iPhoneの画面をZoomのカメラ入力に使う場合は、「iPhoneからPCへの画面ミラーリング」「OBSへの取り込み」「Zoomでの入力選択」を順に確認します。
SnowやSnapchatの映像もこの経路を通りますが、現在のアプリ・端末の組み合わせで使えるかは別途確認が必要です。
まず練習画面で3つの接続を分けて確認する
最初は、iPhoneに個人情報のない「CG PRACTICE」という画像を表示して試します。
通知を表示しない状態にし、PC全体ではなくミラーリング受信ウィンドウだけをOBSで取り込みます。
実際の会議へ参加する前に、画像がどの段階まで届いたかを確認しましょう。
| 接続 | 確認する設定 | 次へ進める結果 |
|---|---|---|
| iPhone→PC | 対応するAirPlay受信環境 | PCの受信ウィンドウに練習画像が見える |
| PC→OBS | 専用シーンのウィンドウキャプチャ | OBSプレビューに同じ画像が見える |
| OBS→Zoom | OBS内蔵の仮想カメラとZoomの入力選択 | Zoomの参加前プレビューに画像が見える |
iPhone画面をPCへミラーリングする
AirPlayを受信できるPC側の環境を準備し、iPhoneのコントロールセンターから画面ミラーリングの接続先を選びます。
旧記事ではLonelyScreenを使いましたが、現在のOS対応・受信ソフト・利用条件を確認してから準備してください。
ネットワークや端末の制限がある場合は、PC画面に映るところまで確認する前にOBSの設定へ進みません。
PCに映らない場合は、受信ソフトの起動、接続先、同じ利用可能なネットワークかを確認します。
管理されたネットワークやPCの保護機能を無条件に解除する案内はしません。
ミラーリングにはiPhoneの画面全体が含まれるため、通知やアプリ切り替えも映り得ます。
OBSの専用シーンと内蔵仮想カメラを使う
OBSで練習専用のシーンを作り、ミラーリング受信ウィンドウを取り込むソースを追加します。
取り込み対象とプレビューを確認し、余白の切り抜き・拡大縮小・必要な回転を調整します。
縦画面は縦横比を保ち、文字が読めるかを確認します。
現在のOBSには仮想カメラ機能が内蔵されています。
OBS公式のVirtual Camera Guideに従い、「仮想カメラ開始(Start Virtual Camera)」を使います。
旧OBS-VirtualCamプラグインを追加する手順を必須にしません。
仮想カメラの設定でProgram・Preview・Scene・Sourceの違いを確認します。
Programは通常の出力、Previewはスタジオモードの編集側プレビューです。
練習用シーンだけを渡す場合は、そのシーンを選べる設定を確認してください。
編集途中の画面まで送る意図がなければ、Previewを無意識に選ばないようにします。
Zoomへ渡す・映らない箇所を切り分ける
OBSの出力を開始してからZoomのカメラ選択でOBSの仮想カメラを選び、参加前プレビューに練習画像が表示されるか確認します。
OBS側に画像がなければミラーリングと取り込みを確認し、OBSには見えてZoomだけ黒ければ出力先・開始状態・Zoomの選択を確認します。
OBSに開始ボタンがない場合は、公式トラブルシューティングでOS・OBS版ごとの導入条件を確認します。
macOSのカメラ拡張はOSとOBS版で手順が異なります。OBS公式は、macOS 14でOBS 29.1以前の仮想カメラが非対応と案内しています。対応する新しいOBSとOSの組み合わせを確認してください。
古い外部プラグインを先に重ねて入れる方法では切り分けが難しくなります。
映らない段階を切り分ける確認順序
映らない場所を切り分けるため、3つの接続を順に確認します。この記事の確認内容(練習画面での手順)にもとづく目安で、現在のOSや受信ソフト、OBSの版によって、画面や項目名が異なる場合があります。
- まず、練習用に、個人情報のない画像を、iPhoneに表示する。通知は表示しない状態にし、PC全体ではなく、ミラーリングの受信ウィンドウだけを、OBSで取り込む。
- iPhoneからPCへ。AirPlayを受信できるPC側の環境を用意し、iPhoneのコントロールセンターから、画面ミラーリングの接続先を選ぶ。PCの受信ウィンドウに練習画像が見えるまで、次へ進まない。
- PCからOBSへ。OBSに練習専用のシーンを作り、ミラーリングの受信ウィンドウを取り込むソースを追加する。OBSのプレビューに、同じ画像が見えることを確認する。
