Codexのデスクトップアプリは、入力欄で「/」を打つとコマンドの一覧が出ます。
2026年9月時点で24種類あります。
ただし、ターミナルのCodex CLIとは中身が違います。
検索して出てくる「Codex スラッシュコマンド一覧」の多くはCLIの話で、そのままアプリで打っても出てきません。
この記事ではデスクトップアプリで実際に使えるものだけを一覧にして、CLIとの違いと、自分でコマンドを作る方法まで書きます。

コマンドの打ち方
- 入力欄で 「/」を打つ
- 一覧が出るので、そのまま続けて打って絞り込む(例:
/staで/status) - Enterで確定する
コマンド名だけを送ることも、うしろに文章を続けることもできます。
/plan このリポジトリをTypeScriptに移す手順を立てて実行中でも打てる
Codexが作業している最中でも、コマンドを打って待たせておけます。
実行中に打って Tab を押すと、次のターンの先頭に予約されます。
予約したコマンドは、今のターンが終わってから解釈されます。
そのため、選択肢のメニューやエラーの表示も、終わったあとに出てきます。
「打ったのに何も出ない」と思って打ち直すと、二重に入ってしまいます。
一度打ったら、今の作業が終わるまで待ってください。
場面別の早見表
全部を覚える必要はありません。
よく使う場面から引いてください。
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| いきなり書かせず、先に段取りを立てさせたい | /plan |
| 長い作業を、途中で脱線させずに続けさせたい | /goal |
| 書いたコードを見直させたい | /review |
| このリポジトリの決まりごとを覚えさせたい | /init |
| 会話が長くなって重い・頭打ちになった | /compact |
| 本筋を止めずに、ちょっとだけ別のことを聞きたい | /side |
| 今の会話を枝分かれさせて、別案を試したい | /fork |
| 作業中のファイルを汚さずに試したい | /worktree |
| モデルを変えたい・じっくり考えさせたい | /model /reasoning |
| 残りの利用枠を知りたい | /status |
| 手元ではなくクラウドで動かしたい | /cloud |
| 自動レビューで弾かれたので、もう一度だけ試したい | /approve |
デスクトップアプリで使えるコマンド全24種
公式ドキュメントに載っている、アプリ版の全一覧です。
2026年9月14日時点の内容です。
作業の進め方を変えるもの
| コマンド | 何が起きるか |
|---|---|
/plan | 計画モードを入り切りする。先に手順を立てさせてから実行させる |
/goal | ずっと持たせておく目標を決める。途中で脱線しても戻ってくる |
/review | コードレビューを始める。コミットしていない変更が対象 |
/init | 今のプロジェクトに AGENTS.md のひな形を作る |
/compact | 今の会話の文脈を圧縮する |
/approve | 直前の自動レビューで断られたものを、一度だけやり直させる |
どこで動かすかを決めるもの
この6つは、アプリにしかありません。
ターミナルでは「起動するときにフォルダへ移動しておく」形になるので、コマンドの出番がないからです。
| コマンド | 何が起きるか |
|---|---|
/local | 選んでいるローカルのプロジェクトで動かす |
/cloud | クラウドで動かす。使える場合のみ |
/cloud-environment | クラウド側のどの環境を使うかを選ぶ |
/worktree | Gitのワークツリーを新しく作って、そこで動かす。今の作業を汚さない |
/project | 新しいチャットをどのプロジェクトで始めるかを選ぶ |
/task | プロジェクトに属さないチャットを始める |
会話そのものを操作するもの
| コマンド | 何が起きるか |
|---|---|
/fork | 今のチャットを複製して別のチャットにする。ワークツリーにも分けられる |
/side | 本筋を止めずに、一時的な横のチャットを始める |
/status | チャットID・使っている文脈の量・利用枠を表示する |
応答のしかたを変えるもの
| コマンド | 何が起きるか |
|---|---|
/model | このチャットで使うモデルを選ぶ |
/reasoning | どれくらい考えさせるかを選ぶ |
/fast | 高速なサービス階層を入り切りする。使える場合のみ |
/personality | 話し方を選ぶ。対応している場合のみ |
/memories | 記憶の使い方を決める。使える場合のみ |
つなぎこみ・その他
| コマンド | 何が起きるか |
|---|---|
/mcp | MCPの接続状況を開いて、つながっているサーバーを見る |
/ide-context | エディタ側の情報を渡すかどうかを切り替える |
/feedback | 意見を送る画面を開く。ログを添えることもできる |
/pet | デスクトップのペットを出す・しまう |
アプリには無い、CLIだけのコマンド
ここが一番つまずくところです。
Codex CLIには50種類近いコマンドがありますが、その多くはアプリに出てきません。
理由は単純で、アプリでは画面から同じことができるからです。
| CLIのコマンド | アプリではどうするか |
|---|---|
/permissions | 入力欄の「フルアクセス」の表示から切り替える |
/skills /plugins | サイドバーの「プラグイン」から入る |
/hooks | 設定画面のフックのページから設定する |
/mention | 入力欄の「+」からファイルを添える |
/diff | 画面右の「変更」から見る |
/resume /rename /archive /delete | サイドバーのチャット一覧から操作する |
/clear /new | 「新しいチャット」(Ctrl+N) |
/theme /vim /statusline /keymap | ターミナルの見た目の話。アプリには無い |
/ps /stop | 画面に出ているカードから止める |
/usage | /status か、アカウントメニューから見る |
/quit /exit /logout | ウィンドウを閉じる/アカウントメニューからログアウト |

