Amazon10/19まで!プライム感謝祭開催中!セール会場へ

Photoshopで髪の毛を切り抜く方法|選択範囲とマスクの調整手順

Photoshopで髪の毛を切り抜く方法(Photoshopメソッドのロゴと記事タイトル)

Photoshopで髪の毛を切り抜くときは、「被写体を選択」で大まかに選んだあと、「選択とマスク」の「髪の毛を調整」で生え際を整え、調整モードを「オブジェクト認識」にするのが、Adobeの公式ヘルプが案内する基本の流れです。

切り抜いた髪の縁に元の背景の色が残る場合は、「エッジを強調」や「フリンジ削除」で目立たなくします。

この記事は、人物や動物の写真を、髪や毛並みまで自然に切り抜きたい方に向けたものです。

手順と項目の名前は、Adobeの公式ヘルプ(2026年10月15日に確認)の記載に基づいています。

画面は Photoshop 2026(27.11.0)で撮影しました。

人物の写真は使わず、Blender で作った細い毛の多い毛玉の3DCGで、「被写体を選択」から「選択とマスク」の出力までを試しています。

人物の写真の髪の毛での結果と、「エッジを強調」「フリンジ削除」は確かめていません。

目次

髪の毛を切り抜く手順

Adobeの公式ヘルプでは、「髪の毛を調整」を次の流れで使うと説明されています(Adobe公式:髪の毛を調整ツールでの髪の毛の選択範囲の改善)。

  1. オブジェクト選択ツールを選び、オプションバーの「被写体を選択」を押す
  2. 「選択とマスク」を開き、「髪の毛を調整」を押す
  3. 右側の「属性」パネルで、調整モード、エッジの検出、グローバル調整、出力設定を調整する
  4. 「OK」を押して、調整した選択範囲を適用する

元の写真を残しておくため、作業の前にレイヤーを複製しておくと、やり直しが楽になります。

実機では、オブジェクト選択ツールのオプションバーに「被写体を選択」と「選択とマスク」のボタンが並んでいました。

環境設定の「画像処理」で「被写体を選択」の処理を「デバイス」にした状態で押すと、進行状況の表示の後、毛玉の輪郭に選択範囲ができました。

「髪の毛を調整」のボタンは、「選択とマスク」の画面のオプションバーにあり、右側のパネルの名前は「属性」でした。

オブジェクト選択ツールのオプションバーに「被写体を選択」と「選択とマスク」のボタンが並んでいる。左下は練習用の毛玉の画像で「被写体を選択」を実行した直後の点線の選択範囲。右は「選択とマスク」の属性パネルで、表示モード、透明部分 20%、調整モードの「背景色に応じた」と「オブジェクト認識」、エッジの検出の半径 0 px、グローバル調整の滑らかに・ぼかし・コントラスト・エッジをシフトが並ぶ。選択とマスクのオプションバーには「髪の毛を調整」のボタンがある
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。「被写体を選択」の直後と、「選択とマスク」の画面(練習用の画像は Blender で作った毛玉の3DCG)

調整モードは「オブジェクト認識」から試す

「選択とマスク」には、境目を見つける方法として2つの調整モードがあります(Adobe公式:選択範囲とマスクを調整)。

調整モードAdobe公式の説明向いている写真
背景色に応じたコントラストの高い、または単純な背景に最適白い壁の前の人物など、背景が単純な写真
オブジェクト認識髪の毛、毛皮、または複雑な背景に対するオブジェクトの選択範囲の調整に最適木や建物が写り込んだ屋外の写真、毛並みのある動物
選択とマスクの調整モード(名前は Photoshop 2026 の画面の表示。ヘルプの日本語訳では「カラー認識」)

髪の毛を切り抜くなら、まずオブジェクト認識で試し、結果が合わない場合に「背景色に応じた」と比べます。

画面では2つのモードがボタンで並び、「選択とマスク」を開いた直後は「背景色に応じた」が選ばれていました。

モードを切り替えると、「調整モードを切り替えると、エッジが変わることがあります。続行しますか?」という確認が出ます。

練習用の毛玉の画像で、表示モードを「白黒」にしてマスクを比べました。

「背景色に応じた」のまま「髪の毛を調整」を押しても、白黒の表示は変わりませんでした。

「オブジェクト認識」に切り替えただけでも、表示は変わりませんでした。

「オブジェクト認識」にしてから「髪の毛を調整」を押すと、細い毛は1本ずつ分かれましたが、毛の密な内側まで灰色(半透明)になりました。

白黒の表示モードで見たマスクの比較。左は「選択とマスク」を開いた直後の「背景色に応じた」で、毛玉の内側は真っ白。右は「オブジェクト認識」に切り替えて「髪の毛を調整」を押した後で、細い毛は1本ずつ分かれたが、内側まで灰色の半透明になっている。下は調整モードを切り替えたときに出る「調整モードを切り替えると、エッジが変わることがあります。続行しますか?」の確認
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。調整モードと「髪の毛を調整」の違いを白黒の表示で比べた結果(練習用の毛玉の画像)

これは人物ではない毛玉の3DCGでの結果で、人物の髪の毛で同じになるかは確かめていません。

内側まで透けた場合は、「背景色に応じた」に戻した結果と、白黒の表示で見比べてください。

表示モードを切り替えて、縁を確かめる

切り抜きの失敗は、背景の色によって見え方が変わります。

白い背景の上では気付かなかった縁の残りが、黒い背景の上ではっきり見えることがあるためです。

「選択とマスク」の表示モードでは、次のような見え方を選べます。

表示モード見え方
オーバーレイ選ばれていない部分を、半透明の色(初期設定は赤)で表示する
黒地選択範囲を黒い背景の上に置いて表示する
白地選択範囲を白い背景の上に置いて表示する
白黒選択範囲を白黒のマスクとして表示する
レイヤー上選択範囲の外を透明にして表示する
確認に使いやすい表示モード(Adobe公式ヘルプより)

公式ヘルプによると、Fキーで表示モードを順に切り替えられ、Xキーで一時的にすべての表示を消して元の写真を確かめられます。

髪の毛は、黒地と白地の両方で見て、縁に元の背景の色が残っていないかを確かめます。

画面の一覧には、このほかに「オニオンスキン」(開いた直後の表示)と「点線」もあり、名前の横に切り替えのキー(O・M・V・A・T・K・Y)が出ていました。

A・T・K・O のキーで表示が切り替わることは、Windowsのキー入力として送って確かめました。

黒地と白地は、開いた時点の不透明度が50%で、元の背景が薄く透けて見えます。

縁の残りを確かめるときは、属性パネルの「不透明度」を100%にすると見やすくなります。

練習用の画像では、黒地・100%で見ると、毛玉の下の縁に背景の緑が残っているのが分かりました。

表示モードの一覧。オニオンスキン(O)、点線(M)、オーバーレイ(V)、黒地(A)、白地(T)、白黒(K)、レイヤー上(Y)が並び、下に「Fキーを押すと表示が切り替わります」「Xキーを押すとすべての表示が一時的に無効になります」とある。右は黒地で不透明度を100%にした表示で、毛玉の下の縁に背景の緑が残っているのが分かる
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。表示モードの一覧と、黒地(不透明度100%)で縁を確かめた表示

境目を整える設定

公式ヘルプでは、グローバル調整の項目が挙げられていますが、ヘルプの日本語訳と画面の表示は一部が違います。

項目(画面の表示)変わること髪の毛での使い方の目安
滑らかに境目のガタつきを滑らかにする上げすぎると細い毛が消えるため、控えめにする
ぼかし境目をぼかす髪の毛では、細い毛がぼやけるため上げすぎない
コントラスト境目をくっきりさせるぼやけた縁を締めたいときに少しだけ上げる
エッジをシフト境目を内側(マイナス)か外側(プラス)へ動かす縁に背景が残るときに、少しマイナスにする
グローバル調整の項目(Photoshop 2026の画面の文字列で確認。ヘルプの日本語訳では「スムーズ」「エッジのシフト」)

