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Antigravityの使い方|初心者向けに最初の1回を通しで解説

GoogleのAntigravityを、はじめて使う人向けに最初の1回を通しでまとめました。

表示はすべて英語ですが、日本語で指示を出せます。

先に全体の流れです。

  1. プロジェクトを作る(作業するフォルダを登録する)
  2. やりたいことを日本語で書く
  3. どこで作業させるかを選ぶ(そのまま/別の作業場所)
  4. 出てきた計画を確認する
  5. 承認して進めてもらう

この記事は2026年9月13日、Windows版 2.12.2 で確認しました。

目次

はじめる前に|アプリが2つあります

ここを間違えると、そもそも目的の画面にたどり着けません。

中身この記事の対象
Antigravity 2.0エージェントに作業させるアプリこちら
Antigravity IDEVS Codeをもとにした開発環境—
2026年9月13日時点

公式サイトからダウンロードすると、まず 2.0 のほうが入ります。

IDEは、アプリの右上にある「Install IDE」から別に入れます。

入れ方はこちらにまとめています。

画面の見方

左側にメニューが並び中央に指示を書く欄が配置された全体の画面構成。
左にメニュー、中央に指示を書く欄
メニューに並ぶ各項目の配置。
New Conversation・Projects・Scheduled Tasks
英語表記日本語では何をするか
New Conversation新しい会話指示を出し始める
Conversation History会話履歴過去のやり取りを探す
Scheduled Tasks予定タスク決まった時刻に実行する
Projectsプロジェクト作業するフォルダを登録する
Settings設定左下の歯車アイコン。安全設定はここで行う

中央の入力欄に、やりたいことを書きます。

日本語で書いて問題ありません。

最初の1回を通しで進める

1. プロジェクトを作る

先に、作業するフォルダを登録します。

  1. 左のサイドバーにあるフォルダに「+」が付いたアイコンを押す
  2. New Project(新しいプロジェクト)を選ぶ
  3. Add Folder(フォルダを追加)で、作業したいフォルダを指定する
  4. Create(作成)を押す

ここで指定したフォルダの中だけをエージェントが操作します。

Gitリポジトリでも、通常のフォルダでも問題ありません。

2. やりたいことを書く

入力欄に日本語で書いて、Enterを押します。

最初は小さく指示を出すのがおすすめです。

  • 「このフォルダに何が入っているか説明して」
  • 「READMEを日本語に直して」
  • 「このページの見出しを整理して」

いきなり大きな作業を頼むと、確認する変更量が増えて判断が難しくなります。

3. どこで作業させるか選ぶ

指示を送信すると、作業する場所の選択を求められます。

選択肢どうなるか向いている場面
Local Mode
(ローカル)
登録したフォルダを直接書き換える小さな修正
New Worktree Mode
(新しいワークツリー)
別の作業場所を作って、そこで作業する大きな変更、失敗しても元に戻したいとき

迷ったらワークツリーを選ぶほうが安全です。

元のフォルダは変更されずにそのまま残ります。

意図通りにいかなければ、作成された作業場所を破棄するだけで済みます。

4. 出力された内容を確認する

Antigravityは、作業の記録を成果物として書き出します。

これをArtifactと呼びます。

成果物の種類内容
実装計画どこをどう修正するかの案。着手前に確認できる
ウォークスルー完了後の変更点と確認手順のまとめ
スクリーンショット画面を確認した記録
ブラウザの録画Webサイトを操作して検証した記録

事前と事後に可視化される点がAntigravityの特徴です。

「何を変更されたか分からないまま進む」事態を防ぐ設計になっています。

実装計画は、承認する前に必ず確認してください。

方針が想定と違っていれば、この時点で指示を出し直せます。

5. 承認して進めてもらう

計画内容に問題がなければ承認します。

設定によっては、都度の確認なしで自律実行させることも可能です。

最初のうちは、計画を確認する設定のまま進めるのが安全です。

最初に確認しておくべき設定

設定画面の全般項目で確認できる項目の表示。
Security Presetは最初に確認する

左下の Settings を開いて、General を確認してください。

英語表記日本語では何を決めるか
Security Preset安全設定のプリセットエージェントに許可する操作範囲
Tool Permissionsツールの権限ファイル操作・ターミナル・MCPの許可
Artifact Review Policy成果物の確認方針成果物の確認をユーザーに求めるかどうか
Network Access Rules通信の許可アクセスを許可するURL

Security Preset の設定が最も重要です。

Full Machine(マシン全体へのアクセス)になっていると、指定した作業フォルダ外の操作も許可されます。

共有PCや重要なファイルが存在する環境では必ず確認してください。

覚えておくと便利なスラッシュコマンド

入力欄で / を入力すると候補が表示されます。

コマンド動作適した場面
/goal目標達成まで自律的に作業を継続する途中で確認を挟まず完了させたいとき
/grill-me着手前にユーザーへ質問して要件を詰める要件や方針が固まっていないとき
/browserブラウザを操作させる作成したWebページを確認させたいとき
/schedule指定したスケジュールで実行する定期的な確認作業