- OBSからZoomへ。OBSの「仮想カメラ開始(Start Virtual Camera)」を使い、Zoomのカメラ選択でOBSの仮想カメラを選ぶ。参加前のプレビューに、画像が見えることを確認する。
- 仮想カメラの設定で、Program・Preview・Scene・Sourceの違いを確認する。編集途中の画面まで送る意図がなければ、Previewを無意識に選ばない。
- 終わったら、OBSの出力を止め、Zoomのカメラ選択を通常のカメラへ戻す。
ミラーリングには、iPhoneの画面全体が含まれます。通知やアプリの切り替えも映り得るため、会議の前に確認してください。
終了時に通常のカメラへ戻す
会議を終えたら、Zoomのビデオをオフにしてカメラ入力を元の物理カメラへ戻します。
OBSの「仮想カメラ停止(Stop Virtual Camera)」を押し、iPhone側の画面ミラーリングも停止します。
次の参加前画面で、旧入力や練習画像が残っていないことを確認します。
本稿ではiPhone・受信ソフト・OBS・Zoomの全経路を現在の実機で再現していません。
プレビュー確認の各段階を区別し、SnowやSnapchatの特定フィルターが現在も同じ形で動作するとは保証しません。
OBSの仮想カメラは映像出力です。Zoomのマイク入力は別に選ぶため、iPhone側のアプリ音声がこの手順だけで一緒に送られるとは考えないでください。
既存のミラーリングソフト紹介
受信ソフトは、現在の端末・OSへの対応と試用条件を確認して選びます。旧記事の使用感だけで購入を決めないでください。
会議で使う前に練習画面で試し、映像の遅延や途切れ、表示される案内を確認してください。
長時間利用する場合のミラーリングソフトの検討
旧記事ではLonelyScreenの購入案内が定期的に表示されたと記録していますが、約8分という間隔は現在の版では再確認していません。
LonelyScreen公式サイトで配布状況と利用条件を確認してください。サイトの掲載は、最新iOSやWindowsでの動作を本記事が確認したことを意味しません。
Reflectorも受信ソフトの候補です。対象OSとライセンスの範囲を確認し、購入前に試用で接続を確かめてください。有償版でも通信の途切れがなくなるとは限りません。
オンライン通話や配信に役立つその他のツールは、以下の記事で解説しています。

Zoomの設定やトラブルは、ほかにも書いています。



会議・配信用カメラの選び方
手元のカメラで映りや設置に不足がある場合は、画角・顔認識・固定方法を確認してから比較できます。
運営メディア「デザノマ」の会議・配信用カメラの選び方で確認できます。
関連する会議・作業ツールの記事
目的に合う記事から、会議設定や画面の取り込み方法を確認できます。
末尾の旧OBS-VirtualCamリリースへのリンクは参考資料です。現在のOBSへ追加インストールする案内ではありません。
よくある質問:iPhoneの画面をZoomに映すときのチェックリスト
iPhoneの画面をZoomに映すには?
「iPhoneからPCへの画面ミラーリング」「OBSへの取り込み」「Zoomでの入力選択」の順に確認します。画像がどの段階まで届いたかを、練習画面で先に確認しておきます。
OBSの仮想カメラのプラグインは必要ですか?
必要ありません。現在のOBSには仮想カメラ機能が内蔵されています。OBS公式のVirtual Camera Guideに従い、「仮想カメラ開始(Start Virtual Camera)」を使います。旧OBS-VirtualCamプラグインを追加する手順は、必須にしません。
LonelyScreenは今も使えますか?
旧記事ではLonelyScreenを使いましたが、現在のOS対応・受信ソフト・利用条件を確認してから準備してください。
PCにiPhoneの画面が映らないときは?
受信ソフトの起動、接続先、同じ利用可能なネットワークかを確認します。管理されたネットワークやPCの保護機能を、無条件に解除する案内はしません。PCの画面に映るところまで確認する前に、OBSの設定へ進まないでください。
Zoomに映らないときは?
OBS側に画像がなければ、ミラーリングと取り込みを確認します。OBSには見えてZoomに映らない場合は、OBSの出力を開始してから、Zoomのカメラ選択でOBSの仮想カメラを選んでいるかを確認します。
SnowやSnapchatの映像も使えますか?
同じ経路を通りますが、現在のアプリ・端末の組み合わせで使えるかは、別途確認が必要です。
