Drawpile は、何人かで同じキャンバスに同時に絵を描ける、無料のお絵かきソフトです。
Windows・macOS・Linux・Androidのアプリに加え、ブラウザ版もあります。iPhone・iPadでは公式案内のブラウザ版を使います。
- 描く部屋(セッション)を作る:起動画面の「Host Session」→「Host」
- 招待する:Session → Invite で招待リンクを作って送る
- 参加する:リンクを開くか、起動画面の「Join Session」にリンクを貼る
- 自分でサーバーを立てるなら drawpile-srv。ただし家のパソコンで公開するのは公式もすすめていない
この記事はDrawpileの公式ヘルプをもとにしています。2026年10月24日に配布版、ホスト・参加手順、専用サーバーの案内を再確認しました。
確認時の公式配布版は2.3.1です。以下のサーバー出力は、記事に残されていたdrawpile-srv 2.3.0のローカル起動記録で、今回2.3.1を起動・再検証した結果ではありません。
描く画面の写真は載せておらず、項目の名前は英語の表示です。
入れ方
公式ダウンロードページからOS・CPUに合う版を入手します。
Windows では、パッケージ管理(winget)でも入れられます。
winget install --id Drawpile.Drawpile -eアプリを招待リンクから直接起動するには、適切なインストールとリンクの関連付けが必要です。ブラウザ版への参加とは別の条件です。
持ち運び用の ZIP 版などでは、リンクを手でコピーして貼る必要があります。起動画面を閉じている場合は、Session → Joinで参加画面を開き直し、リンクを貼ってJoinを押します。
部屋を作る(Host Session)
- Drawpile を起動し、「Host Session」のタブを開く
- 成人向けの内容を含むなら「not suitable for minors (NSFM)」にチェックを入れる
- ほかは変えずに、下の「Host」を押す
- 公開サーバーのルールに同意し、ログインするか、アカウントなしで続ける
- 白いキャンバスができ、人を招待するよう案内される
白紙ではなく、描きかけの絵から始めたいときは、先にファイルを開いてから Session → Host を選びます。
鍵つきと公開
公式の標準手順ではPersonalの部屋にパスワードが設定され、招待リンクを持つ人が参加できます。リンクが転送される場合もあるため、渡した本人だけを識別する仕組みとは考えないでください。
設定を Public に変えると、パスワードなしで誰でも入れる部屋になります。
公開の部屋は、きちんと管理(モデレート)する必要があると、公式ヘルプに書かれています。
部屋を閉じる
通常のセッションは全員が抜けた後に終了しますが、再接続用に少し残る場合があります。専用サーバーで永続化が有効なセッションは別です。作品は退室前に保存してください。
新たな参加を止めるには、Session → Settingsでパスワードを変更し、旧招待リンクを無効にします。既に入室している人を退出させる操作とは別です。
招待する・参加する
| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 招待リンクを作る | Session → Invite か、チャットの横の Invite ボタン |
| リンクから参加する | リンクを開く。開かないときは起動画面の Join Session に貼って Join |
| 公開の部屋を探す | 起動画面の Browse タブ(Session → Browse) |
| ブラウザで参加する | サーバーと部屋が対応していれば、招待リンクにブラウザで参加するボタンが出る |
初めて使うときは、Browse の一覧は空で、上に公開サーバーを足すかどうかの案内が出ます。Session → Browseからも一覧を開けます。部屋が見つからないときは、追加したサーバーと、パスワード付き・新規参加停止・NSFMを表示するフィルターを確認してください。
自分でサーバーを立てる
部屋を作るだけなら、公式やコミュニティのサーバーを使えばよく、自分でサーバーを立てる必要はありません。
アプリの中のサーバーはすすめられていない
公式ヘルプは、アプリに入っているサーバー(Builtin server)で部屋を作ることを、はっきりすすめていません。
- 家のネットワークを外からつながるように設定するのが難しく、回線によってはできない
- ブラウザからは参加できず、アプリが必要
- パソコンを切ったりアプリが落ちたりすると、部屋が消える
- 自分の家の IP アドレスを相手に知らせることになり、安全とプライバシーの面で心配がある
専用サーバー drawpile-srv
本格的にサーバーを立てるときは、専用のサーバー drawpile-srv を使います。
Windows 用は、ダウンロードページの Extras(GitHub のリリースでは Drawpile-Tools の ZIP)に入っています。
