Antigravityのルールは、コーディングの決まりなどを継続して使う指示です。毎回入るものだけでなく、対象ファイル・モデルの判断・手動指定で読み込むものもあります。
旧ワークフローは繰り返す手順を保存する仕組みでした。公式案内では2026年10月19日に旧形式の実行が停止し、スキルへの移行が案内されています。以前記載していた11月1日という日付を修正しました。
- プロジェクトのルール:AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md
- 全体のルール:~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/rules/*.md
- .agents/rules の .md は、trigger を書いたフロントマターが必須(無いと黙って無視される)
- ワークフローは /migrate-workflows でスキルに変換できる
この記事は、Google Antigravity の公式ドキュメント(antigravity.google/docs、2026年10月23日に再照合)にもとづいています。
当方の Antigravity では、撮影用のプロジェクトに AGENTS.md と .agents/rules/sample-rule.md を置き、読み込まれたルールの内訳を画面で確認しました(Antigravity 2.22.0.0、2026年10月13日)。
trigger ごとの動作の再現は含みません。
2026年10月17日には Antigravity 2.24.0 のデスクトップアプリで同じプロジェクトの設定を開き直し、内訳の数字が変わっていないことと、ルールの一覧が出る場所を確かめました。
ルールの置き場所
| 範囲 | 場所 |
|---|---|
| 全体(常に有効) | ~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/AGENTS.md・~/.gemini/config/GEMINI.md |
| 全体(分割) | ~/.gemini/config/rules/*.md(フロントマター必須) |
| プロジェクト | AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md |
| フォルダーごと | そのフォルダーの AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md |
| 旧形式 | .agent/rules/*.md(単数形の .agent)も読まれる |
ルールは上書きではなく積み重ねで、全体・プロジェクト・フォルダーのルールがすべて合わさります。
食い違うときは、より細かいフォルダーのルールが優先されます。
ファイルを読んだり直したりするたびに、そのフォルダーからプロジェクトの一番上までさかのぼってルールを読みます。
撮影用のプロジェクトに、AGENTS.md と .agents/rules/sample-rule.md を置いて、プロジェクト設定の「Customizations」欄を開いた画面です。

「Rules」の内訳には、プロジェクト直下の AGENTS.md が40、.agents/rules/sample-rule.md が25と表示されていました。
合計は65トークン(0.3%)で、どちらのファイルも内訳に載っていました。
このトークン数は、撮影したサンプルの短いファイルの値です。
triggerの4種類
.agents/rules/ の .md は、必ず trigger を書いたフロントマターで始めます。
---
trigger: glob
globs: "*.ts, *.tsx"
---
TypeScript では any を使わない。| trigger | いつ使われるか |
|---|---|
| always_on | いつも |
| model_decision | 課題に合うと判断したとき(description が必須) |
| glob | 一致するファイルを扱うとき(globs が必須) |
| manual | チャットで @ で呼んだときだけ |
trigger が無いか、alwaysOn のような間違った値だと、エラーも出さずに捨てられます。
AGENTS.mdとGEMINI.mdはフロントマターを使わず、そのディレクトリの適用範囲でalways_onとして扱われます。ファイルサイズや合計トークンの制限は受けます。
大きさの上限
- ルール1ファイルは24,000バイトまで。内容を展開するincludeも含めて超過分を切り捨て
- 全体と always_on のルールは、合わせて20,000トークンの枠
- 枠を超えると、大きいファイルから「場所と説明だけ」の参照に格下げされる
- .agents/rules/ は直下の .md だけを読む(サブフォルダーは .agents/rules.json に登録が要る)
同じ「Customizations」欄で、枠の使用量も確かめられます。

「Rules」は 65 / 20,000 tokens(0.3%)、「Other Customizations」は 328 / 20,000 tokens(1.6%)でした。
「Other Customizations」の内訳は、「Mcp Tools」の328トークンでした。
画面の説明文には、枠を超えると、大きいルールは場所への参照に格下げされ、大きいカスタマイズは自動で除外される、という意味の英文が書かれていました。
「Rules」の枠が20,000トークンである点は、上の「大きさの上限」と同じでした。
撮影した画面は、枠の使用量の例です。
画面から作る
公式ドキュメントでは、Antigravity IDE と拡張機能の場合、エージェントのパネルの上の「…」から Customizations を開き、Rules のタブで「+ Global」か「+ Workspace」を押す手順が案内されています。
デスクトップアプリ(Antigravity App)では、アプリのメニューかプロジェクトの設定から Customizations を開き、同じ Rules のタブを使うと書かれています。
ただし、2026年10月17日に Antigravity 2.24.0 のデスクトップアプリで見たところ、Rules のタブと「+ Global」「+ Workspace」のボタンは見つかりませんでした。
IDE の画面は、今回は確かめていません。
デスクトップアプリ 2.24.0 の画面(2026年10月17日)
2.24.0 では、左の一覧に「Customizations」があり、右上の[Installed]に切り替えると、入っているスキルやルールの一覧が出ます。

「Skills & Rules」の欄に並んでいたのは「Built In」の8つ(/migrate-workflows など)で、ルールを追加するボタンはありませんでした。
「Create」のボタンがあるのは、上の「Plugins」の欄です。
アプリのメニュー(Antigravity)にあったのは、版の表示と「Check for Updates」だけでした。
プロジェクトのルールは、左の一覧でプロジェクト名の右の「⋮」から「Project Settings」を開き、下のほうの「Rules」の欄で確かめられます。

