Meta Questのハンドトラッキングは、[クイックコントロール]の[設定]にある[ジェスチャーコントロールとボディトラッキング]の切り替えボタンでオンにします。
オンにした後は、コントローラーを置いて両手をヘッドセットの正面に出すと、手で操作できるようになります。
- 日本語のヘルプでは「ハンドトラッキング」ではなく「ジェスチャーコントロール」と呼ばれている
- 手の認識はヘッドセットのカメラで行うため、手がカメラの視野の外だと認識されない
- コントローラーと手は同時にはトラッキングされない
- アプリが手の操作に対応しているかは、ストアの製品ページで確かめる
- 明るさ、小さな照明、鏡などの反射、カメラの汚れも確かめる
この記事は、Meta Questヘルプセンターの日本語版と、Meta Horizon OSの開発者向けドキュメント(2026年10月18日に確認)にもとづいています。
ヘッドセットの実機での再現は含まず、画面の名前は各資料の記載どおりです。
ハンドトラッキングをオンにする
ヘルプでは、ジェスチャーコントロールとボディトラッキングを、次の手順でオンまたはオフにすると案内しています(Meta Questヘルプ:Meta Questでのジェスチャーコントロールとボディトラッキングについて)。
- コントローラーのMetaボタン(またはOculusボタン)を押して、ナビゲーターを表示する
- [クイックコントロール]を選ぶ
- [設定]を選ぶ
- [トラッキング]を選ぶ
- [ジェスチャーコントロールとボディトラッキング]の横にある切り替えボタンを選んでオンにする
ヘルプでは、この機能を使うと、コントローラーを使わずにゲームをプレイしたり、映画を見たり、探索したりできると説明されています。
オフにした場合でも、コントローラーで周りのものを操作でき、アバターはヘッドセットとコントローラーの位置と向きに基づいて動きます。
画面の名前の違い
検索では「ハンドトラッキング」と呼ばれることが多いものの、日本語のヘルプの手順では[ジェスチャーコントロールとボディトラッキング]という名前で書かれています。
開発者向けドキュメントでは、設定の[Movement tracking(動作トラッキング)]にある[Hand and body tracking(ハンドトラッキングとボディトラッキング)]をオンにする、と書かれています(Meta Horizon OS Developers:手の設定)。
ヘッドセットのソフトウェアの版や表示言語によって名前が違う場合は、設定の中の「トラッキング」を含む項目を探します。
コントローラーから手に切り替える
開発者向けドキュメントでは、[Auto Switch Between Hands And Controllers(手とコントローラーの自動切り替え)]を選んだままにしておくと、コントローラーを置いたときに手を使えるようになると説明されています。
コントローラーを置いたら、両手をヘッドセットの前に出します。
開発者向けのトラブルシューティングでは、現在、コントローラーと手は同時にはトラッキングされないとされています(Meta Horizon OS Developers:トラブルシューティングと制限)。
手で操作するときは、両方のコントローラーを置いてから手を出します。
手で使う4つのジェスチャー
ヘルプでは、Meta Questのジェスチャーコントロールが現在サポートしているジェスチャーとして、次の4つが挙げられています。
| ジェスチャー | 用途 | やり方 |
|---|---|---|
| ポイントアンドピンチ | 選択とアプリの起動 | カーソルが出たら選びたいものに手を向け、親指と他の1本の指でつまむ |
| ピンチアンドドラッグ | 上下左右のスクロール | 指でつまんだまま手を上下左右に動かし、終わったら指を離す |
| パームピンチ | ユニバーサルメニューに戻る | 目の高さで手のひらを自分に向け、親指と人差し指でつまみ、アイコンが100%になったら離す |
| タッチ | タイピングと直接操作 | キーボードのキーなどを指で直接タップする。ウィンドウは親指と人差し指でつまんで動かせる |
手が認識されているのに操作できない場合は、まずホーム画面でポイントアンドピンチが効くかを試します。
手が認識されないときの確認点
ヘルプでは、ジェスチャーコントロールとボディトラッキングはヘッドセットのカメラを使い、ソフトウェアが手と体のカメラ画像をリアルタイムで分析して位置と向きを推定すると説明されています。
そのため、カメラから手がよく見えるかどうかが、認識の分かれ目になります。
設定と、ホーム画面で使えるか
開発者向けのトラブルシューティングでは、アプリで手が表示されない場合、まずデバイスでハンドトラッキングが有効になっていることと、システムメニューで手が正しく動いていることを確かめるよう書かれています。
ホーム画面やメニューでは手が使えるのに、特定のアプリでだけ使えない場合は、ヘッドセットではなくアプリ側の対応を疑います。
手をヘッドセットの正面に出す
同じドキュメントでは、手がぼやけたり薄く見えたりするのは、ヘッドセットのカメラの視野が限られているため、手が正しくトラッキングされていない可能性があると説明されています。
手をヘッドセットの正面に近づけると、トラッキングされやすくなります。
片方の手がもう片方の手に隠れると、トラッキングが失われたり、手の信頼性が下がったりすることもあると書かれています。
部屋の明るさと反射
開発者向けのドキュメントでは、ハンドトラッキングは頭の位置のトラッキングとは異なる明るさの条件があり、片方が動いているのにもう片方が止まることがあると説明されています。
ヘルプのトラッキングのしくみのページでは、ヘッドセットのトラッキングには明るく均一な照明が必要で、来客がある際のリビングルームと同じ明るさが目安とされています(Meta Questヘルプ:Meta Questヘッドセットのトラッキングのしくみについて)。
手の認識も同じヘッドセットのカメラを使うため、コントローラーのトラッキングのページに挙げられている次の環境の条件も確かめておきます(Meta Questヘルプ:Meta Questコントローラーのトラッキングに関する問題の解決方法)。
- 十分に明るく、直射日光が入り込まない
- クリスマスツリー用の電球やLEDストリップなど、小さな照明がない
- 鏡、ガラス、磨かれた大理石などの反射面がない
- ヘッドセットのトラッキングカメラが清潔に保たれている
- カメラと手の間に障害物がない
このページはコントローラー向けのものなので、手の認識にどこまで当てはまるかは書かれていません。
再起動する
設定と環境に問題が見当たらない場合は、ヘッドセットの電源を切って再起動し、もう一度ホーム画面で手を試します。
アプリが手の操作に対応しているか
ヘルプでは、アプリがジェスチャーコントロールに対応しているかどうかは、Meta Horizonストアの製品詳細ページで確かめられると説明されています(Meta Questヘルプ:Meta Questヘッドセットのジェスチャーコントロールに対応しているアプリ)。
対応している場合は、そのアプリの入力方法の1つとしてジェスチャーコントロールが記載されます。
製品ページの入力方法にジェスチャーコントロールが無いアプリは、コントローラーで操作する前提と考えます。
コントローラーやトラッキング全体の問題
手ではなく、ヘッドセットの位置そのものがずれる場合は、トラッキング全体の問題です。
ヘルプでは、トラッキングが失われたときに、部屋の明るさを確かめることや、境界線の履歴をクリアすることが挙げられています。
境界線の履歴のクリアと設定し直しは、Meta Questの境界線を設定し直す方法で説明しています。
コントローラーに戻したいのにコントローラーが反応しない場合は、Meta Questのコントローラーが認識されないときの対処法を参考にしてください。
