Antigravity の「ルール」は、コーディングの決まりなどを、毎回の会話に自動で入れる指示です。
「ワークフロー」は、繰り返す手順を保存して /名前 で実行するものですが、スキルへの移行のため2026年11月1日に廃止されます。
- プロジェクトのルール:AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md
- 全体のルール:~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/rules/*.md
- .agents/rules の .md は、trigger を書いたフロントマターが必須(無いと黙って無視される)
- ワークフローは /migrate-workflows でスキルに変換できる
この記事は、Google Antigravity の公式ドキュメント(antigravity.google/docs、2026年9月29日に確認)にもとづいています。
当方の Antigravity では、撮影用のプロジェクトに AGENTS.md と .agents/rules/sample-rule.md を置き、読み込まれたルールの内訳を画面で確認しました(Antigravity 2.22.0.0、2026年10月13日)。trigger ごとの動作の再現は含みません。
ルールの置き場所
| 範囲 | 場所 |
|---|---|
| 全体(常に有効) | ~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/AGENTS.md・~/.gemini/config/GEMINI.md |
| 全体(分割) | ~/.gemini/config/rules/*.md(フロントマター必須) |
| プロジェクト | AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md |
| フォルダーごと | そのフォルダーの AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md |
| 旧形式 | .agent/rules/*.md(単数形の .agent)も読まれる |
ルールは上書きではなく積み重ねで、全体・プロジェクト・フォルダーのルールがすべて合わさります。
食い違うときは、より細かいフォルダーのルールが優先されます。
ファイルを読んだり直したりするたびに、そのフォルダーからプロジェクトの一番上までさかのぼってルールを読みます。
撮影用のプロジェクトに、AGENTS.md と .agents/rules/sample-rule.md を置いて、プロジェクト設定の「Customizations」欄を開いた画面です。

「Rules」の内訳には、プロジェクト直下の AGENTS.md が40、.agents/rules/sample-rule.md が25と表示されていました。
合計は65トークン(0.3%)で、どちらのファイルも内訳に載っていました。
このトークン数は、撮影したサンプルの短いファイルの値です。
triggerの4種類
.agents/rules/ の .md は、必ず trigger を書いたフロントマターで始めます。
---
trigger: glob
globs: "*.ts, *.tsx"
---
TypeScript では any を使わない。| trigger | いつ使われるか |
|---|---|
| always_on | いつも |
| model_decision | 課題に合うと判断したとき(description が必須) |
| glob | 一致するファイルを扱うとき(globs が必須) |
| manual | チャットで @ で呼んだときだけ |
trigger が無いか、alwaysOn のような間違った値だと、エラーも出さずに捨てられます。
AGENTS.md と GEMINI.md はフロントマターを使わず、全文が常に有効になります。
大きさの上限
- ルール1ファイルは24KBまで。超えた分は切り捨て
- 全体と always_on のルールは、合わせて20,000トークンの枠
- 枠を超えると、大きいファイルから「場所と説明だけ」の参照に格下げされる
- .agents/rules/ は直下の .md だけを読む(サブフォルダーは .agents/rules.json に登録が要る)
同じ「Customizations」欄で、枠の使用量も確かめられます。

「Rules」は 65 / 20,000 tokens(0.3%)、「Other Customizations」は 328 / 20,000 tokens(1.6%)でした。
「Other Customizations」の内訳は、「Mcp Tools」の328トークンでした。
画面の説明文には、枠を超えると、大きいルールは場所への参照に格下げされ、大きいカスタマイズは自動で除外される、という意味の英文が書かれていました。
「Rules」の枠が20,000トークンである点は、上の「大きさの上限」と同じでした。
撮影した画面は、枠の使用量の例です。
画面から作る
エージェントのパネルの上の「…」から Customizations を開き、Rules のタブで「+ Global」か「+ Workspace」を押します。
ワークフロー
