ChatGPTのスケジュールタスクのように、決めた間隔で同じ指示を繰り返す仕組みは、Claude Codeにもあります。
用途によって、/loop、デスクトップアプリの定期タスク、クラウドのルーティンの3つを使い分けます。
それぞれの違いと使い方を、Claude Codeの公式ドキュメントで整理しました。
- 開いているセッションの中で繰り返すなら /loop
- パソコンの中のファイルを使って毎日動かすなら、デスクトップアプリの定期タスク
- パソコンを閉じていても動かすなら、クラウドのルーティン(/schedule)
- /loop の繰り返しは、作ってから7日で自動的に終わる
定期実行の実機での再現は含まず、公式ページの記載(2026年10月3日に確認)に基づきます。
仕様や上限は変わることがあるので、最新は公式ページで確かめてください。
3つの方法の違い
| /loop | デスクトップの定期タスク | クラウドのルーティン | |
|---|---|---|---|
| 動く場所 | 自分のパソコン | 自分のパソコン | Anthropicのクラウド |
| パソコンの電源 | 必要 | 必要 | 不要 |
| セッションを開いておく | 必要 | 不要 | 不要 |
| 再起動のあと | --resume で戻る(例外あり) | 残る | 残る |
| 手元のファイル | 使える | 使える | 使えない(毎回リポジトリを複製) |
| 最短の間隔 | 1分 | 1分 | 1時間 |
ChatGPTの「会話の中で繰り返すタスク」にいちばん近いのは、/loop です。
今の会話の流れを引き継いだまま、同じ指示を繰り返します。
/loop:開いているセッションで繰り返す
/loop は、セッションを開いているあいだ、指示を繰り返し実行するコマンドです。
間隔と指示は、どちらも省略できます。
| 書き方 | 例 | 動き |
|---|---|---|
| 間隔と指示 | /loop 5m check the deploy | 決めた間隔で繰り返す |
| 指示だけ | /loop check the deploy | 毎回、Claudeが次までの間隔を決める |
| 何も付けない | /loop | 組み込みの保守用の指示か、loop.md の内容を実行する |
間隔の単位は、s(秒)、m(分)、h(時間)、d(日)です。
秒は、分に切り上げられます。
7m や 90m のように区切りの悪い間隔は、近い間隔に丸められ、何にしたかが表示されます。
間隔は、先頭に 30m のように書いても、文の終わりに every 2 hours のように書いてもかまいません。
/loop 5m デプロイが終わったか確認して、結果を教えてスキルを指示にして、/loop 20m /review-pr 1234 のように繰り返すこともできます。
間隔をClaudeに任せる
間隔を書かないと、Claudeが毎回、次までの待ち時間を1分から1時間のあいだで決めます。
ビルドの途中なら短く、何も動きがなければ長く待つ、という動きです。
決めた待ち時間と理由は、毎回の終わりに表示されます。
作業が終わったと判断すれば、Claudeが自分で繰り返しを止めることもあります。
loop.md で、いつもの指示を決めておく
何も付けずに /loop を実行したときの指示は、loop.md というファイルで差し替えられます。
| 置き場所 | 効く範囲 |
|---|---|
| .claude/loop.md | そのプロジェクト。両方あるときはこちらが優先 |
| ~/.claude/loop.md | 自分のすべてのプロジェクト |
書き方に決まりはなく、/loop に続けて打つ指示と同じように書きます。
書き換えると、次の回から反映されます。
25,000バイトを超えた部分は切り捨てられます。
一度だけのリマインド
一度だけ実行したいときは、/loop を使わず、ふつうの文で頼みます。
remind me at 3pm to push the release branch
in 45 minutes, check whether the integration tests passedClaudeが実行の時刻を決めて登録し、実行が済むとタスクは自動で消えます。
一覧と取り消し
登録したタスクは、「予定しているタスクは?」「デプロイ確認のタスクを取り消して」のように頼めば、一覧や取り消しができます。
| ツール | 役割 |
|---|---|
| CronCreate | 新しいタスクを登録する。5項目のcron式、指示、繰り返すかどうかを受け取る |
| CronList | 登録済みのタスクを、ID・予定・指示つきで一覧にする |
| CronDelete | IDを指定してタスクを取り消す |
1つのセッションに登録できるタスクは、50個までです。
間隔をClaudeに任せた /loop は、待っているあいだに Esc を押すと止まります。
/loop の制限
- タスクが動くのは、Claude Codeが起動していて、手が空いているときだけ
- 応答の途中に予定の時刻が来たら、終わってから実行される
- ターミナルを閉じたり、セッションを終えたりすると止まる
- 取りこぼした回は、まとめて実行されず、1回だけ実行される
- 繰り返しのタスクは、作ってから7日で最後に1回実行し、自動で消える
- 間隔をClaudeに任せた /loop は、
--resumeで戻しても再開されない
時刻はパソコンのタイムゾーンで解釈されます。
混雑を避けるため、繰り返しのタスクは予定より最大30分遅れて実行されることがあります。
時刻を正確にしたいときは、0分や30分を避けて、9時3分のような時刻を指定します。
定期実行を使わないなら、環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_CRON=1 で止められます。
デスクトップアプリの定期タスク
Claude Codeのデスクトップアプリでは、決めた時間に新しいセッションを自動で始める定期タスクが作れます。
/loop と違って、セッションを開いておく必要はありません。
- デスクトップアプリの Code タブを開く
- サイドバー(またはMoreメニュー)の Routines を開く
- New routine を押し、Local を選ぶ
- 名前、説明、指示、作業するフォルダ、予定を入力して保存する
予定は、Manual(手動)、Hourly、Daily、Weekdays、Weekly から選びます。
15分ごとのような細かい間隔は、セッションの中で頼めば設定できます。
実行されると通知が出て、サイドバーの Scheduled に新しいセッションが並びます。
パソコンが眠っているあいだの回は飛ばされ、起きたときに直近の1回だけ実行されます。
指示は ~/.claude/scheduled-tasks/タスク名/SKILL.md に保存されます。
デスクトップアプリは、1.1.5368 より前の版では定期タスクを使えません。
クラウドのルーティン(/schedule)
ルーティンは、Anthropicのクラウドで動く定期タスクで、パソコンを閉じていても実行されます。
現在はリサーチプレビューで、Pro、Max、Team、Enterpriseのプランで使えます。
CLIでは、/schedule のあとに内容を書いて作ります。
/schedule daily PR review at 9am
/schedule tomorrow at 9am, summarize yesterday's merged PRsWebの claude.ai/code/routines や、デスクトップアプリの Routines からも作れます。
| きっかけ | 内容 |
|---|---|
| スケジュール | 毎時・毎日・平日・毎週、または指定した日時に1回 |
| API | 専用のURLにPOSTすると実行される |
| GitHub | プルリクエストやリリースの動きで実行される |
最短の間隔は1時間で、それより短いcron式は受け付けられません。
毎回、選んだGitHubのリポジトリを複製してから作業するので、手元のファイルは使えません。
ルーティンは承認を待たずに動くので、指示は単独で読んで分かるように書きます。
一覧は /schedule list、変更は /schedule update、すぐ実行するなら /schedule run です。
/schedule を使うには、claude.aiのアカウントでログインしている必要があります。
APIキーでログインしていると、/schedule は表示されません。
