カクついた動画をフレーム補間によって滑らかに修正する手順を解説します。
PCの負荷などでコマ落ちしてカクついてしまった動画を、AviUtlとAviSynthを組み合わせて改善できるか検証しました。
フレーム補間に必要な環境構築(AviUtl・AviSynth)
フレーム補間を行うには、AviUtl本体に加えてAviSynthや専用プラグインの導入が必要です。
順を追ってセットアップを進めましょう。
スクリプト記述によって高度な動画処理を行えるツールです。
インストーラーを実行してPCへインストールします。
AviSynthでフレーム補間処理を行うためのプラグインです。
Avisynthのインストール先にあるpluginsフォルダへ格納します。
C:\Program Files (x86)\AviSynth+\plugins\mvtools2.dll
AviUtlでAviSynthスクリプト(.avs)を読み込むための入力プラグインです。
解凍したフォルダ内にあるavsinp.auiを、aviutl.exeと同じフォルダに配置します。
以上で環境構築の完了です。
AviUtlとAviSynthで動画をフレーム補間する手順
必要なプラグインの準備が完了したら、スクリプトを作成してフレーム補間を実行します。
新規テキストファイルを作成します。
作成したファイルに下記のコードを貼り付けます。
※AVI形式以外の動画ファイルを読み込みたい場合は、以下のように記述を変更します。
AVIsource("C:Users\ユーザー名\Desktop\test.avi") ↓
DirectShowSource("C:Users\ユーザー名\Desktop\test.mp4")のように、拡張子や入力プラグインに応じた記述に書き換えてください。
スクリプト内の動画パスを対象ファイルの場所に変更し、ファイル名をtest.avsとして保存します。
AviUtlを起動します。
作成したtest.avsをAviUtlのウィンドウへドラッグ&&ドロップします。
プレビュー画面に動画が正しく読み込まれれば完了です。
上部メニューの「ファイル」>「AVI出力」から動画を書き出します。
フレーム補間の検証結果まとめ
- 8fps → 60fps:破綻が目立ち実用には厳しい品質
- 24fps → 60fps:やや違和感はあるものの実用許容範囲の品質
- 30fps → 60fps:破綻が少なく自然で実用的な品質
素材によって差は出ますが、元のフレームレートから約2倍〜2.5倍までの変換であれば十分実用的な効果が得られます。
30fpsと60fpsを比較すると肉眼では自然に見える補間処理が行われており、実用性の高さを実感できました。
動画編集に関するそのほかのノウハウは、下記のまとめ記事から確認できます。

画質劣化を防ぐ可逆圧縮での出力設定は、以下の記事で解説しています。

AviUtlの記事は、ほかにもあります。


【AviUtl】カクついた動画をフレーム補間して修正する方法まとめ
AviUtlとAviSynthを活用して、カクついた動画をフレーム補間により滑らかに修正する方法を紹介しました。
スマホゲーム実況の撮影時にVTuberのアバター動作がコマ落ちしてしまった場合でも、この手順で滑らかな動画素材へと改善できました。
再撮影が難しい映像素材のカクつきを抑えたいときのリカバリー手段として役立ちます。



よくある質問:AviUtlとAviSynthでカクついた動画をフレーム補間する方法
この記事では、何をする方法を紹介していますか?
PCの負荷などでコマ落ちして、カクついてしまった動画を、AviUtlとAviSynthを組み合わせたフレーム補間によって滑らかに修正する手順を解説しています。改善できるか検証した内容です。
どんな環境が必要ですか?
フレーム補間を行うには、AviUtl本体に加えて、AviSynthや専用プラグインの導入が必要です。記事では、AviUtl(動画編集用のフリーソフト)、AviSynth(スクリプト記述によって高度な動画処理を行えるツール)、MVTools(AviSynthでフレーム補間処理を行うためのプラグイン)、warpsharp(AviUtlでAviSynthスクリプト(.avs)を読み込むための入力プラグイン)の4つを導入します。
MVToolsとwarpsharpは、どこに置きますか?
MVToolsは、AviSynthのインストール先にあるpluginsフォルダへ格納します。warpsharpは、解凍したフォルダ内にあるavsinp.auiを、aviutl.exeと同じフォルダに配置します。
フレーム補間の手順は?
新規テキストファイルを作成し、記事のコードを貼り付けます。スクリプト内の動画パスを対象ファイルの場所に変更し、ファイル名をtest.avsとして保存します。AviUtlを起動し、作成したtest.avsをAviUtlのウィンドウへドラッグ&ドロップして、プレビュー画面に動画が正しく読み込まれれば、補間処理が行われています。
AVI以外の動画ファイルを読み込むには?
AVI形式以外の動画ファイルを読み込みたい場合は、記事のコードの記述を変更します。拡張子や入力プラグインに応じた記述に書き換えてください。
どんな場面で役立ちますか?
記事では、スマホゲーム実況の撮影時にVTuberのアバター動作がコマ落ちしてしまった場合でも、この手順で滑らかな動画素材へと改善できたとしています。再撮影が難しい映像素材のカクつきを抑えたいときのリカバリー手段として役立ちます。
補間した動画を、劣化させずに書き出すには?
記事では、画質劣化を防ぐ可逆圧縮での出力設定を、関連記事で解説しているとしています。記事内の関連記事を参照してください。
記事の手順は、いまの環境でも同じですか?
記事は、当時のAviUtlとAviSynth、各プラグインを使った検証記録です。ツールの配布状況、バージョン、対応環境は変わることがあります。実行前に、各ツールの配布元で最新の情報を確認し、元の動画は別に保存しておいてください。
