Claude Codeのデスクトップアプリが、複数のセッションを並べて動かしやすいように更新されました。
2026年10月14日(日本時間15日の朝)に、Anthropicの開発者向けアカウント @ClaudeDevs が発表しています。
特別な設定は要りません。
アプリを更新して、新しいセッションを始めれば使えます。
- 新しいセッションの画面に、最近使ったフォルダが並ぶようになった
- フォルダ・SSHの接続先・クラウドの組み合わせを「環境」として保存できるようになった
- Claudeに並行作業を頼むと、作業ごとに入れ子のセッションが立ち上がり、結果がメインに戻ってくる
- サイドバーで、作業中のセッションと返事を待っているセッションが一目で分かる
この記事は、2026年10月15日に発表の投稿と公式ドキュメントを見て書いています。
新しい機能のうち、公式ドキュメントにまだ説明が無いものは、発表の文面の範囲で書いています。
10月14日の更新で増えたこと
| 増えたこと | できるようになったこと |
|---|---|
| 最近使ったフォルダ | 新しいセッションの画面で、前に使ったフォルダを1クリックで選べる |
| 環境の保存 | いくつかのフォルダ・SSHの接続先・クラウドといった組み合わせを環境として保存し、そこからセッションを始められる。フォルダごとにworktreeを使うかも選べる |
| 入れ子のセッション | 並行作業を頼むと、作業ごとに入れ子のセッションが立ち上がり、終わると結果をメインのセッションに報告する |
| 続きの作業の提案 | Claudeが作業中に次の作業を提案し、1クリックで別のセッションとして始められる |
| /btw | 横道の質問を別のタブで聞ける。メインのセッションは止まらない |
| 状況の見える化 | サイドバー、ToDoリスト、まとめのカード、横の欄で、各セッションの状態が分かる |
使い始めるには
発表の最後には、デスクトップアプリを更新して新しいセッションを始めればよい、と書かれています。
- Claudeのデスクトップアプリを最新版に更新する
- 「Code」のタブを開く
- 新しいセッションを始める(Windowsは Ctrl+N、Macは Cmd+N)
発表には、対象のアプリの版の番号は書かれていません。
新しいセッションの画面に最近使ったフォルダが並んでいれば、更新が入っています。
使えるのは、Claude Codeが使えるプラン(Pro・Max・Team・Enterprise)です。
1. 最近使ったフォルダと、環境の保存
新しいセッションの画面に、最近使ったフォルダが並ぶようになりました。
続きの作業を始めるたびに、フォルダを探し直す手間がなくなります。
さらに、いつも使う組み合わせを「環境」として保存できます。
発表では、いくつかのフォルダ、SSHの接続先、クラウドといった組み合わせが例に挙がっています。
保存した環境からセッションを始めるときに、フォルダごとにworktreeを使うかどうかも選べます。
worktreeは、同じGitリポジトリを別のフォルダに取り出して、別のブランチで作業する仕組みです。
2つのセッションが同じリポジトリを触っても、互いのファイルを上書きし合わずに済みます。
接続先の種類は、これまでどおりです。
| 接続先 | 動く場所 |
|---|---|
| Local | 自分のパソコン |
| Cloud | Anthropicのクラウド。アプリを閉じても動き続ける |
| SSH | SSHでつないだ別のパソコンやサーバー |
| WSL | Windowsの中のLinux(Windowsのみ) |
2. 入れ子のセッション
Claudeに「この3つを並行して進めて」のように頼むと、作業ごとに入れ子のセッションが立ち上がります。
それぞれの入れ子のセッションは、終わると結果をメインのセッションに報告します。
発表では、こうすることでメインの会話が読みやすいまま保たれる、と説明されています。
個々の作業の細かいやり取りは入れ子のセッションの中に残り、メインには結果だけが戻る形です。
発表の範囲では、入れ子のセッションを出す・出さないの設定は案内されていません。
3. 続きの作業を1クリックで別のセッションにする
Claudeは作業の途中で、今の作業の範囲の外にある直すべき点を見つけると、別の作業として提案してきます。
公式ドキュメントでは、この提案を「タスクチップ」と呼んでいます。
押すと、その作業が専用のworktreeを持つ新しいセッションで始まり、今のセッションは止まらずに続きます。
入力欄に薄く出る次の指示の候補は、別の機能です。
こちらは「設定」→「Claude Code」の「セッション」にある「Prompt suggestions」で切れます。