数値は写真の大きさや毛の細さで変わるため、1つずつ動かして、黒地と白地で見比べながら決めてください。

開いた時点の値は、滑らかに 0、ぼかし 0.0 px、コントラスト 0%、エッジをシフト 0% でした(数値を動かした結果は確かめていません)。

元の写真を残して出力する

出力設定では、調整した結果をどの形で受け取るかを選びます。

「新規レイヤー (レイヤーマスクあり)」を選ぶと、元のレイヤーを残したまま、マスクの付いた新しいレイヤーとして受け取れます。

後からマスクを塗り直して直せるため、仕事で使う切り抜きではこの形をおすすめします。

出力設定の「不要なカラーの除去」をオンにすると、髪の縁に残った背景の色を周りの色で置き換えます。

画素の色そのものを書き換える処理なので、出力先は新しいレイヤーか新しいドキュメントになります。

実機では、出力先の初期値は「選択範囲」でした。

「不要なカラーの除去」にチェックを入れると、量が100%になり、出力先が自動で「新規レイヤー (レイヤーマスクあり)」に変わって、「選択範囲」と「レイヤーマスク」は選べなくなりました。

練習用の画像では、毛玉の下の縁の緑みが弱まりましたが、少し残った部分もあります。

出力設定で「不要なカラーの除去」にチェックを入れた状態。量は100%で、出力先は自動で「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」に変わった。出力先の一覧では「選択範囲」と「レイヤーマスク」が灰色で選べない。下は黒地で毛玉の下の縁を拡大して比べたもので、除去をオンにすると緑みが弱まっている
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。「不要なカラーの除去」をオンにしたときの出力設定と、縁の色の違い

このまま「OK」を押すと、レイヤーマスク付きの「背景 のコピー」ができ、元の「背景」は非表示のまま残りました。

「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」で OK を押した後の画面。毛玉の外が透明になり、レイヤーパネルには、レイヤーマスク付きの「背景 のコピー」と、目のアイコンが消えて非表示になった元の「背景」が並んでいる
2026-10-18 撮影。Adobe Photoshop 2026(27.11.0)、Windows 11。選択とマスクの結果を新規レイヤー(レイヤーマスクあり)で受け取った後

マスクの扱い方は、Photoshopのレイヤーマスクの使い方で説明しています。

髪の縁に背景の色が残るとき

方法使う場面注意点
エッジを強調レイヤーマスクの縁に、背景の色が残っているとき1回の使用につき20生成クレジットを使う
不要なカラーの除去選択とマスクの段階で、縁の色を抑えたいとき出力が新しいレイヤーか新しいドキュメントになる
フリンジ削除すでに切り抜いた画素の縁に、色の帯が残っているとき画素を書き換えるため、元のレイヤーを残してから使う
縁に残った背景の色を目立たなくする方法

「エッジを強調」は、2026年10月5日に更新されたAdobeの公式ヘルプで、レイヤーマスクの縁から背景の色の残りを取り除く機能として説明されています(Adobe公式:「エッジを強調」を使用してマスクを調整する)。

公式ヘルプでは、レイヤーマスクを選び、コンテキストタスクバーの「エッジを強調」を選ぶ手順が案内されています。

「フリンジ削除」は、メニューの「レイヤー」から「マッティング」を開いて選び、置き換える幅をピクセル数で指定します(Adobe公式:選択範囲のフリンジの削減)。

切り抜いた後に確かめること

  • 黒い背景と白い背景の上に置いて、髪の縁に元の背景の色が残っていない
  • 細い毛が途中で途切れたり、塊のように見えたりしていない
  • 肌や服の境目が、ぼやけすぎていない
  • 元の写真のレイヤーが残っている

切り抜いた画像を透明なPNGで保存する手順は、Photoshopで背景を透過する方法で説明しています。

次に学ぶ・作業環境を選ぶ

学習を続けたい方や、作業環境を整えたい方は、目的に合うガイドをご覧ください。

Photoshopのおすすめ書籍

動作要件とPCの確認項目

周辺機器の優先度

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次