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Codexデスクトップアプリの知らない機能|画面つきで解説

Codexのデスクトップアプリには、画面に出ているのにほとんど使われていない機能があります。

新しいチャットの作成といった基本操作は省略し、見落としがちな便利機能だけをまとめました。

画面はすべて実際のWindows版の表示です。

この記事は2026年9月12日、Windows版 26.903.8094.0(Microsoft Store版)で確認しました。

目次

基本の3ペイン画面構成を押さえる

画面は以下の3エリアに分かれています。

左のチャット一覧、中央の対話ログと差分表示、右の環境パネルとソースからなる基本の3ペイン画面構成。
①左:チャットとプロジェクト ②中央:やり取り ③右:環境とソース
  • 左:チャット一覧とプロジェクト
  • 中央:対話ログと変更ファイルの差分表示
  • 右:環境パネルとソース

特に見落とされやすいのが右パネルです。

ここを閉じたままだと、以降で紹介する主要機能を利用できません。

右の「環境」パネル|1〜5

変更、ローカル、ブランチ名、コミットなどの項目が並ぶ右側の環境パネル。
①変更 ②ローカル/クラウド ③ブランチ ④コミット ⑤ソース

1. パネルの常時表示と構成

変更・ローカル・ブランチ名・コミット/プッシュの各項目が並んでいます。

中央のチャット欄だけを見ていると、このパネルの存在に気づきにくくなります。

2. 実行場所(ローカル/クラウド)の切り替え

「ローカル」の表示行で、タスクが実行されている環境を確認・変更できます。

チャットの実行中や開始後でも切り替えが可能です。

手元で素早く試し、長時間の処理になりそうならクラウドへ移す、といった使い分けができます。

クラウドへ移せば、PCを閉じてもバックグラウンドで処理が継続します。

3. ブランチの選択と切り替え

環境表示の下にある「main」などの表示部から作業ブランチを選択できます。

外部ターミナルで手動checkoutする手間を省けます。

4. アプリからの直接コミット・プッシュ

パネル内に「コミットまたはプッシュ」の操作項目が用意されています。

中央で差分を確認したうえで、アプリ上からそのまま反映できます。

5. 「ソース」へのコンテキスト追加

右パネルの下半分は「ソース」エリアです。

スクリーンショットやURLをあらかじめ登録しておくと、参照用コンテキストとして会話全体に自動適用されます。

発言ごとにチャット欄へ同じ資料を貼り直す手間がかかりません。

入力バー|6〜8

添付、権限、推論強度の変更、音声入力などの機能が並ぶ入力バー。
①添付 ②権限 ③モデルと推論の強さ ④音声入力

6. 推論強度の変更

モデル名の横に「中」などの推論レベルが表示されています。

使用モデルを変更せずに思考量(推論コスト・深さ)だけを調整できます。

軽微な修正タスクなら設定を下げることで応答時間を短縮できます。

7. 実行権限状態の確認

入力エリア左下に「フルアクセス」とオレンジ色のラベルで表示されます。

ツール実行やファイル変更時の確認ダイアログを挟まず、自動で処理が進む状態を示します。

8. 音声入力の利用

入力バー右端にマイクアイコンが配置されています。

要件や背景が複雑なプロンプトほど、キーボード入力より音声入力のほうが迅速に入力できます。

チャット一覧の右クリック操作|9〜14

サイドバーのチャット名を右クリックすると、以下の操作メニューが開きます。

チャット名を右クリックして開く、会話の分岐などを備えた操作メニュー。
分岐・セクションはここにある

9. 会話の分岐(通常分岐/Worktree分岐)

