Google ChromeのMV2終了にともなって、uBlock Originの代わりに使われるようになったのが uBlock Origin Lite(uBOL)です。
名前は似ていますが中身は別物で、設定画面の作りも変わっています。
この記事では、特定サイトの除外、要素抹消モード、カスタムフィルターの作り方をまとめます。
画面の文言は、拡張機能に同梱されている日本語表示に合わせています。
uBlock Origin Lite(uBOL)とは
MV3という新しい拡張機能の仕様に合わせて作られたコンテンツブロッカーです。
作者は従来版と同じ Raymond Hill 氏です。
公式のFAQでは、従来版のuBlock Origin(uBO)が自動でuBOLに切り替わることはないと明記されています。
使うなら自分で入れ替える必要があります。
- 完全に宣言的に動くため、ブロック中にCPUやメモリを使わない
- フィルターリストは拡張機能そのものが更新されたときだけ更新される
- そのため、外部のサーバーへ通信しない
- 他のコンテンツブロッカーとの併用は、公式に推奨されていない
フィルタリングモードは4段階ある
uBOLの動作は、サイトごとに4段階から選びます。
ここがuBOLを使ううえで最初に理解しておきたい部分です。
| モード | 内容 |
|---|---|
| フィルタリングなし | そのサイトではブロックしない |
| 基本 | フィルターリストを使ったネットワークフィルタリングのみ |
| 最適 | ネットワークフィルタリングと、サイト別の拡張フィルタリング |
| 完全 | ネットワークフィルタリングと、一般的・サイト別の両方の拡張フィルタリング |
注意したいのは、既定のままだと一般的な要素の非表示が効かない点です。
公式FAQには、それを効かせるには「完全」まで上げる必要があると書かれています。
広告が消えないと感じたときは、まずこのモードを上げてみてください。
特定のサイトだけ除外する
uBOLを効かせたくないサイトがある場合は、そのサイトを開いた状態でポップアップを出します。
フィルタリングモードのスライダーを左端まで動かすと「フィルタリングなし」になり、そのサイトだけ除外されます。
まとめて指定したい場合は、設定画面の「フィルタリングを行わないホスト名のリスト」にホスト名を1行ずつ書きます。
- example.com
- games.example
ここはホスト名だけを書く欄です。
httpsやパスは付けません。
要素抹消モード|一時的に消す
ポップアップにある「要素を削除する」を選ぶと、要素抹消モードに入ります。
消したい部分をクリックすると、その要素がページから取り除かれます。
スクロールが止められているページでは、スクロールを復帰させようとする動きも入ります。
ただしこれは一時的な削除です。
ページを読み込み直すと元に戻ります。
モードを抜けるときは「要素抹消モードを終了」を選びます。
カスタムフィルターで恒久的に消す
次に開いたときも消えたままにしたい場合は、ポップアップの「カスタムフィルターの作成」を使います。
要素をクリックするとダイアログが開きます。
スライダーを動かして、どこまでを対象にするかを調整してください。
ダイアログを展開すると、より細かい調整ができます。
コスメティックフィルターの書き方が分かるなら、手で書くこともできます。
作ったフィルターは、ダッシュボードの「カスタムフィルター」の画面にまとまっていて、あとから編集や削除ができます。
カスタムフィルターと外部フィルターリストの購読は、当初のuBOLにはありませんでした。
公式FAQによると2026年6月に追加された機能です。
uBOでできて、uBOLでできないこと
MV3の制約で移植できなかった機能があります。
公式FAQに挙げられているもののうち、影響が分かりやすいものを抜き出します。
- 動的フィルタリング
- サイトごとの「リモートフォントを禁止」「スクリプトを禁止」の切り替え
- strict1p・strict3p(リクエストが同一オリジンかどうかで判定する指定)
- replace=(レスポンス本文の書き換え)
- ipaddress=(IPアドレスを条件にした指定)
- CNAMEのアンクローク
広告ブロック対策をしているサイトや、サイトの表示崩れを抑える用途では、従来版より弱くなる場面があります。
仕事が捗るほかのツールは、まとめからご覧いただけます。

従来版の除外設定はこちらです。

まとめ
- uBOLはuBOの後継ではなく別物。
自動では切り替わらない - サイトの除外は、スライダーを左端の「フィルタリングなし」にする
- 一時的に消すなら「要素を削除する」、恒久的に消すなら「カスタムフィルターの作成」
- 広告が残るときは、まずフィルタリングモードを「完全」に上げる
この記事の内容は2026年9月6日に、uBlock Origin Lite の公式リポジトリ(README・Quick guide・FAQ)と、拡張機能に同梱されている日本語の表示文言で確認しています。
従来版の uBlock Origin(MV2)については、広告フィルターの一部を無効化・除外する方法にまとめています。
