Photoshopが重いときは、メモリ容量だけで買い替えを決めず、どの操作で待たされるかを確認してください。
大きな画像の編集、画面の拡大縮小、ファイルの保存、生成AIの待ち時間では、確認する場所が異なります。
この記事では、今のPCで確認できる項目と、増設や買い替えを考える順番を整理します。
最初に対応OSと使用バージョンを確認する
Adobeの技術要件は、Photoshopのバージョン、OS、画面解像度などで条件が分かれています。
実際に使うバージョンの最小要件と推奨要件を確認してください。
要件を満たすことと、普段の大きなPSDを快適に扱えることは別の判断です。
メモリ不足は「効率」と普段の作業で判断する
Photoshopでは画像サイズ、レイヤー、履歴などに応じてメモリ使用量が増えます。
イメージウィンドウ下部の表示を「効率」に切り替えると、作業中の状態を確認できます。
Adobeの説明では、効率が100%を下回ると、割り当てられたRAMに加えて仮想記憶ディスクを使用している状態です。
普段のファイルでこの状態が続く場合は、ほかのアプリを閉じて比べ、Photoshopへのメモリ割り当ても見直します。
OSやほかのアプリにもメモリが必要なので、Photoshopへ全量を割り当てる設定にはしないでください。
32GBは大きなファイルや複数アプリを扱う場合に検討する容量の一例で、全員の必須容量ではありません。
増設する場合は、PCの対応容量や空きスロットを確認します。
仮想記憶ディスクの空き容量と速度を確認する
スクラッチディスクとも呼ばれる仮想記憶ディスクは、Photoshopが作業中の一時データを置くために使います。
まず環境設定の仮想記憶ディスクで、割り当て先と空き容量を確認してください。
空き容量が不足している場合は、不要なファイルの整理や保存先の見直しを行います。
編集中のファイルや用途の分からない一時ファイルを、無差別に削除しないでください。
高速な内蔵SSDが候補になりますが、別ドライブなら必ず速いとは限りません。
遅い外付けドライブへ移す前に、接続方式とドライブの性能、空き容量を確認します。
必要な一時領域は作業内容で増えるため、「100GB空いていれば必ず足りる」とは判断しないでください。
GPUの描画処理と生成AIの待ち時間を分ける
GPUは画面描画や対応する機能に利用されます。
表示の乱れや拡大縮小の問題がある場合は、対応GPU、ドライバー、PhotoshopのGPU設定を確認します。
旧記事では「生成AIをPC上で処理するため一律にVRAM 4GBが必要」と説明していましたが、このまとめ方は訂正します。
クラウドを利用する生成機能と、削除ツールなどのオンデバイス処理では条件が異なります。
使いたい機能と処理モードの要件を確認し、生成が遅いという理由だけでGPU不足と決めないでください。
クラウド機能では通信やサービス側の状態も確認し、画面描画の問題とは分けて調べます。
CPUは実際に遅い操作を基準に比較する
CPUのコア数やクロック数だけで、Photoshopのすべての処理速度を予測することはできません。
画像処理、フィルター、書き出しなど、比較したい作業をそろえて判断してください。
世代や冷却条件の違うCPUを、動作周波数だけで比較することも避けます。
本記事では実機の性能比較を行っていないため、特定のCPUやGPUで必ず快適になるとは案内しません。
買い替え前に記録しておくこと
普段使うPSDの容量と画像サイズ、主なレイヤー数、併用アプリ、遅くなる操作を書き出します。
メモリ使用量、効率表示、SSDの空き容量も添えると、どの部品を見直すか判断しやすくなります。
同じファイルの複製で1項目ずつ条件を変え、改善するか比較してください。
機種や増設費の比較はデザノマへ
Photoshopで不足している条件を整理したら、予算、ほかの制作ソフト、保証、増設できる構造まで含めて機種を比較します。
具体的な製品比較は、運営メディア「デザノマ」の制作PCの構成と増設の選び方で確認できます。
Photoshopの操作方法は、次のまとめから確認できます。

