Claude Codeで次のエラーが出て止まることがあります。
API Error: Request rejected (429) · this may be a temporary capacity issue. If it persists, check https://status.claude.com.429は、短い時間の要求が多すぎる場合などに、要求が断られたことを示します。
一時的な制限なら少し待ってやり直し、支出上限やクレジット不足を示す429なら、上限の更新時刻や残高を確認します。
- まず:エラーの内容を確認し、一時的な制限なら数分待つ(通常は最大10回まで自動でやり直す)
- 続くとき:status.claude.com で障害が出ていないかを見る
- APIキーで使っているとき:キーの上限(1分あたりの要求数・トークン数)を見直す
- サブスクのつもりなのに出るとき:環境変数に APIキーが残っていないかを見る
2026年10月23日に公式のエラー説明・環境変数・API制限を照合しました。再試行の回数や待機条件は実行モードとエラー内容で変わります。
429を意図して起こすことはせず、実機での再現は含みません。
429とプランの利用上限はメッセージで切り分ける
429と似たものに、プランの使用量の上限があります。
Claude Codeでは、プラン枠の上限を次のような専用メッセージで示します。HTTPステータスだけで内部の制限を断定せず、表示された理由と/usageを確認してください。
You've hit your session limit · resets 3:45pm
You've hit your weekly limit · resets Mon 12:00am
You've hit your Opus limit · resets 3:45pm| 429(Request rejected) | プランの利用上限 | |
|---|---|---|
| 意味 | 要求数・トークン数の制限や、支出上限など | プランの使用量を使い切った |
| 主に出る人 | APIキー・クラウド経由で使う人 | Pro・Maxなどのサブスクの人 |
| 直り方 | 一時的な制限なら待つ。支出上限・クレジット不足は別に確認する | 表示されたリセットの時刻まで待つ |
| 確認するところ | Claude Consoleの上限の画面 | 対話中の /usage |
「You’ve hit your session limit」が出た場合の対処は、Claude Codeの「You’ve hit your session limit」の対処法で紹介しています。
あなたはどっち?429かプランの利用上限かの判定フロー
表示されたメッセージと使い方から、次の順に切り分けます。
- 「Request rejected (429)」と出ている:短い時間の要求が多すぎる場合などの429です。再試行中は待ちますが、成功や復旧は保証されません。
- Pro・Maxなどのサブスクで、使用量を使い切ったという内容が出ている:プランの利用上限を示す表示です。表示されたリセットの時刻まで待ちます。
- APIキー・クラウド経由で使っている:Anthropic APIならClaude Console、Bedrockなどなら各提供元の管理画面で上限を確認します。
- サブスクのつもりなのに429が出る:環境変数にAPIキーが残っていないかを確認します。
- 支出上限やクレジット不足を示す429:短時間の待機だけで解消すると考えず、上限の更新時刻やクレジットの残りを確認します。
どれにも当てはまらないときは、status.claude.com で障害が出ていないかを確認してください。
429が出る原因
- 組織のTierやワークスペース、モデルごとの要求数・入出力トークン数の制限を超えた
- Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry で、プロジェクトの上限を超えた
- 会社のゲートウェイ(ANTHROPIC_BASE_URL の先)で決めた上限を超えた
- Anthropic側の一時的な混雑
サブエージェントを並べて動かしたり、スクリプトから続けて呼んだりすると、1分あたりの上限に届きやすくなります。
Claude Codeは自動でやり直している
一時的な429は、Claude Codeが待つ時間を少しずつ延ばしながら、初期値で最大10回まで自動でやり直します。
やり直している間は、画面に次のように出ます。
Retrying in 2s · attempt 2/10再試行中は新しい要求を重ねずに待ちます。上限回数に達するなどして、最終的にエラーで終了する場合もあります。
v2.1.199より前は、サブスクの人が受けた429の一部はやり直しの対象外でした。
古い版を使っているなら、claude update で更新してください。
やり直しの回数を変える
| 環境変数 | 働き |
|---|---|
| CLAUDE_CODE_MAX_RETRIES | 通常のAPI再試行回数(既定10、上限15。エラー種類・WATCHDOG設定で例外) |
| CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG=1 | 一時的な混雑による429・529を回数に関係なく再試行する(支出上限・クレジット枯渇を示す通常速度の429は対象外) |
| API_TIMEOUT_MS | 応答ヘッダー受信までの待機時間(既定10分)。ストリーミング全体の実行時間ではない |
通常速度の要求では、支出上限やクレジット枯渇を示す429は、WATCHDOGを有効にしていても自動でやり直さずに停止します。
WATCHDOGではv2.1.199以降、通常の再試行回数の既定値と上限も変わります。v2.1.295以降はCLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_WAIT_MSで要求ごとの待機時間を制限できます。無指定では待機時間の上限がないため、常時有効を前提にしないでください。
429が続くときの対処
1. どのログインで使っているかを確かめる
対話中に /status を実行し、どのアカウントやキーで使っているかを見ます。
サブスクで使っているつもりでも、環境変数 ANTHROPIC_API_KEY が残っていると、APIキーの上限で動いていることがあります。
確かめ方と消し方は、Claude Codeのログイン方法の違いで紹介しています。
2. APIキーの上限を見る
Anthropic APIのTierとレート制限はConsoleのRate limitsで確認します。制限は主に組織単位で、ワークスペースの制限もあります。支出制限はBillingで確認してください。
Tierは利用履歴やアカウント状態などで決まります。APIキーを増やしても同じ組織の枠が増えるわけではありません。公式Rate limitsで適用枠を確認します。
Anthropic APIのTierに設定された月次支出上限に達した場合は、上限が引き上げられなければ翌月1日00:00 UTCまで利用が止まります。
この支出上限の429にはretry-afterヘッダーが付かないため、短時間の再試行を繰り返す対処とは分けてください。
一方、要求数やトークン数によるAPIの429にretry-afterヘッダーがある場合は、そこに示された秒数を待ってから再試行します。
1分あたりの総数が上限内でも、短時間に集中した要求が制限される場合があるため、呼び出し間隔も空けてください。
3. 同時に動かす数を減らす
- 並べて動かしているサブエージェントを減らす
- 同じ認証元で並行実行しているセッション・スクリプトの数を減らす
- モデルを変更する場合は、変更先に別の利用枠があるか確認する(同じ制限枠を共有するモデルへの切り替えでは解消しない場合がある)
4. 障害が出ていないかを見る
エラー末尾の提供元を確認します。Anthropicならstatus.claude.com、Bedrock・Google Cloud・Foundry・独自ゲートウェイなら、その提供元の障害・制限を確認してください。
混雑で出る529(Overloaded)の対処は、Claude Codeの「API Error: 500」「529 Overloaded」の対処法で紹介しています。
よくある質問:429で迷ったときのチェックリスト
429が出たら、すぐに何かした方がよいですか?
エラーの内容を確認し、一時的な制限なら数分待ちます。
Claude Codeは、待つ時間を少しずつ延ばしながら、初期値で最大10回まで自動でやり直します。
再試行の成功は保証されません。終了後も同じエラーなら認証元と上限を確認します。
429とプランの利用上限は同じものですか?
確認する制限は異なりますが、HTTP番号だけで判断しないでください。Claude Codeのエラー本文、/usage、提供元の上限画面を照合します。
429は短い時間の要求が多すぎる場合などに出ます。
プランの利用上限は、使用量を使い切ったときに別のメッセージで出ます。
やり直しの回数は変えられますか?
環境変数 CLAUDE_CODE_MAX_RETRIES で、通常のやり直す回数を変えられます。
初期値は10で、上限は15です。
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG=1 を設定すると、一時的な混雑による429・529を回数に関係なく再試行します。
WATCHDOGを有効にすれば、どんな429でも自動でやり直しますか?
いいえ。
支出上限やクレジット枯渇を示す通常速度の429は、WATCHDOGを有効にしていても自動でやり直さずに停止します。
429が頻繁に出るのは、どんな使い方のときですか?
サブエージェントを並べて動かしたり、スクリプトから続けて呼んだりすると、1分あたりの上限に届きやすくなります。
同時に動かす数を減らしてください。
古い版だとやり直しされないことはありますか?
v2.1.199より前は、サブスクの人が受けた429の一部がやり直しの対象外でした。
古い版を使っているなら、claude update で更新してください。
まとめ
- 429は一時的な制限のほか、支出上限・クレジット不足の内容も確認する
- プランの利用上限(You’ve hit your session limit)とは別のもの
- 一時的な429なら通常は最大10回まで自動でやり直す。支出上限などの429は別扱い
- 続くときは /status でログインを確かめ、同時に動かす数を減らす
参考:Claude Code公式ドキュメント「再試行の設定」(条件と例外を2026年10月23日に再確認)。