非エンジニアの方には /grill-me の活用をおすすめします。

事前に質問して要件を整理してくれるため、指示が曖昧でも認識のずれを防げます。

逆に、一括で作業を任せきりにしたい場合は /goal が適しています。

主なショートカットキー

キー動作
Ctrl + K会話履歴を切り替える
Ctrl + Pファイルを検索して開く
Ctrl + /モデルを切り替える
Ctrl + M音声入力を開始する
Ctrl + ,設定画面を開く

モデルと利用枠

切り替え候補として選択できる複数のモデル一覧の表示。
GeminiのほかにClaudeとGPTも並ぶ

GeminiだけでなくClaudeやGPTも選択できます。

Ctrl + / のショートカットか、入力欄のモデル名をクリックすると切り替えられます。

モデル名に表示される High・Medium・Low は、利用可能なクォータ残量の目安です。

Fast は応答速度を重視したモデルに表示されます。

モデルの系統ごとに週の利用枠の残量目安が表示されている画面。
モデルの系統ごとに週の残りが出る

クォータ残量は、モデルの提供元系統ごとに管理されています。

Geminiの枠を使い切っても、ClaudeやGPTに切り替えれば作業を継続できます。

利用枠は週単位でリセットされます。

プランごとの違い

プラン利用枠の補充他社モデル
Google AI Ultra最大容量。5時間ごとに補充対応
Google AI Pro大容量。週の上限まで5時間ごとに補充公式記載なし
それ以外週ごとに補充公式記載なし
公式の料金ページの記載より

どのプランであっても、Geminiモデルや基本機能は利用可能です。

予定タスクやCLI機能も、プランによる制限はありません。

ただし、実機で確認したところ公式の案内と異なる点がありました。

料金ページでは他社モデルの利用をUltraのみと案内していますが、下位プラン(Antigravity Starter Quota)でも Claude や GPT を選択できました。

2026年9月13日時点の実機における表示です。

実際の挙動はお使いの画面で確認してください。

利用枠の消費は、プロンプトの回数ではなくエージェントの作業量に応じて計算されます。

公式ドキュメントにも「エージェントが行った作業量に相関し、プロンプトごとに異なる」と明記されています。

軽い確認指示であれば多く実行でき、重いコーディング作業では消費が早くなります。

Pro・Ultraプランでは、上限超過分を有償クレジットで支払う設定も用意されています。

日本語対応の現状

プロンプトの指示とエージェントの応答は日本語で問題なく動作します。

ただし、アプリのUI表示は英語のままです。

現時点でAntigravity 2.0のUIを日本語化する設定はありません。

設定・メニュー・コマンドパレットに言語選択項目はなく、アプリ本体に日本語UI文字列は含まれていません。

Web検索で見つかる日本語化の手順は、すべてAntigravity IDE側の設定を指しています。

英語表記と日本語訳の対応は、別記事にまとめています。

非エンジニアでも活用できるか

活用可能です。

ただし意識しておくべき前提が2点あります。

  • 英語UIの操作に抵抗がないこと
  • 出力された実装計画を読み、提案方針の妥当性を判断できること

1つ目のUI英語に関しては、解説記事や対照表を参照すれば十分に対応できます。

実運用において重要なのは2つ目の計画確認です。

エージェントは、与えられた指示の文面通りに作業を進めます。

意図と異なる方針であっても、指摘しなければそのまま進行します。

そのため、着手前に実装計画を読んでレビューできる設計になっています。

操作に慣れるまでは /grill-me で要件を掘り下げさせ、作業範囲を細かく区切って指示してください。

また、最初のうちはワークツリーモードで実行することをおすすめします。

予期せぬ結果になっても、元のフォルダは変更されません。

コマンドおよびコマンドパレットの一覧は、別記事にまとめています。

CodexとAntigravityの記事は、ほかにもあります。

まとめ

  • アプリは2種類存在する。公式サイトから標準で導入されるのは 2.0
  • プロジェクト作成 → 日本語で指示 → 計画を確認 → 承認して実行
  • 作業場所で迷ったらワークツリーを選ぶ。元のフォルダを変更から保護できる
  • /grill-me で着手前に要件を整理させると指示が的確に通る
  • Security Preset は作業前に必ず確認する
  • Geminiに加えてClaudeやGPTも選択可能。利用枠はプロバイダ系統ごとに独立して管理される
  • 指示や応答は日本語で通るが、アプリのUI表示は英語のまま

この記事の内容は2026年9月13日時点の仕様に基づいています。

公式のドキュメントはこちらです。

画面の英語表記と日本語訳の対応は、別記事にまとめています。

ほかのコーディング向けAIエージェントとの比較はこちらで解説しています。

生成AIに関する他の記事は、まとめページから確認できます。

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