょう!