Photoshopの新機能を、作業の種類ごとに仕分けました。
対象は2025年10月(バージョン27.0)から2026年8月(27.10)までのリリースです。
バージョン番号と時期は、記事作成時にAdobe公式の「Photoshopデスクトップ版の新機能」ページで確認した記録です。2026年10月29日の再確認では、27.11・27.10・27.9.1の月と版は確認できましたが、それ以前は「Previous releases」に統合され、表の各月・版をすべて再確認できていません。
この期間で追加された機能は、生成AI関連と非破壊編集の調整レイヤーに集中しています。
2026年10月17日に手元のPhotoshopで[ヘルプ]→[Adobe Photoshop について]を開くと、版は27.11.0でした。
同じ日に公式ページ(2026年10月5日更新)を見ると、2026年9月(27.11)の項目として、エッジ強化と、GPT Image 2での画像生成・編集が追加されていました。
下の表は27.10までのままで、この2つは試していません。
生成AI・画像生成
最も更新が多い領域です。
特徴は、Adobe以外のAIモデルを選べるようになった点にあります。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| プロンプトで編集 | 2026年8月(27.10) | 自然言語で編集内容を指示できる |
| マスクで生成編集の範囲を指定 | 2026年8月(27.10) | AIに編集を適用する領域を正確に指示できる |
| マークアップでAI編集をガイド | 2026年8月(27.10) | 画像上に書き込んで生成と編集の方向を示せる |
| AIアシストエディター(Beta) | 2026年8月(27.10) | PhotoshopからFireflyのツールを直接使える |
| 画像を生成でのAIモデル選択 | 2026年6月(27.8) | Fireflyとパートナーのモデルを選べる |
| Gemini 3.1(Nano Banana 2) | 2026年4月(27.6) | 生成塗りつぶしで選べるパートナーモデルが増えた |
| Firefly Image 5での生成塗りつぶし | 2026年4月(27.6) | 自然言語の指示で編集内容を記述できる |
| 複数の参照画像 | 2026年4月(27.6) | 構成やスタイルを複数枚で指定できる |
| テキストプロンプトから画像を生成 | 2026年4月(27.6) | Photoshop内で画像を作りカンバスに追加できる |
| オンデバイスの生成AIモデル | 2026年5月(27.7) | 削除ツールでDevice/Cloudを選択。Deviceには機能固有の要件がある |
| 参照画像による一貫性 | 2026年1月(27.3) | 生成塗りつぶしでオブジェクトを一致させやすくなった |
| パートナーAIモデルの追加 | 2025年12月(27.2)/2025年10月(27.0) | 用途に合わせてモデルを選べる |
レタッチ・不要物の削除
削除ツールやレタッチ関連にも、複数の更新があります。
「探して消す」方向に進んでいます。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| 削除ツールのコンテキストタスクバー | 2026年7月(27.9.1) | 不要な要素を検索やブラシ設定にタスクバーから触れる |
| 不要な部分の検出と削除 | 2026年4月(27.6) | 一般的に不要な部分を自動検出し、適用前に確認できる |
| 反射の削除 | 2026年4月(27.6) | ガラス越しの写真から反射を除去。反射と画像を別レイヤーに分けられる |
| 削除ツールの更新 | 2026年1月(27.3) | 不要なオブジェクトや人物を素早く消せる |
| 生成アップスケール(Topaz Labs) | 2025年10月(27.0) | ディテールを保ったまま高解像度化する |
| 「調和」 | 2025年10月(27.0) | ライティング・カラー・シャドウを合わせて合成をなじませる |
| 被写体を選択・背景を削除の改善 | 2025年10月(27.0) | 処理デバイスを選べるようになり精度が上がった |
調整レイヤー(非破壊編集)
この1年で調整レイヤーが4種類増えました。
調整レイヤーとして数値や表示を変更しやすくなりました。以前からあるCamera Rawの再調整やスマートフィルターとは、操作方法と機能の範囲が異なります。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| ライト | 2026年8月(27.10) | 露光量・コントラスト・ハイライト・シャドウを非破壊で調整 |
| 明瞭度・かすみの除去 | 2026年1月(27.3) | 中間調のコントラストとかすみを非破壊で調整 |
| 粒子 | 2026年1月(27.3) | 粒状感を非破壊で追加・調整 |
| カラーと自然な彩度 | 2025年10月(27.0) | 色温度・色合い・自然な彩度・彩度を非破壊で調整 |
2026年10月17日に3つの調整レイヤーを試した結果
Photoshop 27.11.0(Windows 11 Pro)で、ライト、明瞭度とかすみの除去、粒子の3つを試しました。
[レイヤー]→[新規調整レイヤー]を開くと、いちばん上の区切りに、ライト・カラーと自然な彩度・明瞭度とかすみの除去・粒子の4つが並んでいました。

メニューの表示は「明瞭度とかすみの除去」で、表の「明瞭度・かすみの除去」と同じ機能です。
どれを選んでも[新規レイヤー]の画面が出て、[OK]を押すと調整レイヤーが1枚増え、設定は[プロパティ]パネルに出ました。
試した画像は、灰色の階調、6色の四角、明るさの差が小さい縞を描いた900×500 pxの自作のPNGです。
ライトの[プロパティ]には、露光量・コントラスト・ハイライト・シャドウ・白レベルが並び、その下にも項目が続いていました。
露光量を+1にすると、画像全体が明るくなりました。

明瞭度とかすみの除去の[プロパティ]は、明瞭度とかすみの除去の2項目でした。
かすみの除去を+80にすると、全体が暗くなり、色が濃くなり、縞の明暗の差が広がりました。

同じ場所の数値を、調整レイヤーを1つだけ表示した状態で読み取りました。
| 場所(元の数値) | ライト 露光量+1 | かすみの除去+80 |
|---|---|---|
| 灰(64) | 102 | 29 |
| 灰(128) | 181 | 68 |
| 灰(191) | 228 | 122 |
| 赤(200・40・40) | 255・78・78 | 188・0・0 |
| 肌色(220・180・140) | 249・219・193 | 211・151・63 |
| 縞の暗い側(150・145・140) | 200・196・191 | 91・82・72 |
| 縞の明るい側(170・165・160) | 215・211・207 | 126・117・106 |
縞の明暗の差は、元の20から、かすみの除去+80で35に広がりました。
縞の暗い側は、[情報]パネルでは91・81・71と表示されました。表のスクリプトによる読取値91・82・72とは、緑・青がそれぞれ1階調異なります。原因は確認できていないため、両者が完全に一致した結果としては扱いません。
粒子の[プロパティ]は、適用量・サイズ・粗さの3項目で、適用量が0のときはサイズと粗さが灰色で選べませんでした。
適用量を+60にすると、サイズは+25、粗さは+50の値で選べるようになり、画像全体にざらつきが出ました。

元が128の灰色の部分を6か所読むと、117から161までばらついていました。
調整レイヤーを非表示にすると、どの場所も元の数値に戻り、下の画像の画素は変わっていませんでした。
数値の読み取りはスクリプトで行い、かすみの除去の列は、統合した複製を読み取った値です。
カラーと自然な彩度、明瞭度、ライトの露光量以外の項目、マスクを使った部分的な適用、16bitの画像は試していません。
いつの版で追加されたかは、手元の画面では確かめられないので、表の時期は公式ページの記載のままです。
テキスト・シェイプ
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| シェイプとパスのダイナミックテキスト | 2026年8月(27.10) | シェイプの大きさを変えるとテキストが自動で収まる |
| ダイナミックテキスト | 2026年4月(27.6) | 円や半円などのシェイプ内でテキストを自動調整 |
| グラデーションツールの強化 | 2026年4月(27.6) | 色・方向・トランジションを適用後にも調整できる |
ファイル管理・レイヤー整理
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| ファイル形式リストのカスタマイズ | 2026年8月(27.10) | 保存ダイアログに出す形式を絞れる |
| クラウドファイルの検索 | 2026年7月(27.9.1) | キーワードでファイルや生成アセットを探せる |
| レイヤーパネルの整理 | 2026年4月(27.6) | 空レイヤーの削除と、内容に基づく自動リネーム |
| アクションパネルの刷新 | 2026年4月(27.6) | カテゴリ表示とホバーでの効果プレビュー |
| コンテキストタスクバーの改善 | 2026年4月(27.6) | 選択内容に応じた操作が出る |
| 共有プロジェクト | 2025年10月(27.0) | ファイルをプロジェクトにまとめて共同編集できる |
カンバス操作
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| カンバス上での回転・チルト | 2026年4月(27.6) | ピクセルレイヤーを回転させて遠近を変えられる。適用前にプレビューできる |
Firefly・外部連携
PhotoshopとFirefly、Adobe Stockの行き来が短くなりました。
| 機能 | リリース | 内容 |
|---|---|---|
| Adobe Stockアセットの参照と読み込み | 2026年8月(27.10)/2025年10月(27.0) | Photoshopから直接探して読み込める |
| 複数レイヤーをFireflyボードへ送信 | 2026年7月(27.9.1) | 選択したレイヤーをまとめて送れる |
| Fireflyボードの利用 | 2026年5月(27.7)/3月(27.5) | PSDやクラウドドキュメントをボードで扱える |
| Photoshopアセットで動画生成 | 2025年10月(27.0) | アセットをFireflyに送って動画を作れる |
| Adobe Expressテンプレート | 2025年10月(27.0) | ホーム画面からテンプレートを選べる |
どこから触るか
明るさや質感の調整を繰り返す場合は、4つの調整レイヤーから試すと用途を判断しやすくなります。作業時間の短縮効果は測定していません。
明瞭度とかすみの除去、粒子、ライト、カラーと自然な彩度を、元画像とは別の調整レイヤーで管理できます。
写真を扱う場合は、2026年4月の反射の削除が該当します。
処理結果は写真によって変わるため、必要な被写体まで変わっていないか確認してください。
なお生成AI関連の機能は、モデルの選択肢が短い間隔で入れ替わっています。
ここに書いた選択肢も変わる可能性があります。
個別の使い方はPhotoshopの使い方まとめにあります。
この記事は2026年9月8日に、Adobe公式「Adobe Photoshop デスクトップ版の新機能」ページ(最終更新2026年8月28日)の記載で確認して書いています。
2026年10月17日に確かめた範囲
実機で試したのは、調整レイヤーのライト、明瞭度とかすみの除去、粒子の3つです。
環境はPhotoshop 27.11.0、Windows 11 Pro 10.0.26200です。
生成AIの機能、クラウドやサインインが要る機能、ほかの表の項目は試していません。
10月17日時点の公式照合は27.11と27.10の項目でした。2026年10月24日には、Adobe公式の新機能一覧で27.11・27.10・27.9.1の区分を再確認しました。それ以前の項目は現在のページではPrevious releasesにまとめられているため、表の各月・版を今回すべて再確認したわけではありません。掲載時の記録として区別してください。
よくある質問:Photoshopの新機能まとめ
この記事は、いつからいつまでの新機能を扱っていますか?
2025年10月(バージョン27.0)から2026年8月(27.10)までのリリースです。バージョン番号と時期は、記事作成時にAdobe公式の「Photoshopデスクトップ版の新機能」ページで確認した記録です。2026年10月29日の再確認では、27.11・27.10・27.9.1の月と版は確認できましたが、それ以前は「Previous releases」に統合され、表の各月・版をすべて再確認できていません。この期間で追加された機能は、生成AI関連と非破壊編集の調整レイヤーに集中しています。
生成AI関連では、どんな機能が増えましたか?
