Claude Codeで「ultra」と付く機能は、2026年11月時点で使えるものが3つあります。
ultrathink はその回だけ深く考えさせる言葉、ultracode は作業を多数のサブエージェントで進める仕組み、ultrareview はクラウドで行う念入りなコードレビューです。
ultraplan は研究プレビューが終わり、いまは使えません。
料金プランの「Ultra」は名前が似ているだけで、これらの機能とは別物です。
この記事では、3つの機能の違いと使い方、使用量への影響、ultraplanの代わりを、Claude Codeの公式ドキュメントと更新履歴をもとにまとめました(2026年11月1日確認)。
ultra系の機能の違い
| 名前 | 何をするか | 使い方 | 使用量 |
|---|---|---|---|
| ultrathink | その回の返事だけ深く考えさせる | 依頼文のどこかに ultrathink と書く | その回だけ増える |
| ultracode | 作業を動的ワークフロー(多数のサブエージェントを動かすスクリプト)で進める | 依頼文に ultracode と書く、または /effort ultracode | 大きく増える |
| ultrareview | クラウドで複数のレビュー役がバグを探し、再現して確かめる | /code-review ultra(/ultrareview でも可) | 無料3回のあとは使用量クレジット |
| ultraplan | クラウドで計画を立てる研究プレビュー | 削除済み | ― |
ultrathink:その回だけ深く考えさせる
依頼文のどこかに ultrathink と書くと、セッションのeffort(考える深さ)の設定を変えずに、その回だけ深い推論を求められます(Claude Code Docs:Model configuration)。
Claude Codeはこの言葉を見つけると、会話の中に指示を足します。
「think」「think hard」「think more」は特別な言葉として扱われず、ふつうの文章として渡されます。
2.1.311からはその回のeffortがxhighになる
ターミナルで入力した ultrathink は、その回をxhighのeffortで動かせるようになりました。
対象は Anthropic のAPI経由の Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1 で、2026年10月26日の2.1.311からです(Claude Code の更新履歴)。
effortを上げられるときは、入力欄の ultrathink が虹色で表示されます。
10月31日の2.1.316では、VS Code の拡張機能でも同じ動きになり、ultrathink を止める環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_ULTRATHINK が加わりました。
虹色にならないとき
- かっこ・引用符・ファイルのパス・コマンドの中に入れず、単語として打ち直す
- 依頼文を「/」で始めない
- 環境変数
CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVELがxhighより低く設定されていれば外す - 上で挙げた4つのモデルのどれかに
/modelで切り替える
Amazon Bedrock のように ultrathink でeffortを上げられない環境では、/effort で設定を上げます。
effortの段階と切り替え方はClaude Codeのモデルの切り替えと思考の深さにまとめています。
ultracode:作業を動的ワークフローで進める
動的ワークフローは、Claudeが書いたJavaScriptのスクリプトで、多数のサブエージェントを同時に動かす仕組みです(Claude Code Docs:Dynamic workflows)。
スクリプトは裏で動くので、そのあいだもセッションで別の作業を続けられます。
公式ドキュメントは、リポジトリ全体のバグ探し、500ファイルの移行、出典どうしを照らし合わせる調べ物などを使いどころに挙げています。
動的ワークフローはすべての有料プランで使え、Proでは /config の Dynamic workflows の行でオンにします。
1回だけワークフローにする
依頼文に ultracode と書くと、その作業だけがワークフローになり、セッションのeffortは変わりません。
ultracode: src/routes/ 以下のすべてのAPIで認証の確認漏れがないか調べて意図せず反応したときは、macOSなら Option+W、WindowsとLinuxなら Alt+W で、その依頼文だけ取り消せます。
言葉で反応させたくないときは、/config で Ultracode keyword trigger をオフにします。
claude -p で渡した依頼文や、定期タスクの依頼文では、この言葉でワークフローは始まりません。
セッションの間ずっとワークフローにする
/effort ultracode を実行すると、そのセッションでは中身のある作業のたびに、Claudeがワークフローを組むようになります。
ultracodeはeffortの段階ではなく設定なので、オンにしてもeffortは変わりません。
起動時に claude --effort ultracode と指定したときだけ、effortもxhighになります(Model configuration)。
元に戻すには /effort ultracode off を実行し、毎回オンにしたいときは設定ファイルに "ultracode": true を書きます。
ワークフローがオフにされている環境と、xhighに対応していないモデルでは使えません。
使用量が早く減る
ultracodeをオンにすると、1つの依頼が「調べる」「直す」「確かめる」の複数のワークフローに分かれることがあります。
そのぶんトークンを多く使い、サブスクリプションでは5時間・週の上限に早く届きます(Dynamic workflows)。
ふだんは、エージェントが25を超えるか、見込みのトークンが150万を超えると「Large workflow」の警告が出ますが、ultracodeがオンのあいだは出ません。
進み具合と、エージェントごとのトークンの使用量は /workflows で見られ、そこで止めることもできます。
上限の仕組みはClaudeの利用制限を見てください。
ultrareview:クラウドで行う念入りなコードレビュー
