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Antigravityのコマンド一覧|スラッシュコマンドとコマンドパレット

Antigravityのコマンドには、大きく分けて2種類あります。

ひとつは入力欄に「/」を入力して呼び出す、AIへの指示用コマンドです。

もうひとつは Ctrl+Shift+P で開く、アプリ本体を操作するコマンドパレットです。

この2つは役割が異なり、候補として表示される内容も重複しません。

この記事では実際のアプリ画面で確認した両方の機能を一覧で整理します。

なお、公式ドキュメントに記載されていても、実際のアプリ上には表示されない項目もあります。

そうした実機検証での挙動も含めて解説します。

チャット入力欄にスラッシュを入力してアクションを呼び出すヒント表示が示されている様子。
入力欄に「/ for actions」と書かれている(2026年9月時点の表示)
目次

入力欄の「/」で呼び出すコマンド

チャット入力欄で半角スラッシュ「/」を入力します。

入力欄のすぐ下に利用可能なコマンド一覧が表示されます。

チャット入力欄でスラッシュを入力した際に、すぐ下にスラッシュコマンドと初期搭載スキルの一覧が表示された様子。
「/」を打つと出る一覧。上5つがコマンド、下は同梱のスキル

上部に並ぶ5つがスラッシュコマンドで、その下に初期搭載のスキルが並びます。

Antigravityでは、コマンドとスキルが同じ一覧に並んで表示されます。

表示されるアイコンの形状が異なる程度のため、初見では区別しづらい仕様です。

自作スキルを追加した場合も、この一覧に追加されていきます。

標準の5つのスラッシュコマンド

スクロールできます
コマンド画面の説明主な利用シーン
/goalRun until the specified goal is completely finished.
(指定した目標が完了するまで継続実行する)
途中の確認を挟まずに進めたいとき。ユーザーの承認待ちで止まらずにタスクを最後まで進めます。
/scheduleRun an instruction on a recurring schedule or as a one-time timer.
(定期的なスケジュール、または単発タイマーで指示を実行する)
毎朝の定期チェックなど。登録した指示はサイドバーの「Scheduled Tasks」に管理されます。
/browserInvoke a browser agent for web tasks.
(Webタスク向けにブラウザエージェントを起動する)
作成したWebページをブラウザ上で実際に表示・検証させたいとき。
/grill-meInterview me to align on a plan.
(計画をすり合わせるために、ユーザーへヒアリングを行う)
要件が未整理のとき。AI側から質問を投げかけて認識のずれを防ぎます。
/learnReflect on recent successes or corrections to capture reusable skills or rules.
(直近の成功や修正内容を振り返り、再利用可能なスキルやルールとして保存する)
同一の指示や修正を繰り返したとき。以降のセッションで同じミスを防ぐよう記憶させます。
デスクトップアプリの画面で確認(Antigravity 2.12.2 / 2026年9月時点)

標準搭載されている4つのスキル

コマンド一覧の下部に並ぶ項目です。

こちらも同様に「/」から呼び出し可能です。

スクロールできます
スキル役割・内容
/agy-customizationsカスタマイズ機能全般のリファレンス。スキル、ルール、プラグイン、フック、MCPの仕様や作成手順を確認できます。
/antigravity-guideAntigravity本体の使い方とクイックリファレンス
/generative_uiチャット画面内にHTML/UIコンポーネントを描画する。グラフやインタラクティブなUIを表示させたいときに使います。
/migrate-workflows従来の「ワークフロー」を現行のスキル形式へ移行する。過去バージョンで作成した設定を引き継ぎたいユーザー向けです。

使い方が分からないときは /antigravity-guide を呼び出してください。

機能や設定についてAI自身がガイドしてくれます。

検索の絞り込みは説明文にも適用される

「/」の後に文字を入力すると候補を絞り込めます。

ただしコマンド名だけでなく、説明文の英語テキストにも部分一致します。

たとえば /pl と入力すると、説明文に「plan」が含まれる /grill-me も一覧に候補として表示されます。

目当てのコマンド名が思い出せないときは、実行したい操作に関連する英単語を入力して検索してみてください。

公式ドキュメントにありアプリで表示されないコマンド

公式ドキュメントのスラッシュコマンド一覧には、より多くのコマンドが記載されています。

しかし、手元のアプリで「/」を入力しても表示されないものがありました。

スクロールできます
コマンド公式ドキュメントの説明手元アプリでの表示
/boost複雑なバグや競合状態のための多段推論表示なし(有料プラン向け)
/teamwork-previewリポジトリ規模の移行や研究のためのチーム編成表示なし(有料プラン向け)
/planコードを調べて、確認できる計画を作る表示なし
/btw作業を止めずに、背景を軽く質問する表示なし
Antigravity 2.12.2・無料の枠で確認(2026年9月時点)