4. /btw で横道の質問をする
入力欄に /btw と打つか、Windowsは Ctrl+;、Macは Cmd+; で、横道の質問用のタブが開きます。
メインのセッションはそのまま動き続けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読むもの | その時点までのメインの会話 |
| メインへの影響 | メインの会話には何も書き足さない |
| 使える場所 | ローカル・SSH・WSLのセッション |
| 保存 | ディスクに保存されない。アプリを閉じると戻れない |
残しておきたい答えは、メインの会話に貼り直しておきます。
5. どのセッションが自分を待っているかを見る
サイドバーで、作業中のセッションと、返事を待っているセッションが分かれて見えるようになりました。
セッションの中では、次の3つが加わっています。
| 表示 | 役目 |
|---|---|
| ToDoリスト | Claudeの計画に沿って、進み具合をその場で追う |
| まとめのカード | Claudeが返事を必要としたときに、そのターンをまとめる |
| 横の欄 | セッションがどこで動いているか、文脈の量、加えた変更を見せる |
以前からある見方も、あわせて使えます。
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 新しいセッションを始める | Ctrl+N(Mac は Cmd+N) |
| サイドバーのセッションを順に切り替える | Ctrl+Tab/Ctrl+Shift+Tab |
| 2つのセッションを並べて表示する | Ctrl(Mac は Cmd)を押しながらサイドバーのセッションを押す |
| 並べた画面を閉じる | Ctrl+\(Mac は Cmd+\) |
| 状態・プロジェクト・環境で絞り込む | サイドバーの上の切り替え |
見ていないセッションが作業を終えると、OSの通知が届きます。
6. セッション同士で連絡を取らせる
これは今回の更新より前からある機能です。
Claudeは、Codeタブのほかのセッションの一覧を見て、何をしているかを読み、メッセージを送れます。
たとえば、データの形を変えたことを、別のセッションに知らせてもらう使い方です。
- 見えるのは、最近動いたセッション20件まで(アーカイブしたものは、頼んだときだけ)
- クラウドのセッションや、コマンド版・VS Code拡張で始めたセッションは見えない
- 受け取りたくないセッションでは、設定 crossSessionInbound を refuse にする
並べて動かすときの注意
- 同じファイルを触るセッションは、worktreeで分ける
- セッションを増やすほど、プランの利用枠は早く減る
- モデルの選択欄の横にある利用量の円を押して、セッションの文脈の量とプランの利用量を確かめる
- 返事待ちのセッションを放っておくと、その作業は止まったままになる
関連記事:Claudeの利用制限|残量・リセットとAPI課金の違い
よくある質問
Q. 設定でオンにする必要はありますか。
ありません。
発表では、アプリを更新して新しいセッションを始めるだけで試せる、とされています。
Q. コマンド版のClaude Codeでも同じことができますか。
今回の発表は、デスクトップアプリの更新です。
コマンド版で並行して動かすなら、ターミナルを分けるか、サブエージェントを使います。
関連記事:Claude Codeのサブエージェントの設定方法
Q. スマホから、複数のセッションを見られますか。
Remote Controlにつないだセッションは、スマホのClaudeアプリの一覧に出ます。
関連記事:Claudeデスクトップアプリのリモート設定3項目
Q. クラウドで並行して動かす「プロジェクト」とは何が違いますか。
プロジェクトは、クラウドで複数のスレッドを並行させる仕組みです。
今回の更新は、デスクトップアプリで、自分のパソコンやSSHの先を含めて並べて動かすためのものです。
関連記事:Claude Codeのプロジェクトとは
まとめ
- 10月14日の更新で、デスクトップアプリで複数のセッションを並べて動かしやすくなった
- 設定は不要で、アプリを更新して新しいセッションを始めれば使える
- 環境の保存と最近使ったフォルダで、始めるまでが速くなった
- 入れ子のセッションで、並行作業の結果がメインの会話に戻ってくる
- サイドバーで、返事を待っているセッションを見落としにくくなった
関連記事:Claude Codeデスクトップアプリの機能|画面つきで解説
関連記事:Claude Codeのセッション管理|保存・再開・名前付け・分岐・切り替え
出典:
