歩いている時に、学生さんがカラーチャートなど置いて屋外で撮影していたのを見て。
今は仕事では実写合成はやらないのですが、機会があればVRなどでHDRI、カラーチャート、シルバーボール、グレーボールの素材を撮影して、より現場を再現した映像を制作してみたいとは思っています。
その撮影現場を再現するための素材について調べてみました。
グレーボール
反射率18%グレーボールを撮影することで適正露出の参考値、ライティングの光源、影の参考としての素材になります。
反射率18%(中間グレー)というのは露出の基準値らしく、CG上ではリニア環境でレンダリングした、Diffuse18%の球体になります。
色を合わせることが目的ではないので注意。
ちなみに要自作。
参考
グレーカード
反射率18%(中間グレー)のカード。撮影時の露出合わせに。
参考
グレーカードを持ち運ぶ最強の方法・デジカメのホワイトバランス・露出合わせに便利
カラーチャート
別名マクベスチャート。
正しい色で再現されているか確認できる。実写合成をするとき非常に重要な素材。
参考
第42回:今のカラマネ設定は正しいか? チェックツールの作成方法 1 | PERCH長尾の知っ得!デザインビズ必読ポイント! | AREA JAPAN
yamagishi – 2bit-BLog: VFXワークフロー 色合わせ Color Matching
シルバーボール
別名ミラーボール、リフレクションボール、銀玉など。
反射素材用としてはHDRIがあれば代用可ですが、HDRIの位置合わせだったり、ライティングの参考の為の素材に。
参考
HDRI
Image Based Lightingという手法を用いて高精細なレンダリングを実現する。
最近は全天球カメラなどでているので、比較的簡単に素材を作成できます。
参考
360度カメラRICOH THETA SがHDR合成に対応。実際に撮影して比較 | Mogura VR – 国内外のVR/AR/MR最新情報
撮影現場を再現するHDRIを用いたライティング技法(白組×映画『寄生獣』&『寄生獣 完結編』) | 特集 | CGWORLD.jp