検証環境はアプリバージョン2.12.2、公式ドキュメントは2.13.0準拠の記述です。

/boost および /teamwork-preview は、公式ドキュメント上でも有料プラン向けと明記されています。

/plan と /btw は全プラン対象と記載されていますが、検証環境では候補に現れませんでした。

バージョン差や契約プランによる提供状況の違いが影響している可能性があります。

Antigravityでは、ドキュメントの記載と実際のアプリの挙動に差が生じることがあります。

解説等で見かけたコマンドが見当たらない場合は、まずご自身の画面で「/」を入力した際の一覧を確認してください。

プランごとの詳細な違いは、別記事にまとめています。

アプリを操作するコマンドパレット

Ctrl+Shift+P で起動します。

こちらはAIエージェントへの指示用ではありません。

エディタの分割や各種設定の変更など、アプリ本体の機能を操作するためのものです。

エディタの分割や設定変更などアプリ本体の機能を操作するために、キー操作で起動したコマンドパレットの画面。
Ctrl+Shift+Pで開く。アプリの操作はこちら

1つのパレットで4つのモードを切り替え可能

パレット上部の「Commands」をクリックすると、検索対象のモードを切り替えられます。

パレット上部でコマンドやファイル、会話、プロジェクトのモードを切り替えられる様子。
同じ窓で、コマンド・ファイル・会話・プロジェクトを切り替えられる
スクロールできます
モード検索対象直接開くショートカット
Commandsアプリ本体の各種操作Ctrl+Shift+P
Filesワークスペース内のファイルCtrl+P
Conversations過去のチャット履歴Ctrl+K
Projectsプロジェクト一覧Ctrl+Shift+K

4つのショートカットを個別に覚えなくても、いずれかを開いた後にタブで切り替えられます。

コマンドパレットの操作項目一覧

2026年9月の検証時点で全32項目が用意されていました。

スクロールできます
操作項目内容ショートカット
New Conversation新しい会話セッションを開始するCtrl+N
Close Tab開いているタブを閉じるCtrl+W
Split Conversation Horizontally会話ペインを左右に分割するCtrl+D
Split Conversation Vertically会話ペインを上下に分割するCtrl+Shift+D
New Editor Window新しいエディタウィンドウを開くCtrl+Shift+N
Open Conversation History過去の会話履歴一覧を開くCtrl+Y
Select Next Conversation次の会話セッションへ移動するAlt+↓
Select Previous Conversation前の会話セッションへ移動するAlt+↑
Scheduled Tasks登録済みの定期タスク一覧を開くCtrl+U
Focus Inputチャット入力欄にフォーカスを戻すCtrl+L
Toggle Sidebarサイドバーの表示・非表示を切り替えるCtrl+B
Toggle Auxiliary Pane右側の補助パネルの表示・非表示を切り替えるCtrl+Shift+B
Next / Previous Aux Pane Tab補助パネルの表示タブを順次切り替えるCtrl+Shift+. / ,
Toggle Terminal内蔵ターミナルの表示・非表示を切り替えるCtrl+J
New Terminal Tab新しいターミナルタブを追加するCtrl+T
Split Terminalターミナル画面を分割するCtrl+Shift+5
Toggle Model Selector利用するAIモデルを選択するCtrl+/
Toggle Project Selector対象プロジェクトを選択するCtrl+;
Toggle Voice Recording音声入力の開始と停止を切り替えるCtrl+M
Open Settings設定画面を開くCtrl+,
Open Keyboard Shortcutsキーボードショートカット一覧を開くCtrl+?
Go Back / Go Forward表示履歴を戻る・進むCtrl+[ / ]
Collapse / Expand All Foldersすべてのフォルダを一括で折りたたむ・展開する未割り当て
Provide feedbackフィードバックを送信する未割り当て
Download Diagnostics診断ログファイルを出力する。不具合報告時に利用します。未割り当て
コマンドパレットの内容(Antigravity 2.12.2 / 2026年9月時点)

