Claude Code の画面の設定に無い項目は、環境変数で変えられます。
- その場だけ:PowerShell なら
$env:API_TIMEOUT_MS = "1200000"のあとに claude - 継続して使う:settings.json の
"env"に書く。適用できる場所と例外は各変数の注記を確認する - 同じ変数がシェルと settings.json の env にある場合、多くのセッションでは設定ファイルの値が使われる。例外もある
- CLIでANTHROPIC_API_KEYが採用されるとAPI課金になる。対話モードはキーの利用承認が必要で、他の認証や管理設定にも左右される
この記事は、Claude Code の公式ドキュメント(code.claude.com/docs、2026年10月23日に再照合)にもとづいています。
設定する場所
# PowerShell(そのターミナルだけ)
$env:API_TIMEOUT_MS = "1200000"
claude{
"env": {
"API_TIMEOUT_MS": "1200000",
"DISABLE_AUTOUPDATER": "1"
}
}| ファイル | 効く範囲 |
|---|---|
| ~/.claude/settings.json | 自分の全プロジェクト |
| .claude/settings.json | そのプロジェクトの全員 |
| .claude/settings.local.json | そのプロジェクトの自分だけ |
設定ファイルの env は値を設定できますが、変数自体を削除するものではありません。
空文字を未設定として扱うかは変数によるため、一律の無効化方法にはしません。
公式資料では、プロバイダー選択の変数に空文字を指定する例が示されています。
settings.json の書き方は、Claude Codeのsettings.jsonで紹介しています。
2026年10月23日に再照合した公式の環境変数リファレンスでは、env がシェルの同名変数を置き換える通常の動作に加え、起動時の環境からしか読み込まれない変数などの例外が示されています。
環境変数と model などの設定キーの優先関係も組み合わせごとに異なるため、設定ファイルの優先順位と各変数の注記を確認してください。
コード例は保持し、一覧の説明を2026年10月23日の公式資料に合わせて補正しました。設定変更や実機再実行はしていません。envの値にはシェル展開が働かないため、ファイルパスは絶対パスで指定します。設定から変数を削除した場合は新しいセッションで確認します。
既存のsettings.jsonを編集する場合は、ほかの設定を残し、envの中に必要な変数だけを追加します。
ファイルに追加・変更した値は実行中セッションへ再適用されますが、起動時に一度だけ読む機能には再起動が必要です。
ファイルから変数を削除しても実行中の環境からは消えないため、次に起動したClaude Codeで確認してください。
認証・接続先
| 変数 | 意味 |
|---|---|
| ANTHROPIC_API_KEY | APIキー。対話時は利用承認が必要。非対話時は存在すれば採用されるが、上位の認証・管理条件が優先 |
| ANTHROPIC_AUTH_TOKEN | Authorization ヘッダーの値(先頭に Bearer が付く) |
| ANTHROPIC_BASE_URL | API の接続先を変える(プロキシ・ゲートウェイ) |
| CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK・_VERTEX・_FOUNDRY | Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry を使う |
サブスクに戻す場合はキーの設定元を解除し、新しいセッションの/statusで認証を確認します。他の認証設定による例外もあります(サブスクとAPIキーの違い)。
ネットワーク
| 変数 | 意味 |
|---|---|
| HTTPS_PROXY・HTTP_PROXY | プロキシのサーバー |
| NO_PROXY | プロキシを通さないドメイン・IP |
| NODE_EXTRA_CA_CERTS | 社内の証明書(CA)のファイル |
| CLAUDE_CODE_CERT_STORE | CA取得元をカンマ区切りで指定。既定はbundled,system。systemは対応ランタイムで使用 |
SSL やプロキシのエラーは、Claude CodeのSSL・プロキシのエラーで紹介しています。
時間と出力の上限
| 変数 | 意味 | 初期値 |
|---|---|---|
| API_TIMEOUT_MS | API試行ごとの応答ヘッダー待ち。受信開始後のストリーム全体の時間ではない | 600000(10分) |
| BASH_DEFAULT_TIMEOUT_MS | 前景のBash/PowerShellツールコマンドの既定タイムアウト | 120000(2分) |
| BASH_MAX_TIMEOUT_MS | 前景コマンドの上限。実効上限はDEFAULT側の値との大きい方 | 600000(10分) |
| BASH_MAX_OUTPUT_LENGTH | Bash出力の読戻し文字数。bashOutputMaxChars設定があればそちらを優先 | 30000(最大150000) |
| MCP_TIMEOUT | MCP サーバーの起動の待ち時間 | 30000(30秒) |
| MAX_MCP_OUTPUT_TOKENS | MCP応答のトークン上限。文字数注記や大きな応答のファイル化には別条件あり | 25000 |
| CLAUDE_CODE_MAX_OUTPUT_TOKENS | 出力の最大トークン | モデルごと |
モデルと考える深さ
| 変数 | 意味 |
|---|---|
| ANTHROPIC_MODEL | 使うモデル |
| ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL など | 各エイリアスが指すモデル ID |
| CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL | サブエージェントの初期のモデル |
| CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL | effort(low〜max・auto)。モデル対応と管理上限に従う |
| MAX_THINKING_TOKENS | 固定思考予算。適応推論では正の値を原則無視し、0で停止できないモデルもある |
モデル指定では--modelと/modelがANTHROPIC_MODELより優先されます。
一方、CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELは--effortや/effortより優先されるため、セッション内の操作が反映されないときは、この変数の設定元も確認します。