最も更新が多い領域で、Adobe以外のAIモデルを選べるようになった点が特徴です。記事の表では、プロンプトで編集・マスクで生成編集の範囲を指定・マークアップでAI編集をガイド・AIアシストエディター(Beta)(いずれも2026年8月、27.10)、画像を生成でのAIモデル選択(2026年6月、27.8)、Gemini 3.1(Nano Banana 2)・Firefly Image 5での生成塗りつぶし・複数の参照画像・テキストプロンプトから画像を生成(いずれも2026年4月、27.6)、削除ツールのオンデバイス生成AIモデル(2026年5月、27.7。Deviceの利用には機能固有の要件あり)、参照画像による一貫性(2026年1月、27.3)、パートナーAIモデルの追加(2025年12月、27.2/2025年10月、27.0)などを挙げています。
レタッチ・不要物の削除では、何が変わりましたか?
「探して消す」方向に進んでいます。削除ツールのコンテキストタスクバー(2026年7月、27.9.1)、不要な部分の検出と削除(2026年4月、27.6)、ガラス越しの写真から反射を除去できる反射の削除(2026年4月、27.6)、削除ツールの更新(2026年1月、27.3)、生成アップスケール(Topaz Labs)・「調和」・被写体を選択/背景を削除の改善(いずれも2025年10月、27.0)が挙げられています。
調整レイヤーは、何が増えましたか?
この1年で4種類増えました。ライト(2026年8月、27.10。露光量・コントラスト・ハイライト・シャドウを非破壊で調整)、明瞭度・かすみの除去(2026年1月、27.3)、粒子(2026年1月、27.3)、カラーと自然な彩度(2025年10月、27.0。色温度・色合い・自然な彩度・彩度)です。調整レイヤーとして数値や表示を変更しやすくなりました。以前からあるCamera Rawの再調整やスマートフィルターとは、操作方法と機能の範囲が異なります。
テキスト・シェイプや、ファイル管理では、何が変わりましたか?
テキスト・シェイプでは、シェイプとパスのダイナミックテキスト(2026年8月、27.10)、ダイナミックテキスト(2026年4月、27.6)、グラデーションツールの強化(2026年4月、27.6)があります。ファイル管理・レイヤー整理では、ファイル形式リストのカスタマイズ(2026年8月、27.10)、クラウドファイルの検索(2026年7月、27.9.1)、レイヤーパネルの整理、アクションパネルの刷新、コンテキストタスクバーの改善(いずれも2026年4月、27.6)、共有プロジェクト(2025年10月、27.0)が挙げられています。カンバス操作では、カンバス上での回転・チルト(2026年4月、27.6)があります。
FireflyやAdobe Stockとの連携は、どう変わりましたか?
PhotoshopとFirefly、Adobe Stockの行き来が短くなりました。Adobe Stockアセットの参照と読み込み(2026年8月、27.10/2025年10月、27.0)、複数レイヤーをFireflyボードへ送信(2026年7月、27.9.1)、Fireflyボードの利用(2026年5月、27.7/3月、27.5)、Photoshopアセットで動画生成・Adobe Expressテンプレート(いずれも2025年10月、27.0)が挙げられています。
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明るさや質感を繰り返し調整するなら、4つの調整レイヤーが候補です。時間短縮を測定した比較ではありません。生成AI関連の機能は、モデルの選択肢が短い間隔で入れ替わっており、記事に書いた選択肢も変わる可能性があります。記事は、2026年9月8日に、Adobe公式の「Adobe Photoshop デスクトップ版の新機能」ページ(最終更新2026年8月28日)の記載で確認して書いたものです。最新は、Adobe公式のページで確認してください。個別の使い方は、「Photoshopの使い方まとめ」にあります。
