Premiere Proの新機能を、作業の種類ごとに仕分けました。
対象は2024年10月(バージョン25.0)から2026年6月(26.3)までのリリースです。
バージョン番号と時期は、Adobe公式の「Premiereデスクトップ版の新機能」ページに記載のものです。
なおアプリ名が「Premiere Pro」から「Premiere」表記に変わってきているため、公式の記載に合わせています。
目次
マスク・被写体の切り抜き
2026年1月に入ったオブジェクトマスクが、この期間で最も大きい変更です。
以降も改良が続いています。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| オブジェクトマスクの改善 | 2026年6月(26.3) | 高速化とトラッキング向上。別マシンへ移してもマスクが復元される |
| マスクのシャープ/スムーズモード | 2026年4月(26.2) | エッジ品質を被写体に合わせて選べる |
| AIによるオブジェクトマスク | 2026年1月(26.0) | クリック1つで人物やオブジェクトを選択・分離・追跡できる |
| シェイプマスクの再設計 | 2026年1月(26.0) | 長方形・楕円・ペンで角丸や直線制約を数値でも調整できる |
エフェクト・トランジション
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| Shape Dissolve | 2026年6月(26.3) | シェイプ・モーション・タイミングを指定するトランジション |
| 拡大効果 | 2026年6月(26.3) | レンズ状に一部を拡大してコールアウトを作れる |
| Film Impactのエフェクト群 | 2026年4月(26.2) | ブラー(チャンネル)、グラデーション、ノイズ、3Dスピンバックなど |
| 90以上のリアルタイムエフェクト | 2025年9月(25.5) | GPUアクセラレーション対応でカスタマイズできる |
| 新しいアニメーションツール | 2025年9月(25.5) | テキストや素材の動きをドラッグ&ドロップで付けられる |
| マルチトランジション | 2025年8月(25.4) | 複数のクリップに一度に適用・編集できる |
| ビデオトランジションハンドル | 2026年1月(26.0) | クリップ上のハンドルで直接調整できる |
オーディオ
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| 単語別キャプション | 2026年6月(26.3) | 1単語ずつ表示するキャプションを生成できる。SNS向け |
| ソースモニターの波形表示 | 2026年4月(26.2) | 再生と並行してオーディオ波形が見える |
| グローバルオーディオミュート | 2026年4月(26.2) | クリップ設定を変えずに全体をミュートできる |
| 一括ブリープ・ミュート | 2025年11月(25.6) | 不要な語や機密情報をまとめて処理できる |
| ライブ波形編集 | 2025年8月(25.4) | 音量調整やカットが波形にリアルタイムで反映される |
| ダイナミック波形 | 2025年4月(25.2) | 波形が音量調整を反映するようになった(既定で有効) |
素材の検索・管理
素材が増えたときに効く機能が続けて入っています。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| シーケンスインデックス | 2026年4月(26.2) | スプレッドシート形式でシーケンスを一覧・検索できる |
| 再リンクの高速化 | 2026年4月(26.2) | ドライブをまたいでオフラインメディアを自動で探して再接続する |
| 検索パネルのマーカー対応 | 2026年4月(26.2) | 名前・コメント・カラーでマーカーを探せる |
| Media Intelligence | 2025年11月(25.6)/2025年4月(25.2) | 映像・文字起こし・メタデータを横断検索。音の内容でも探せる |
| 検索パネルの高度なフィルタ | 2025年6月(25.3) | メタデータで結果を絞り込める |
| シーケンスタブのラベルカラー | 2025年6月(25.3) | タイムラインで色分けできる |
書き出し・カラー・Content Credentials
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| Content Credentials | 2026年4月(26.2)/2025年4月(25.2) | 生成AIの使用状況などを書き出した動画に付与できる |
| カラーマネジメントの向上 | 2025年4月(25.2) | 広色域やログ素材の書き出しが扱いやすくなった |
| DNxHR/DNxHD・PNGのデータ範囲改善 | 2025年6月(25.3) | スーパーホワイトとサブブラックを保持。CICPに対応 |
| キャプションの翻訳 | 2025年4月(25.2) | 多言語のキャプションを自動生成できる |
| グラフィックの環境設定 | 2025年8月(25.4) | 字幕やキャプションの既定フォントを指定できる |
カメラ・RAW対応
対応フォーマットが毎回のように追加されています。
手持ちの機材が該当するか確認してください。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| Sony BURANO V3 | 2026年6月(26.3) | フルフレームアナモルフィック5.8KとSuper 35クロップ3.8K、最大120fps |
| Canon Cinema RAW Light(4機種追加) | 2026年6月(26.3) | EOS C50、R6 Mark III、R6 V、C400に対応 |
| Nikon N-RAW | 2025年11月(25.6) | ネイティブ読み込みでトランスコード不要 |
| ARRIRAW HDE | 2025年8月(25.4) | 元の60%のファイルサイズで再生できる |
| Canon EOS C80 | 2024年10月(25.0) | ネイティブ対応 |
| Canon Cinema RAW Lightのハードウェアアクセラレーション | 2025年8月(25.4)/2025年4月(25.2) | WindowsとAppleシリコンで対応 |
パフォーマンス
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| タイムライン再生の改善 | 2025年8月(25.4) | 待機時間がミリ秒単位に短縮された |
| NVIDIA Blackwell GPUのサポート | 2025年6月(25.3) | 10bit 4:2:2のハードウェアアクセラレーション |
| H.264パフォーマンスの向上 | 2024年12月(25.1) | Appleシリコンで最大4倍、Windowsで最大2倍 |
| Windows ARMネイティブ対応 | 2026年1月(26.0) | Premiere・After Effects・Audition・Media Encoderが対応 |
| MKV(H.264/AAC)の読み込み | 2025年4月(25.2) | 再生と編集がスムーズになった |
連携・その他
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| Fireflyボードからシーケンス自動作成 | 2026年6月(26.3) | 選択順に並んだ編集可能なシーケンスとして読み込める |
| Fireflyボードからメディア送信 | 2026年1月(26.0)/2025年11月(25.6) | Fireflyから直接Premiereへ送れる |
| Adobe Stockの統合 | 2025年11月(25.6) | Premiere内で検索・ライセンス取得・読み込みができる |
| Frame.ioパネル | 2025年11月(25.6) | Frame.io V4からメディアを扱える |
| iPhone版からデスクトップへ送信 | 2025年11月(25.6) | 外出先で編集して続きをデスクトップで行える |
| 生成拡張 | 2025年4月(25.2) | クリップの先頭や末尾にフレームを足せる |
| プロパティパネル | 2024年10月(25.0) | ツール候補が出る |
| 新しいデザイン | 2024年10月(25.0) | ダーク2種・ライト・ハイコントラストの4モード |
| 新規プロジェクト作成ダイアログ | 2024年10月(25.0) | テンプレートや設定をまとめて指定できる |
どこから触るか
編集時間に効くのは、2026年1月のオブジェクトマスクと、2025年8月のライブ波形編集です。
前者は今まで手作業だったマスク切りが1クリックになり、後者は音に合わせたカットがやりやすくなります。
素材が数百クリップ規模になる案件では、2026年4月のシーケンスインデックスと再リンクの改善が効きます。
H.264の処理はAppleシリコンで最大4倍になっています(2024年12月)。
書き出しが遅いと感じている場合、バージョンが古い可能性があります。
個別の使い方は動画編集の使い方まとめにあります。
この記事は2026年9月8日に、Adobe公式「Adobe Premiere デスクトップ版の新機能」ページ(最終更新2026年8月10日)の記載で確認して書いています。