現在のキー割り当て設定は Ctrl+? で確認・変更できます。

画面構成の詳細な解説は、別記事にまとめています。

オリジナルのコマンドを自作する

Antigravityでの独自コマンドは「スキル」として作成します。

作成したスキルはスラッシュコマンドと同様に「/」候補の一覧に追加されます。

スキルの配置場所

スクロールできます
配置ディレクトリ適用範囲
<作業フォルダ>/.agents/skills/<名前>/指定したワークスペース内でのみ有効です。Git等でリポジトリに含めればチーム共有が可能です。
~/.gemini/config/skills/<名前>/全プロジェクト共通で利用できます。

作成した各フォルダ直下に SKILL.md を1ファイル配置します。

なお、旧仕様の .agent/skills/(末尾にsが付かないパス)も下位互換として現在読み込まれます。

SKILL.mdの記述方法

---
name: draft-article
description: 渡された題材で記事の下書きを作るときに使う
---

# 記事の下書きを作る

渡された題材で記事の下書きを作る。
見出しを3つ立て、それぞれに要点を箇条書きで置くこと。

description の指定が必須であり、設計上もっとも重要な項目です。

Antigravityは会話開始時に各スキルの説明文のみを先読みします。

ユーザーの入力に関連すると判断した場合にのみ、ファイル全体を読み込みます。

そのため、「何をする処理か」ではなく「どういう状況で呼び出すか」という発動条件を記述してください。

name は省略可能です。

省略した場合はフォルダ名がスキル名として適用されます。

会話のやり取りから自動生成する

/learn を実行すると、直前の会話ログを解析してスキル定義を自動生成してくれます。

同じ指示やフィードバックを複数回行ったタイミングでの活用が適しています。

公式仕様では「直近の成功や修正内容を振り返り、再利用可能なスキルやルールとして保存する」と定義されています。

ゼロから手書きする前に、まずはこのコマンドで雛形を出力させるのが効率的です。

旧仕様のワークフローからの移行

Antigravityには以前「ワークフロー」という機能が存在していました。

現在はスキルシステムに統合・刷新されています。

/migrate-workflows を実行すると、既存の古いワークフロー定義を検出して現行のスキル形式へ自動変換してくれます。

主要3ツールにおけるコマンド作成の比較

Codex、Claude Code、Antigravityはいずれも独自コマンドやスキルの拡張に対応しています。

ただし配置場所や呼び出し記法に差異があります。

スクロールできます
配置パス呼び出し方法
Antigravity.agents/skills/<名前>/SKILL.md/ の一覧から選択
Codex.agents/skills/<名前>/SKILL.md$名前 で指定
Claude Code.claude/skills/<名前>.md/名前 で実行
2026年9月時点

AntigravityとCodexは、プロジェクト単位でのファイル配置構成が共通しています。

いずれも .agents/skills/ 内に SKILL.md を配置する構成です。

作成したスキル資産を両環境でそのまま共有・再利用できます。

一方、Claude Codeはディレクトリ構造や拡張子仕様が異なるため、移行時は構成の調整が必要です。

各ツールのコマンド一覧の比較は、以下の記事で解説しています。

この記事で紹介しているコードは、GitHubのMOTOKI-LLC/cg-method-codeにもまとめています。

CodexとAntigravityの記事は、ほかにもあります。

まとめ

  • コマンド体系は2系統。チャット入力欄の「/」はAI指示用、Ctrl+Shift+Pはアプリ本体操作用です。
  • 標準のスラッシュコマンドは /goal /schedule /browser /grill-me /learn の5種類
  • 下部に並ぶ項目はスキル。自作スキルも同じ一覧に追加されます。
  • ドキュメント記載の /boost /teamwork-preview は有料プラン専用。利用環境によっては候補に表示されません。
  • パレットは4モードに対応。ファイル・会話履歴・プロジェクトも同一パレットから検索可能です。
  • 自作スキルは .agents/skills/ に SKILL.md を配置。Codexと共通のディレクトリ構成で共有できます。
  • 自動生成には /learn を活用。セッション中のやり取りからスキル定義を抽出して作成できます。

この記事の検証内容は2026年9月14日時点のものです。

動作確認にはデスクトップアプリのバージョン2.12.2を使用しました。

公式のコマンド一覧仕様は以下から確認できます。

主要3ツールの機能比較記事もあわせて参考にしてください。

生成AIツール関連の他の記事は、まとめ一覧からご覧いただけます。

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