NVIDIAのアプリがサインインと同時に開く場合は、Windowsのスタートアップで対象アプリだけをオフにします。
サービスの開始方法やGPUドライバーの設定は、アプリを開かない設定とは別です。
NVIDIA Appの機能やオーバーレイはNVIDIAの公式案内で確認できます。
旧GeForce Experienceと項目名が異なるため、インストール済みアプリ名を先に確かめてください。
一覧にない場合の確認先と、設定の戻し方も説明します。
まず確認:GeForce Experience と NVIDIA App のどちらが入っているか
NVIDIA は 2024年11月12日に NVIDIA App を正式リリースし、GeForce Experience と RTX Experience の主要機能を取り込んだと案内しています(NVIDIA 公式ニュース)。
そのため、同じ「自動起動を止めたい」でも画面名が2通りあります。
- スタートメニューに「NVIDIA App」がある → 新しいアプリ。インストールした版の設定と起動経路を確認します。
- スタートメニューに「NVIDIA GeForce Experience」がある → 従来のアプリ。Windows 側の操作(スタートアップの無効化)は同じで、アプリ内の機能や設定、起動経路は版によって異なります。
どちらの場合も、Windows のスタートアップを切る操作はアプリの種類に関係なく共通です。
まずは次の節の記録と無効化から進めてください。
最初に元の自動起動設定を記録する
| 気になる動作 | 確認場所 | 変更の対象 |
|---|---|---|
| サインインでアプリが開く | 設定のスタートアップ | アプリの登録 |
Alt+Zだけで画面が出る | NVIDIA Overlayの設定 | オーバーレイの操作 |
| NVIDIAサービスが動いている | 表示名・目的を確認 | アプリの自動起動とは別 |
NVIDIAのアプリ名、現在のオン・オフ、Windowsの版を記録します。
変更するのは対象アプリの項目だけで、サービス名がNVIDIAだからという理由でまとめて無効にしません。
Windowsのスタートアップで対象アプリをオフにする
Windowsの「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開きます。
対象のNVIDIAアプリが一覧にある場合だけ、元の状態を記録してオフにします。
タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」からも、登録されたアプリを選んで無効にできます。
どちらもMicrosoftが案内する設定方法です。
次のサインインでアプリが勝手に開かず、必要なときに手動で開けることを確認します。
今動いているアプリやサービスをその場で終了する操作ではありません。
一覧に見当たらない場合
一覧にないアプリは、アプリ自身の設定や、自分が作ったスタートアップのショートカットを確認します。
Windows + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、shell:startupを入力します。
現在のユーザー用フォルダーが開きますが、対象のショートカットがあるとは限りません。
名前が似た別アプリや共有の項目を消さず、対象の発行元・アプリ名・元の設定を照合します。
タスクやサービス経由の場合は、この記事のアプリ設定だけで停止できるとは判断しません。
練習ZIPの次のコードは読み取り専用の補助です。
ZIP内のInspect-NvidiaStartup.ps1が、本節の読み取り専用コードです。
他の練習用ファイルを使う必要はありません。
表示対象は該当名と登録場所、NVIDIAサービスの状態です。
# 読み取り専用。Command/User/実ファイルの場所は出力しない。
Get-CimInstance -ClassName Win32_StartupCommand |
Where-Object { $_.Name -match 'NVIDIA|GeForce' } |
Select-Object Name, Location
Get-Service |
Where-Object { $_.DisplayName -match 'NVIDIA' } |
Select-Object Name, DisplayName, Status, StartType
# スタートアップ・サービスの設定は変更しない。
過去の記事には、このクエリの実行記録があります。
今回は配布ZIPのコードと本文の一致を確認しましたが、コマンドは再実行していません。
取得できる登録は一部です。
結果が空でも、ほかの仕組みによる自動起動がないとは言えません。
取得範囲はMicrosoftのWin32_StartupCommand解説で確認できます。
実行がポリシーで止まる場合は設定を変えず、Windowsの設定画面での確認へ戻ってください。
確認先1:タスクトレイ(通知領域)の常駐
画面右下の「∧」をクリックして NVIDIA のアイコンがあるかを見ます。
アイコンがあれば対象アプリを確認し、メニューに終了項目がある場合に使います。
終了するだけでは、次回の自動起動設定は変更されません。