更新・送信・そのほか
| 変数 | 意味 |
|---|---|
| DISABLE_AUTOUPDATER | 自動更新だけ止める |
| DISABLE_UPDATES | 手での更新も止める |
| DISABLE_TELEMETRY | テレメトリーを止める(0 や false でも止まるので、戻すには変数ごと消す) |
| CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC | 更新・テレメトリー・エラー報告などの通信をまとめて止める |
| DISABLE_AUTO_COMPACT | 自動圧縮を止める |
| CLAUDE_CONFIG_DIR | 設定のフォルダー(初期値 ~/.claude)。アカウントの使い分けに |
| CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH | Windows で PATH に無い Git Bash の bash.exe の場所 |
DISABLE_TELEMETRYなどで機能フラグの取得も止まると、/import、/skill-doctor、アカウント側で有効にしたスキル・プラグインの同期などが利用できなくなります。
CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICではRemote Controlも利用できないため、止めたい通信と必要な機能を公式の影響一覧で照合してください。
まとめ
- 起動時のシェルと settings.json の env を、各変数が読み込める場所に応じて使い分ける
- 同じ変数の env 値は通常シェルより優先されるが、適用できる場所と例外を確認する
- ANTHROPIC_API_KEYが認証に採用されるとAPI課金になる。実効認証は/statusで確認する
- タイムアウトは API_TIMEOUT_MS と BASH_DEFAULT_TIMEOUT_MS
参考:Claude Code「Environment variables」「Network configuration」(2026年10月23日に再照合)。
よくある質問:Claude Codeの環境変数
環境変数は、どこで設定しますか?
その場だけなら、起動前にシェルで設定します。
継続して使うなら、settings.json の "env" に書きます。
~/.claude/settings.json は自分の全プロジェクト、.claude/settings.json はそのプロジェクトの全員、.claude/settings.local.json はそのプロジェクトの自分だけに効きます。
適用できる場所と例外は、各変数の注記で確認してください。
シェルと settings.json に同じ変数があると、どちらが使われますか?
多くのセッションでは設定ファイルの値が使われますが、起動時の環境からしか読み込まれない変数などの例外もあります。
環境変数と model などの設定キーの優先関係も、組み合わせごとに異なります。
設定ファイルの優先順位と、各変数の注記を確認してください。
settings.json の env に空文字を書けば、変数を無効にできますか?
一律にはできません。
env は値を設定できますが、変数自体を削除するものではなく、空文字を未設定として扱うかは変数によって異なります。
公式資料では、プロバイダー選択の変数に空文字を指定する例が示されています。
ANTHROPIC_API_KEY を入れると、どうなりますか? サブスクに戻すには?
CLIでは、対話時に利用を承認したAPIキーがサブスクより優先されます。非対話時はキーがあれば使いますが、クラウドプロバイダーやAUTH_TOKENなど上位の認証、管理設定による例外があります。クラウドセッションではこの変数でサブスク認証を上書きできません。
サブスクに戻すにはANTHROPIC_API_KEYの設定元を確認して解除し、新しいCLIセッションの/statusで実効認証を確かめます。別の認証変数があればキーの解除だけでは戻らない場合があります。
プロキシや社内の証明書は、どう設定しますか?
HTTPS_PROXY・HTTP_PROXY でプロキシのサーバーを、NO_PROXY でプロキシを通さないドメイン・IPを指定します。
社内の証明書(CA)のファイルは NODE_EXTRA_CA_CERTS で、CLAUDE_CODE_CERT_STOREにはCA取得元をカンマ区切りで指定します。既定はbundled,systemで、systemはネイティブ版または対応するNode.js環境で使えます。
タイムアウトや出力の上限は、どの変数で変えますか?
API_TIMEOUT_MSは各試行の応答ヘッダー待ちで、既定は600000ミリ秒です。ストリーム受信後の総時間は制限しません。前景コマンドはBASH_DEFAULT_TIMEOUT_MS(既定120000)、上限はBASH_MAX_TIMEOUT_MS(既定600000)で、実効上限には両者の大きい値を使います。
MCPサーバーの起動の待ち時間は MCP_TIMEOUT(30000=30秒)で、MCPツールの応答の最大トークンは MAX_MCP_OUTPUT_TOKENS(25000)です。
モデルや考える深さは、環境変数で変えられますか?
ANTHROPIC_MODEL で使うモデルを、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL でサブエージェントの初期のモデルを決められます。
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELでeffortを指定できますが、モデルの対応段階や組織・管理設定の上限を超えることはできません。
MAX_THINKING_TOKENSの正の値は適応推論では原則無視されます。Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fableは0でも思考を止められず、第三者プロバイダーの0はthinkingパラメーターを省く指定です。
自動更新やテレメトリーを止めるには? 記事の内容の確認範囲は?
DISABLE_AUTOUPDATER は自動更新だけ、DISABLE_UPDATES は手での更新も止めます。
DISABLE_TELEMETRY はテレメトリーを止めますが、0 や false でも止まるので、戻すには変数ごと消します。
CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC は、更新・テレメトリー・エラー報告などの通信をまとめて止めます。
コード例を保持して一覧を2026年10月23日に再照合しました。設定変更や実機再実行はしていません。
最新は公式ページで確認してください。