撮影用のプロジェクトでは、AGENTS.md と sample-rule.md の2つが並んでいました。
sample-rule.md は、先頭のフロントマター(trigger: always_on)を除いた本文の書き出しが表示されていました。
この欄にも追加のボタンは無く、上の表の場所にファイルを置くと、ここに表示されます。
同じ設定の「Customizations」欄の数字(Rules 65、Other Customizations 328)は、10月13日の 2.22.0.0 の画面と同じでした。
.agents/workflows/ が空の撮影用プロジェクトでは、設定にワークフローの欄は出ませんでした。
ワークフロー
旧ワークフローはデプロイなどの手順をMarkdownに保存し、/名前で呼び出す仕組みでした。次の場所は移行元を探すための旧形式の配置です。
| 範囲 | 場所 |
|---|---|
| プロジェクト | .agents/workflows/名前.md |
| 全体 | ~/.gemini/config/workflows/名前.md |
旧形式の仕様は1ファイル12,000文字までで、別ワークフローの呼出しも含められました。現在の運用はスキルへの移行を前提にしてください。
旧ワークフローは2026年10月19日に停止
公式のWorkflowsと移行ガイドは、2026年10月19日を旧ワークフローの停止日としています。同日以降は旧ディレクトリが索引化されず、スラッシュコマンドでも実行できないという案内です。この記事では停止後の実機動作は検証していません。
チャットで /migrate-workflows を実行すると、スキルに自動で変換され、元のファイルは .bak を付けて残されます。
2.24.0 のデスクトップアプリでは、Customizations の一覧に /migrate-workflows が「Built In」のスキルとして載っていました(実行はしていません)。
| 範囲 | スキルの場所 |
|---|---|
| プロジェクト | .agents/skills/名前/SKILL.md |
| 全体 | ~/.gemini/config/skills/名前/SKILL.md |
スキルも /名前 で呼べます。
Antigravity の基本は、Antigravityの使い方で紹介しています。
Claude Code の同じ仕組みは、CLAUDE.mdの書き方とSkillsの作り方で紹介しています。
まとめ
- プロジェクトは AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md
- .agents/rules の .md は trigger 必須
- 1ファイル24,000バイト、常時有効なルールなどに合計20,000トークンの枠
- 旧ワークフローは公式案内で10月19日に停止。/migrate-workflowsでスキルへ移行する
参考:Google Antigravity「Rules」「Workflows」「Migrating workflows to skills」(2026年10月23日に再照合)。
よくある質問:Antigravityのルールとワークフロー
Antigravityの「ルール」とは、何ですか?
コーディングの決まりなどを継続して使う指示です。読み込む条件はtriggerや配置場所によって異なります。
ルールは上書きではなく積み重ねで、全体・プロジェクト・フォルダーのルールがすべて合わさります。
食い違うときは、より細かいフォルダーのルールが優先されます。
ルールは、どこに置けばよいですか?
プロジェクトでは AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md、全体では ~/.gemini/AGENTS.md・~/.gemini/GEMINI.md・~/.gemini/config/rules/*.md に置きます。
フォルダーごとに、そのフォルダーの AGENTS.md・GEMINI.md・.agents/rules/*.md を置くこともできます。
旧形式の .agent/rules/*.md(単数形の .agent)も読まれます。
.agents/rules の .md に書く trigger とは?
always_on(いつも)、model_decision(課題に合うと判断したとき。description が必須)、glob(一致するファイルを扱うとき。globs が必須)、manual(チャットで @ で呼んだときだけ)の4種類です。
.agents/rules/ の .md は、必ず trigger を書いたフロントマターで始めます。
trigger を書き忘れると、どうなりますか?
trigger が無いか、alwaysOn のような間違った値だと、エラーも出さずに捨てられます。
AGENTS.mdとGEMINI.mdはフロントマターを使わず、そのディレクトリの適用範囲でalways_onとして扱われます。ファイルサイズや合計トークンの制限は受けます。
ルールの大きさに、上限はありますか?
1ファイル24,000バイトまでで、内容を展開するincludeを含めた超過分は切り捨てられます。文字数ではありません。
全体と always_on のルールは、合わせて20,000トークンの枠で、枠を超えると、大きいファイルから「場所と説明だけ」の参照に格下げされます。
また、.agents/rules/ は直下の .md だけを読み、サブフォルダーは .agents/rules.json に登録が要ります。
画面から、ルールを作れますか?
公式ドキュメントでは、IDE はエージェントのパネルの上の「…」から Customizations を開き、Rules のタブで「+ Global」か「+ Workspace」を押す手順です。
2026年10月17日に Antigravity 2.24.0 のデスクトップアプリで見たところ、Customizations にもプロジェクトの設定にも、ルールを追加するボタンは見つかりませんでした。
デスクトップアプリでは、.agents/rules/ などにファイルを置くと、プロジェクトの設定(プロジェクト名の右の「⋮」→「Project Settings」)の「Rules」の欄に表示されます。
ワークフローは、いつ廃止されますか?
公式案内の停止日は2026年10月19日です。それ以降、旧ディレクトリは索引化・スラッシュコマンド実行の対象外とされています。この記事では実機の停止確認まではしていません。
旧形式は手順をMarkdownで保存し、/名前で呼ぶ仕組みで、1ファイル12,000文字まででした。
ワークフローをスキルに移すには?
チャットで /migrate-workflows を実行すると、スキルに自動で変換され、元のファイルは .bak を付けて残されます。
スキルの場所は、プロジェクトが .agents/skills/名前/SKILL.md、全体が ~/.gemini/config/skills/名前/SKILL.md で、スキルも /名前 で呼べます。
なお、この記事は公式ドキュメント(2026年10月23日に再照合)にもとづいています。
当方で確かめたのは、ルールの読み込み内訳と枠の画面までで、trigger やワークフローの動作は再現していません。
2026年10月23日は公式資料との再照合で、新たな画面確認、trigger別実行、移行コマンドの実行はしていません。移行後は生成されたSKILL.mdの内容と必要なファイルを確認してください。