ワークフローは、デプロイなどの繰り返しの手順を Markdown で保存し、/名前 で実行するものです。
| 範囲 | 場所 |
|---|---|
| プロジェクト | .agents/workflows/名前.md |
| 全体 | ~/.gemini/config/workflows/名前.md |
1ファイル12,000文字までで、ワークフローの中から別のワークフローも呼べます。
2026年11月1日に廃止
ワークフローは Agent Skills への移行のため非推奨になり、2026年11月1日に廃止されます(それまでは動きます)。
チャットで /migrate-workflows を実行すると、スキルに自動で変換され、元のファイルは .bak を付けて残されます。
| 範囲 | スキルの場所 |
|---|---|
| プロジェクト | .agents/skills/名前/SKILL.md |
| 全体 | ~/.gemini/config/skills/名前/SKILL.md |
スキルも /名前 で呼べます。
Antigravity の基本は、Antigravityの使い方で紹介しています。
Claude Code の同じ仕組みは、CLAUDE.mdの書き方とSkillsの作り方で紹介しています。
まとめ
- プロジェクトは AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md
- .agents/rules の .md は trigger 必須
- 1ファイル24KB、全体で20,000トークンの枠
- ワークフローは11月1日に廃止。/migrate-workflows でスキルへ
参考:Google Antigravity「Rules」「Workflows」「Migrating workflows to skills」(2026年9月29日に確認)。
よくある質問:Antigravityのルールとワークフロー
Antigravityの「ルール」とは、何ですか?
コーディングの決まりなどを、毎回の会話に自動で入れる指示です。ルールは上書きではなく積み重ねで、全体・プロジェクト・フォルダーのルールがすべて合わさります。食い違うときは、より細かいフォルダーのルールが優先されます。
ルールは、どこに置けばよいですか?
プロジェクトでは AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md、全体では ~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/rules/*.md に置きます。フォルダーごとに、そのフォルダーの AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md を置くこともできます。旧形式の .agent/rules/*.md(単数形の .agent)も読まれます。
.agents/rules の .md に書く trigger とは?
always_on(いつも)、model_decision(課題に合うと判断したとき。description が必須)、glob(一致するファイルを扱うとき。globs が必須)、manual(チャットで @ で呼んだときだけ)の4種類です。.agents/rules/ の .md は、必ず trigger を書いたフロントマターで始めます。
trigger を書き忘れると、どうなりますか?
trigger が無いか、alwaysOn のような間違った値だと、エラーも出さずに捨てられます。AGENTS.md と GEMINI.md はフロントマターを使わず、全文が常に有効になります。
ルールの大きさに、上限はありますか?
ルール1ファイルは24KBまでで、超えた分は切り捨てられます。全体と always_on のルールは、合わせて20,000トークンの枠で、枠を超えると、大きいファイルから「場所と説明だけ」の参照に格下げされます。また、.agents/rules/ は直下の .md だけを読み、サブフォルダーは .agents/rules.json に登録が要ります。
画面から、ルールを作れますか?
エージェントのパネルの上の「…」から Customizations を開き、Rules のタブで「+ Global」か「+ Workspace」を押します。
ワークフローは、いつ廃止されますか?
Agent Skills への移行のため非推奨になり、2026年11月1日に廃止されます(それまでは動きます)。ワークフローは、デプロイなどの繰り返しの手順をMarkdownで保存し、/名前 で実行するもので、1ファイル12,000文字までです。
ワークフローをスキルに移すには?
チャットで /migrate-workflows を実行すると、スキルに自動で変換され、元のファイルは .bak を付けて残されます。スキルの場所は、プロジェクトが .agents/skills/名前/SKILL.md、全体が ~/.gemini/config/skills/名前/SKILL.md で、スキルも /名前 で呼べます。なお、この記事は公式ドキュメント(2026年9月29日に確認)にもとづいています。当方で確かめたのは、ルールの読み込み内訳と枠の画面までで、trigger やワークフローの動作は再現していません。最新は公式ページで確認してください。