確認先2:タスクスケジューラの登録
スタートアップ一覧に出ない常駐は、タスクスケジューラに登録されていることがあります。
- Windows キー + R →「
taskschd.msc」→ Enter - 左側のツリーで[タスク スケジューラ ライブラリ]を開く
- 名前に NVIDIA を含む項目の説明・実行プログラム・トリガーを確認する
- アプリ画面を開く目的の登録と確認できた場合だけ、元の状態を記録して[無効]にする。役割が不明な項目は変更しない
「トリガー」タブを開くと、その項目がログオン時に動くのか定期実行なのかが分かります。
名前だけで無効化を判断しないでください。
更新や別の機能を担うタスクもあります。
戻すときは同じ場所で[有効]に切り替えます。
確認先3:一覧を網羅的に見たい場合(Autoruns)
Microsoft が公開している Sysinternals の Autoruns を使うと、スタートアップ・タスクスケジューラ・サービスなどの自動実行をまとめて確認できます(Microsoft Learn)。
はじめはチェックを外さず、どこに登録されているかを見るだけにとどめるのが安全です。
注意:確認先には、アプリの画面表示以外を担う登録も含まれます。
NVIDIA のサービス(Display Container LS など)は画面表示やドライバーの動作に関わるため、ここでは触りません。
理由は次の節で説明します。
Alt+Zとサービスは別に切り分ける
NVIDIA のオーバーレイは Alt+Z、または NVIDIA App ウィンドウ右上のボタンで開きます。
オーバーレイのパネル上部にある設定(歯車)から、ホットキーの変更や表示される通知の調整ができます(NVIDIA 公式ニュース)。
つまり、読者の「止めたいもの」は次の3つに分かれます。
どれを止めたいのかを決めてから操作すると、余計な設定を触らずに済みます。
| 止めたいもの | 触る場所 | 録画・ドライバー更新への影響 |
|---|---|---|
| サインイン時にアプリの画面が開く | Windows のスタートアップ/タスクスケジューラ | 起動経路による。手動更新を確認し、自動ダウンロードや録画への影響は別途確認する |
| ゲーム中に出る通知・オーバーレイ | Alt+Z のパネル内の設定 | オーバーレイを切ると Alt+Z の録画機能は使えなくなる |
| バックグラウンドのサービス | 触らない | 画面表示やドライバーに影響するため対象外 |
画面を開く登録だけを無効にした後は、手動でアプリのDrivers画面を開けるか確認してください。
自動ダウンロードや録画が動くかは別に確かめます。
NVIDIAの公式案内ではAlt+Zからオーバーレイを開きます。
自動起動を止める設定と、オーバーレイの表示・キー設定を分けて確認してください。
必要ならNVIDIAの実際の画面で現在のオーバーレイ設定を記録し、対象項目だけを変更します。
Photoshopなどの別アプリで競合するかは、両方の設定と実際のキー操作で確かめます。
以前の記事にあった「NVIDIA関連サービスを手動へ変更する」一括の手順は取りやめました。
アプリを開かない目的に対して、各サービスの役割と依存を確かめず変更する範囲が広いためです。
変更後は自動起動と必要な機能を別々に確認する
作業を保存してサインインし直し、操作前と同じ条件でアプリ画面が開くか確認します。
開かなくなったら手動で起動し、使う機能が残っているかを別に確かめてください。
自動起動が続く場合は設定を重ねて変えず、開いたアプリ名と直前の操作を記録します。
オーバーレイだけが出る場合は、自動起動の失敗と扱わず該当する設定へ戻ります。
必要な機能まで使えなくなった場合は直前の変更を戻し、再度サインインして比べてください。
元へ戻す・今回の未確認部分
変更したスタートアップ項目だけを、記録した状態に戻して次のサインインを確認します。
以前サービスを変更した場合は、元の記録に従い、「すべて自動」など一律の復元はしません。
2026年10月24日に公式資料と掲載コードを再照合しました。
Windows側の説明は、Windows 10・11向けのMicrosoft資料に基づきます。
NVIDIA側は2024年11月12日公開の公式案内を参照し、現行版のUIは未検証です。
端末の設定変更は行っていません。
今回確認したのは、公式資料と配布ZIP内の読み取りコードです。
NVIDIA Appの設定変更、サインイン、Alt+Z、録画機能の動作は未検証です。
戻し方は、無効にしたものを同じ場所で有効にするだけです。
スタートアップはタスクマネージャーの[スタートアップ アプリ]で[有効にする]、タスクスケジューラは対象の項目を右クリックして[有効]に戻します。
起動時のメモ表示はサインイン時の作業メモ、キー割り当てはAutoHotkey v2を参照してください。
関連するWindows操作と従来の参考資料
以前の関連記事と外部コードの参照先です。
旧コードと本稿の練習ファイルは内容が異なるため、今回の手順では本稿のファイルを使います。





GPUの買い替えやPCの入れ替えを検討している場合の入手先です。
自動起動の設定変更だけを目的に、機器を購入・レンタルする必要はありません。
