Anthropicは、ClaudeとClaude Codeの利用制限を、たびたびリセットしています。
リセットには、その場で全員に効くものと、アカウントに付与されて自分の好きなときに使うものがあります。
- 一斉リセット:Anthropicが全員の枠をその場で戻す
- 保存リセット:2026年9月22日に1回付与。10月22日までに自分で使う
- クレジット:上限とは別に使える分。期限まで好きなときに使える
- 期間限定の引き上げ:期間中だけ上限そのものが増える
- 週のリセット日時:リセットしても動かない
この記事は、2026年9月27日時点の公式ヘルプ、AnthropicとClaude Codeの担当者のXの投稿、当方のアカウントに残った記録にもとづいています。
リセットと付与は4種類
| 種類 | 戻る・増えるもの | 使う時期 | 週のリセット日時 |
|---|---|---|---|
| 一斉リセット | 5時間の枠と週の枠(回によっては週だけ) | 選べない | 公式の説明はない。当方の記録では動かなかった |
| 保存リセット | 5時間か週の、表示されているほう | 期限までに自分で選ぶ | 動かない(公式ヘルプ) |
| クレジット | 上限とは別の使用分 | 期限までに好きなとき | 関係しない |
| 期間限定の引き上げ | 上限そのもの | 期間中 | 関係しない |
Codexでは、リセットのたびに、戻したあと最初に使った時刻の7日後へ週のリセット日がずれます。
Claudeの週の上限は、アカウントごとに決まった曜日と時刻に戻る仕組みで、リセットしてもこの日時は変わりません。
Codexの仕組みはCodexの利用制限リセットまとめにまとめています。
一斉リセット|Anthropicが全員の枠を戻す
一斉リセットは、使用量を多く数える不具合のお詫びや、新しいモデルの公開のときに行われてきました。
告知は、2026年2月からは主にClaude Codeの開発者向けアカウント(@ClaudeDevs)の投稿です。
ステータスページの障害報告や、Claude Codeの変更履歴には載りません。
告知の文面は、多くが5時間の上限と週の上限を全員分リセットしたという短いものです。
保存リセット|付与されたリセットを自分で使う
2026年9月22日(日本時間23日)、Opus 5.5の公開に合わせて、Pro・Max・Teamに1回ぶんのリセットが付与されました。
使える期限は10月22日です。
使い方
- ブラウザーかClaude Desktopで、設定の「使用状況」(claude.ai/settings/usage)を開く
- リセットの欄にある「Reset for free」を押す
- 表示されているほうの上限(5時間か週)が、その場で満タンに戻る
上限に達したときに出るメッセージにも、同じ「Reset for free」のボタンが出ます。
モバイルアプリと、ターミナルやIDEで動かすClaude Codeからは使えません。
ただ、枠はアカウントで共通なので、ブラウザーで戻せばClaude Codeでも満タンになります。
使ったリセットは取り消せず、請求済みの使用分も返金されません。
使う前にプランを下げたり解約したりすると、リセットは消えます。
使いどき
公式ヘルプでは、保存リセットを使っても、週の上限はいつもの曜日と時刻に戻ると説明されています。
週のリセットの直前に使うと、すぐ来る通常のリセットと重なって、ほとんど得をしません。
Anthropicの社員も、残りを使い切ってから使うようにと補足しています。
週の上限に達していて、次のリセットまで日があるときに使うのが向いています。
クレジットの付与
リセットとは別に、上限を超えて使えるクレジットが配られることもあります。
2026年9月24日には、クラウドセッション専用のクレジットとして、Proに100ドル、Maxに250ドルが付与されました。
受け取りは10月7日までで、claude.aiの設定の「使用状況」にある「クレジットを請求」か、Claude Codeの /claim-credit から行います。
このクレジットは、通常の上限より先に消費されます。
期限や受け取り方のくわしい手順は、Claude Codeのクラウドセッションの記事にまとめています。
上限に達したあとに使う追加の使用分(使用クレジット、旧称は追加使用量)は、自分で買うもので、付与とは別の仕組みです。
隠しコマンド /limit-reset
Claude Code 2.1.258の本体には、/limit-reset というコマンドが入っていました。
説明文には、セッション制限を今すぐ戻して作業を続けられること、使えるのは週1回で、週の上限は消費することが書かれています。
コマンドの一覧には出ない設定で、機能フラグが有効になったアカウントだけで使える作りです。
公式ドキュメントと変更履歴には載っておらず、当方のアカウントで使った記録もありません。
表示があっても、戻るのは5時間の枠だけで、週の枠は増えないと考えておくのが安全です。
週のリセット日時は動くのか|当方の記録
Claude Codeは上限に当たったとき、会話の記録に次のリセット時刻を残しています。
当方のアカウント(Max 5x)の記録から、週の上限に当たった場面を抜き出しました。
| 上限に当たった日時(日本時間) | 当たった上限 | 次のリセット |
|---|---|---|
| 9月11日 18:50 | 週 | 9月12日(土)1:00 |
| 9月17日 13:59 | 週 | 9月19日(土)1:00 |
| 9月25日 16:48 | 週 | 9月26日(土)1:00 |
9月2日と9月5日に一斉リセットがありましたが、その後も週のリセットは土曜1:00のままでした。
Codexのように、リセットした時刻を起点に週が数え直されることはありませんでした。
一斉リセットのあとに週のリセット日時が動くかは、公式には説明されていません。
2026年2月27日のリセットのあとには、週の起点が金曜に移ったという報告がGitHubに寄せられました。
一方で、表示が変わっただけで、実際には元の曜日に戻ったという報告もあり、Anthropicの回答はないまま閉じられています。
自分の記録を確かめる方法
次のPythonのスクリプトで、上限に当たった日時と、その時点の次のリセット時刻を一覧にできます。
import glob
import json
import os
from datetime import datetime, timedelta, timezone
JST = timezone(timedelta(hours=9))
rows = set()
for path in glob.glob(os.path.expanduser("~/.claude/projects/**/*.jsonl"), recursive=True):
for line in open(path, encoding="utf-8", errors="ignore"):
if '"quotaLimits"' not in line:
continue
rec = json.loads(line)
q = rec.get("quotaLimits") or {}
if q.get("resetsAt"):
hit = datetime.fromisoformat(rec["timestamp"].replace("Z", "+00:00"))
rows.add((hit.astimezone(JST).strftime("%m/%d %H:%M"),
q.get("rateLimitType"),
datetime.fromtimestamp(q["resetsAt"], JST).strftime("%m/%d(%a) %H:%M")))
for hit, kind, reset in sorted(rows):
print(hit, kind, "→ 次のリセット", reset)five_hour は5時間の上限、seven_day は週の上限です。
この記録は上限に当たったときにだけ残るので、ふだんの残量は Claude Code の /usage か、claude.aiの設定の「使用状況」で見ます。
記録の形式は公式に説明されているものではないため、更新で変わることがあります。
これまでのリセットと付与の記録
週の上限が始まった2025年9月から、2026年9月27日までに告知されたリセットと付与を並べました。
日時は日本時間で、告知の投稿の時刻です。
2025年
| 日時(日本時間) | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 7月29日 3:23 | 週の上限の導入を予告 | 24時間動かしっぱなしの利用やアカウントの共有への対策 |
| 9月30日 3:39 | 週の上限を開始 | Sonnet 4.5の公開に合わせた |
| 11月25日ごろ | Opus専用の上限をなくし、Maxなどの全体の上限を引き上げ | Opus 4.5の公開 |
| 12月25日〜31日 | 5時間と週の上限を2倍。開始時に週の上限をリセット | 年末の贈り物(Pro・Max。Team・Enterpriseは対象外) |
2026年1〜5月
| 日時(日本時間) | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 2月5日ごろ | 50ドルの追加使用分(受け取りから60日) | Opus 4.6とfast modeの公開 |
| 2月27日 12:59 | 一斉リセット(Claude Code) | 前日のプロンプトキャッシュの不具合で、使用量が速く減ったため |
| 3月13日〜27日 | 混む時間帯以外は5時間の上限を2倍 | 感謝のキャンペーン |
| 4月17日 5:02 | 一斉リセット | Opus 4.7の長い入力で、上限の調整が正しくなかった不具合 |
| 4月24日 2:44 | 一斉リセット | 品質が下がったという報告を受けた検証で、不具合が3件見つかったため |
| 5月7日 1:36 | Claude Codeの5時間の上限を2倍に(ずっと続く変更) | 計算資源の契約 |
| 5月14日 4:07 | Claude Codeの週の上限を50%増し(期間限定) | 理由の説明なし |
| 5月16日 3:00 | 一斉リセット | 金曜日だから |
2026年6〜8月
| 日時(日本時間) | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 6月2日 2:35 | 一斉リセット(Pro・Max) | 並列のサブエージェントを多く立ち上げすぎて、使用量が速く減る不具合 |
| 6月2日〜7月2日 | 1,000ドルのクレジット(従量課金のEnterprise) | Claude CodeとCoworkの利用開始を促すキャンペーン |
| 6月10日 6:48 | 一斉リセット | Fable 5の公開 |
| 6月13日 11:24 | 一斉リセット | 理由の説明なし |
| 6月19日 11:50 | リセット(影響を受けた人) | 週の上限が誤って表示され、送信できないこともあった不具合 |
| 6月20日 9:05 | 一斉リセット(全プラン) | 同じ不具合への追加の対応 |
| 7月2日 6:16 | 一斉リセット | Fable 5の再公開 |
| 7月10日 3:01 | 一斉リセット | 理由の説明なし |
| 7月16日 12:58 | 一斉リセット | 理由の説明なし |
| 7月18日 11:14 | 100ドルのクレジット(Pro・Team Standard) | ProでFable 5がクレジット払いに変わるため |
| 7月19日 1:04 | 週の上限50%増しを8月19日まで延長 | 期間限定の引き上げの延長 |
| 8月19日 4:35 | 週の上限50%増しを8月31日まで延長 | 恒久化したいが、容量が厳しいため延長にとどめた |
| 8月30日 1:47 | 50%増しを9月13日まで続け、9月14日から週の上限を恒久的に引き上げ | 引き上げを恒久化する判断 |
2026年9月
| 日時(日本時間) | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 9月2日 3:35 | 一斉リセット | Fable 5.1の公開 |
| 9月5日 5:08 | 週の上限だけリセット(Maxのみ) | Fable 5.1の公開と、米国の連休 |
| 9月23日 1:44 | 保存リセットを1回付与(10月22日まで)と、Claude Codeの5時間の上限を20%引き上げ | Opus 5.5の公開。Opus 5.5は安いため、同じ上限で約25%長く使えるとも説明 |
| 9月24日 6:23 | クラウドセッション専用のクレジット(Pro 100ドル・Max 250ドル) | クラウドセッションの正式公開 |
2025年9月から12月24日まで、全員への一斉リセットは見つかりませんでした。
告知がはっきりしないものや、利用者の報告しかないものは、表から外しています。
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