ultrareview は、Anthropic のクラウドで複数のレビュー役のエージェントを動かし、ブランチやプルリクエストのバグを探す機能です(Claude Code Docs:Find bugs with ultrareview)。
見つけたバグは1件ずつ再現して確かめるので、書き方の好みではなく実際のバグに絞って返ってきます。
2026年11月時点では研究プレビューで、コマンドは /code-review ultra、/ultrareview はその別名です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要なもの | claude.ai のアカウントでのログイン(APIキーだけでは不可) |
| 使えない環境 | Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry 経由、ゼロデータ保持の組織など(その場合は手元のレビューになる) |
| 無料の回数 | Pro・Max・Ultra とも、アカウントごとに1回限りの3回 |
| 4回目から | 使用量クレジットで支払い。変更の大きさにより1回およそ5〜25ドル |
| かかる時間 | およそ5〜15分。裏で動く |
| 大きさの上限 | ブランチのレビューは既定で変更500ファイル・8,000行まで |
引数なしで実行すると、今のブランチと既定のブランチの差分を、まだコミットしていない変更も含めて調べます。
GitHub のプルリクエストを調べるときは、番号を付けます。
/code-review ultra 1234始める前に、調べる範囲・残りの無料回数・見込みの料金が表示され、確認してから始まります。
CIやスクリプトから使うときは、終わるまで待って結果を出力する claude ultrareview を使います。
クラウドの仕組みはClaude Codeのクラウドセッションで紹介しています。
ultraplanは終了した
ultraplan は、クラウドで計画を立てる研究プレビューでした。
Anthropic はこの研究プレビューを終え、/ultraplan コマンド、ultraplan という言葉での起動、計画の承認画面にあったultraplanでの手直しの選択肢をなくしました(Claude Code Docs:Ultraplan is no longer available)。
更新履歴では、2026年8月4日の2.1.222に「Removed ultraplan feature」とあります。
代わりに公式が案内しているのは、手元のセッションで変更前に計画を見せてもらうプランモードと、クラウドセッションの2つです。
料金プランのUltraとは別物
Ultraは、個人向けの料金プランの名前で、2026年11月1日時点で月200ドルです(Claude の料金ページ)。
ultrathink・ultracode・ultrareview は、Ultraプランでなくても使えます(ultrareviewの無料3回は、Pro・Max・Ultraで同じ)。
プランの違いはClaude Pro・Max・Ultraの違いにまとめています。
どれを使うか
| したいこと | 使うもの |
|---|---|
| 難しい不具合の原因を、その回だけじっくり考えさせたい | ultrathink |
| リポジトリ全体を調べる・大量のファイルを直す | 依頼文に ultracode |
| 大きな作業が続く日に、任せきりで進めたい | /effort ultracode(使用量に注意) |
| マージ前に、大きな変更のバグを念入りに探したい | ultrareview |
| 作業の途中で手早く見直したい | ふつうの /code-review |
| 変更の前に計画を見たい | プランモード |
つまずきやすい所と対処
| つまずき | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 「think hard」と書く | 特別な言葉として扱われない | ultrathink と書く |
| ultrathink を引用符やパスの中に書く | 虹色にならず、effortが上がらない | 単語として打ち直す |
| ultracode をオンにしたまま日常の作業を続ける | 5時間・週の上限に早く届く | /effort ultracode off で戻す |
claude -p の依頼文に ultracode と書く | ワークフローが始まらない | 対話の画面で依頼文に書く |
| APIキーだけでログインして ultrareview を使う | クラウドのレビューが動かない | /login で claude.ai のアカウントに切り替える |
| 無料の3回を使い切ったあと | 使用量クレジットがオフだと始められない | /usage-credits で設定を確かめる |
/ultraplan を探す | コマンドが無い | プランモードかクラウドセッションを使う |
よくある質問:Claude Codeのultra系の機能
ultrathink と /effort max はどう違いますか?
ultrathink はその回だけ深く考えさせる言葉で、セッションの設定は変わりません。
/effort max は、そのセッションのeffortを一番深い段階にします。
ultracode はeffortの段階ですか?
いいえ、ワークフローを組むかどうかの設定です。
オンにしてもeffortはそのままで、--effort ultracode で起動したときだけxhighになります。
ultrareview は何回でも無料ですか?
無料はアカウントごとに1回限りの3回で、増えたり戻ったりしません。
そのあとは使用量クレジットで、1回およそ5〜25ドルです。
ultraplan はまた使えるようになりますか?
公式ドキュメントには、研究プレビューを終えたことと代わりの方法だけが書かれています。
今後の予定は書かれていません。
Ultraプランに入らないと使えませんか?
いいえ、ultrathink と ultrareview はプランの名前と関係ありません。
ultracode が使う動的ワークフローも、すべての有料プランで使えます。
まとめ
ultrathink はその回だけ深く考えさせ、2.1.311からはその回のeffortをxhighに上げます。
ultracode は作業を多数のサブエージェントのワークフローで進めるので、使用量に気をつけて使います。
ultrareview はクラウドで行う念入りなレビューで、無料は3回、そのあとは1回およそ5〜25ドルです。
ultraplan は終了したので、計画を見たいときはプランモードを使ってください。