コンテキストメニュー内に「分岐」があります。

途中まで進めた対話状態を引き継ぎ、別のアプローチや修正案を試すための機能です。

元の会話履歴はそのまま維持されます。

分岐方法には以下の2種類があります。

チャットを分岐と、新しいWorktreeでチャットを分岐の2種類から選べる会話の分岐機能。
分岐には2種類ある

「チャットを分岐」は、作業ディレクトリを維持したまま会話コンテキストのみを分岐させます。

「新しいWorktreeでチャットを分岐」は、Gitのworktree機能を使って作業ディレクトリごと独立させます。

現在の作業ツリーを汚さずに、実験的な実装方針を完全に隔離して検証できます。

方針を破棄する場合も、作成されたワークツリーを削除するだけで元通りになります。

10. チャットのピン留め

頻繁に参照するチャットを一覧上部に固定できます(ショートカット:Alt + Ctrl + P)。

11. 未読・既読の切り替え

Ctrl + Shift + U で未読・既読ステータスを切り替えられます。

未読設定中のチャットではメニュー項目が「既読にする」に変化します。

12. チャットのアーカイブ

Ctrl + Shift + A で不要になったチャットを一覧から非表示にできます。

削除ではなく非表示化のため、後から検索や復元が可能です。

13. セクションによる分類整理

チャットを用途別のグループ(セクション)に分けて整理できます。

プロジェクト内を機能単位やタスク単位で細かく分類したい場合に有効です。

14. 別ウィンドウでの表示

チャットを別ウィンドウとして独立させ、2つのタスクを並行して画面に表示できます。

片方の生成処理を待つ間に、もう片方の確認や編集を並行して行えます。

「表示」メニューとショートカット|15〜19

ウィンドウ上部の「表示」メニューに、各パネルの開閉操作が集約されています。

ここを確認しておくことで、ターミナルやファイルツリーの開閉がスムーズになります。

15. 組み込みターミナルの起動

Ctrl + ` で、アプリ下部にターミナルパネルを直接呼び出せます。

外部ターミナルアプリへウィンドウを切り替えずにコマンドを実行できます。

16. ファイルツリーの展開

Ctrl + Shift + E でファイルツリーを表示できます。

画面右側にワークスペース構成を展開して内容や差分を確認できるファイルツリー。
Ctrl + Shift + E で右に出る

画面右側に現在のワークスペース構成が展開されます。

一覧からファイルを選択して、その場で内容の確認や差分チェックを行えます。

17. レビューパネルの呼び出し

Alt + Ctrl + B でレビューパネルを開閉できます。

18. 概要の固定表示

長文スレッドの要点やタスク概要を画面上にピン留めし、常時参照できるようにする項目です。

19. チャット間の素早い移動

Ctrl + Shift + [ および Ctrl + Shift + ] で、前後のチャットへ切り替えられます。

サイドバーからマウスで選択し直すことなく、キーボードのみで前後の会話を巡回できます。

操作ショートカット
サイドバーを切り替えるCtrl + B
下部パネルの表示を切り替えCtrl + J
概要の固定表示を切り替えなし
ターミナルを開くCtrl + `
ファイルツリーの表示を切り替えるCtrl + Shift + E
レビューパネルの表示を切り替えAlt + Ctrl + B
検索Ctrl + F
前のチャットCtrl + Shift + [
次のチャットCtrl + Shift + ]
前へCtrl + [
拡大Ctrl + Shift + =
縮小Ctrl + -
実際のサイズCtrl + 0
フルスクリーンを切り替えるF11
名前を変更Alt + Ctrl + R
ピン留めAlt + Ctrl + P
未読・既読を切り替えCtrl + Shift + U
アーカイブCtrl + Shift + A
設定を開くCtrl + ,
ペットを表示Alt + Win + P
表示メニュー・右クリック・アカウントメニューに出ているもの

上部メニュー(ファイル・編集・ヘルプ)の便利機能

「表示」以外のメニューバー項目にも、実用的な機能が配置されています。

ファイルメニュー|プロジェクト追加と一時チャット

フォルダーを開くや新しいウィンドウ、新しい一時チャットなどが並ぶファイルメニュー。
新しいウィンドウとフォルダーを開くはここ

「フォルダーを開く」(ショートカット:Ctrl + O)で、ローカルのリポジトリやディレクトリをワークスペースに追加できます。

「新しいウィンドウ」の起動もこのメニューから実行できます。

「新しい一時チャット」(ショートカット:Ctrl + Shift + N)は、履歴を残さずに利用できるチャットセッションです。

履歴を汚さずに一時的な動作確認やワンショットの質問をしたい場面に適しています。

編集メニュー|設定画面へのショートカット

切り取りやコピーなどの基本操作に加え、設定への項目が用意された編集メニュー。
設定を開く Ctrl + , もここにある

切り取り・コピー・貼り付けなどの基本操作が配置されています。

メニュー最下部に「設定」(ショートカット:Ctrl + ,)へのアクセス項目が用意されています。

ヘルプメニュー|診断ツールとタスクマネージャー

タスクマネージャーやパフォーマンストレース、ショートカット一覧の呼び出しが並ぶヘルプメニュー。
タスクマネージャーとパフォーマンストレースがある

開発やトラブルシューティングに直結する診断機能が配置されています。

「キーボードショートカットを表示」(ショートカット:Ctrl + /)で、ショートカット一覧をモーダルで即座に呼び出せます。

設定画面をたどる必要がなくなります。

「タスクマネージャー」も用意されています。

動作が重くなった際に、各プロセスのリソース消費状況を把握できます。

「パフォーマンストレースを開始」もこのメニューから実行可能です。

不具合報告時にトレースログを添付することで、原因調査を円滑に進められます。

その他、ドキュメント・新着情報・トラブルシューティング・システムステータス・フィードバック・更新確認が並んでいます。

コンパニオン機能「ペット」|20

左下のアカウント名をクリックして表示される、ペットを表示の項目を含んだユーザーメニュー。
「ペットを表示」はここにある

左下のアカウント名をクリックするとユーザーメニューが表示されます。

その中の「ペットを表示」を選択するか、ショートカット Alt + Win + P で起動できます。

公式ドキュメントには記載がない隠し機能です。

設定内にもペット専用の設定タブが用意されています。

複数のプリセットキャラクターから選択できるペット機能専用の設定画面。
8種類から選べて、自分で作れる

Codex・Dewey・Fireball・Hoots・Rocky・Seedy・Stacky・BSOD のプリセットから選択可能です。

キャラクターごとに個別の性格設定が定義されています。

たとえばBSODには「小さなブルースクリーンの小鬼」といった説明が付与されています。

「作成」ボタンから独自のカスタムペットを定義することも可能です。

機能説明には「ペットはスレッドを管理し、注意が必要な項目を表示します」と明記されています。

単なるマスコット表示にとどまらず、状態通知のアシスタントとして機能します。

なお同メニューの「使用状況」を開くと、現在の利用枠の残量がパーセンテージで確認できます。

サイドバーの4つの拡張機能|21

プルリクエスト、スケジュール、プラグイン、探索の各項目が並ぶサイドバーの拡張機能エリア。
①プルリクエスト ②スケジュール ③プラグイン ④探索
項目主な機能
プルリクエストGitHub上のプルリクエストを一覧表示・確認する
スケジュール指定時刻や定期的なスケジュールで自動処理を実行する
プラグインMCPサーバーなどの外部連携ツールを追加する
探索追加機能や拡張機能のカタログを参照する

日常のチャット利用では見過ごされがちなエリアです。

スケジュール機能|タスクの定期実行

登録済みタスクの管理やテンプレートの提案が並ぶスケジュール機能の画面。
登録済みのタスクと、提案が並ぶ

画面には「ChatGPT にタスクのスケジュール設定、リマインダー設定、更新の監視を依頼できます」と案内されています。

登録したタスクは、有効・一時停止中・完了のステータスごとにフィルタリングできます。

プリセットとして「デイリーブリーフ」「週次レビュー」「フォローアップを監視」といったテンプレートが提案されます。

毎朝の定例チェックや定期レビュー作業を自動化する用途に適しています。

プラグイン機能|外部ツールの連携追加

外部ツールとの連携先が一覧で並ぶプラグイン機能の画面。
GmailやSlackなどを追加できる

Gmail・GitHub・Google Drive・Slack・Outlook・Canva などの連携先が並んでいます。

リストの「+」ボタンをクリックするだけで連携に追加できます。

新着や注目の項目には Tableau、Power BI、Firebase などのデータ基盤系ツールも用意されています。

プルリクエスト機能|GitHub連携の事前準備

この画面は、GitHubアカウントを未連携の状態では「セットアップが必要です」と案内されます。

あらかじめ連携を済ませておくと、PRの一覧確認やレビューをアプリ内で一括管理できるようになります。

設定画面の押さえておきたい項目

Ctrl + , で開く設定画面には、21ページにわたる詳細設定が用意されています。

特に実用性の高い見落としがちな設定項目は以下のとおりです。

  • 権限レベルの2段階管理(デフォルト権限とフルアクセスは明確に分離されています)
  • 承認ポリシーとサンドボックスの適用範囲を作業内容に応じてカスタマイズ可能
  • 実行の「速度」設定という、モデルや推論強度とは独立した実行速度パラメータが存在する
  • コンテキストウィンドウの使用量表示を有効化可能(初期状態は無効)
  • Gitのコミット指示により、AIが生成するコミットメッセージのフォーマットを固定化できる
  • 音声入力辞書への専門用語・固有名詞の事前登録
  • クイックチャット・サイドチャットなど、キーバインド専用の呼び出し機能が存在する

各設定ページの詳しい内訳は、以下の個別記事で解説しています。

UIボタンが存在しないショートカット専用機能

設定の「キーボードショートカット」一覧を確認すると、UI上のメニューやボタンには配置されていない隠し機能が多数登録されています。

対応が必要な次のチャット(ショートカット:Ctrl + Alt + A)のほか、クイックチャット、サイドチャット、一時チャットなどがキーボード操作専用として割り当てられています。

さらに Chat・Work・Codex の3つの作業モードも、Alt + 1 から Alt + 3 までのキー操作で即座に切り替え可能です。

全ショートカットの一覧表は、以下の記事にまとめています。

ChatGPTモードに切り替えた際の画面仕様や相違点は、以下の記事で解説しています。

アプリ内で利用できるコマンド一覧は、以下の記事を参照してください。

CodexとAntigravityの記事は、ほかにもあります。

まとめ|最初に試したい3つの操作

まず導入時に押さえておきたい操作は以下の3点です。

  • Ctrl + , で設定を開く:権限が2段階に分かれている仕様を確認し、適切なポリシーを設定する
  • 右パネルを開く:実行環境の切り替え、ブランチ管理、コミット・プッシュ操作を一括して把握する
  • Ctrl + ` でターミナルを表示する:別ターミナルへの画面切り替えをなくし、アプリ内で操作を完結させる

この記事は2026年9月12日時点のWindows版で確認しました。

アップデートによりUI配置や機能名が変更される可能性があります。

Codexと他のコーディングエージェントの詳細な比較は、以下の記事で解説しています。

生成AIに関するその他の解説記事は、まとめページから確認できます。

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