逆に、アプリにしかないものもあります。
/cloud /local /worktree /project /task の5つです。
どれも「この会話をどこで動かすか」を決めるもので、ターミナルでは起動時に決まってしまう部分です。
アプリとターミナルの使い分けは、こちらにまとめています。

とくに効く3つ
/plan ─ 先に段取りを立てさせる
いきなり書かせると、思っていたのと違うものが出てきます。
/plan を入れておくと、まず手順を並べて見せてくれます。
手順のうしろに、そのまま指示を続けられます。
/plan 画像の読み込みを遅延にして、表示速度を上げたい段取りを見てから直せるので、やり直しが減ります。
/goal ─ 目標を持たせて脱線を防ぐ
長い作業ほど、途中で目的を見失います。
/goal は、そのチャットのあいだずっと持ち続ける目標を決めるコマンドです。
公式には「/plan のあとに使うとよい」と書かれています。
段取りを立ててから、その到達点を目標として固定する、という順番です。
設定したあとは、入力欄の上に進み具合が出ます。
そこから一時停止と再開もできます。
同じ名前のコマンドが Claude Code にもあります。中身は別物なので、/goal で検索すると混ざります。

/side ─ 履歴を汚さずに横から聞く
作業の途中で「これ何だっけ」と聞きたくなることがあります。
そのまま聞くと、本筋の会話に関係ない話が混ざります。
/side で始めた横のチャットは一時的なもので、本筋を止めません。
聞き終わったら本筋に戻れます。
自分でコマンドを作る
Codexの自作コマンドは「スキル」として作ります。
置き場所
フォルダを作って、その中に1枚のファイルを置くだけです。
.agents/skills/my-skill/SKILL.md置き場所は3つあります。
| 置き場所 | 効く範囲 |
|---|---|
.agents/skills/ | そのリポジトリの中だけ。チームで共有できる |
$HOME/.agents/skills/ | 自分のどのプロジェクトでも使える |
/etc/codex/skills/ | そのマシン全体。組織で配る用 |
今いるフォルダからリポジトリの一番上まで、さかのぼって探してくれます。
深い階層で作業していても、置き場所を気にする必要はありません。
書き方
SKILL.md の先頭に、名前と説明を書きます。
---
name: draft-article
description: 渡された題材で記事の下書きを作るときに使う
---
# 記事の下書きを作る
渡された題材で記事の下書きを作る。
見出しを3つ立て、それぞれに要点を箇条書きで置くこと。description が一番大事です。
Codexはここを読んで「今の依頼にこのスキルが合うかどうか」を判断します。
「何をするか」ではなく「どんなときに使うか」を書いてください。
呼び方
呼び方は2つあります。
| 呼び方 | 書き方 |
|---|---|
| 自分で指名する | 入力欄で $ を打って選ぶ(例:$draft-article) |
| Codexに選ばせる | ふつうに依頼する。description に合えば自動で使われる |
スキルの作り方が分からないときは $skill-creator を呼んでください。
やりたいことを説明すると、スキルのひな形を作ってくれます。
/prompts: は使わない
古い記事には ~/.codex/prompts/ にMarkdownを置く方法が載っています。
/prompts:名前 で呼ぶ形式です。
これは非推奨になりました。
公式も「繰り返し使う指示はスキルで作ること」と案内しています。
これから作るなら、スキルで作ってください。
プラグインや設定まわりは、こちらにまとめています。

Antigravityのコマンド一覧はこちらです。

まとめ
- 入力欄で「/」を打つと一覧が出る。アプリでは24種類
- 実行中でも打てる。Tabで次のターンに予約され、終わってから解釈される
- CLIの一覧とは別物。検索で出てくる50種近い一覧はCLIの話
- アプリにしかないのは
/cloud/local/worktree/project/task - 効くのは
/plan→/goalの順番。段取りを立ててから目標を固定する - 自作は
.agents/skills/にSKILL.mdを置くだけ。$で呼ぶ /prompts:は非推奨。これから作るならスキルで
この記事は2026年9月14日時点で確認しました。
公式の一覧はこちらです。
Claude Codeのコマンド一覧はこちらです。

3つのアプリの機能を比べた記事もあります。

生成AIのほかの記事は、まとめからご覧いただけます。