drawpile-srv --versiondrawpile-srv 2.3.0
Protocol version: 25.1
Qt version: 5.15.17 (compiled against 5.15.17)次は2.3.0で127.0.0.1だけに待ち受けさせた際の記録です。同じPCからの確認用で、別のPCやインターネットから参加できる公開設定ではありません。
# demo.cfg
[config]
sessionSizeLimit = 15MB
sessionCountLimit = 5
serverTitle = demo serverdrawpile-srv --no-gui --listen 127.0.0.1 --websocket-port 0 --config demo.cfg旧記録の待受先は127.0.0.1:27750です。現在の公式設定一覧でもTCPの既定ポートは27750ですが、今回の実行結果ではありません。
| 指定 | 意味 |
|---|---|
| –no-gui | 画面を出さずに動かす |
| –listen, -l | 待ち受けるアドレス |
| –port, -p | 待ち受けるポート |
| –websocket-port | ブラウザ用の WebSocket のポート(0 で使わない) |
| –config, -c | 設定ファイル(INI 形式) |
| –database, -d | 設定をデータベースに持つ(Web の管理画面を使うとき) |
| –record | 部屋の記録を残す |
設定ファイルは、書き換えると自動で読み直されます。
Web の管理画面を使いたいときは、設定ファイルではなく設定データベースを使うよう、公式ヘルプに書かれています。
外の人に使ってもらうサーバーは、公式ヘルプでは Linux のサーバー(Docker など)で動かす手順が案内されています。
ほかの絵チャとの違い
ブラウザだけで使える絵チャは、絵チャのサイトまとめで紹介しています。
| Drawpile | ブラウザの絵チャ | |
|---|---|---|
| 使うもの | PC・Androidアプリ、またはブラウザ版 | ブラウザ |
| 入れる手間 | アプリ版は必要。ブラウザ版は不要 | 要らない |
| 描き心地 | レイヤーやブラシの多い、お絵かきソフトに近い | サイトによる |
| サーバー | 公式・コミュニティ・自分で立てるから選べる | サイトのもの |
まとめ
- Host Session →「Host」で部屋を作る。Personalは招待リンクを持つ人が参加できる
- 招待は Session → Invite、参加はリンクか Join Session
- アプリの中のサーバーで家から公開するのは、公式もすすめていない
- 自分で立てるなら drawpile-srv。初期のポートは 27750
参考:公式のHosting Sessions、Joining Sessions、Dedicated Server(2026年10月24日再確認)。2.3.0の旧起動記録を保持しており、現行版での描画・筆圧・共同接続・公開サーバー運用は今回未検証です。
よくある質問:Drawpileの使い方
Drawpileとは何ですか? ブラウザの絵チャと何が違いますか?
何人かで同じキャンバスに同時に絵を描ける、無料のお絵かきソフトです。Windows・macOS・Linux・Androidのアプリに加え、ブラウザ版もあります。iPhone・iPadでは公式案内のブラウザ版を使います。アプリ版とブラウザ版があり、利用するサーバーがWeb参加に対応しているかを確認します。サーバーは公式・コミュニティ・自分で運営するものから選べます。
どこから入手しますか?
公式ダウンロードページからOS・CPUに合う版を入手します。Windowsでは、パッケージ管理(winget)でも入れられます。アプリを招待リンクから直接起動するには、適切なインストールとリンクの関連付けが必要です。ブラウザ版への参加とは別の条件です。持ち運び用のZIP版などでは、リンクを手でコピーして貼る必要があります。2026年10月24日に公式配布ページで確認した版は2.3.1です。記事中の2.3.0の出力は過去の記録です。
部屋(セッション)はどう作りますか?
Drawpileを起動し、「Host Session」のタブを開いて、下の「Host」を押します。成人向けの内容を含むなら「not suitable for minors (NSFM)」にチェックを入れます。公開サーバーのルールに同意し、ログインするか、アカウントなしで続けると、白いキャンバスができて人を招待するよう案内されます。白紙ではなく描きかけの絵から始めたいときは、先にファイルを開いてからSession → Hostを選びます。
招待や参加はどうしますか?
招待リンクは、Session → Inviteか、チャットの横のInviteボタンで作ります。参加はリンクを開くか、起動画面の「Join Session」にリンクを貼ってJoinします。公開の部屋を探すときは、起動画面のBrowseタブ(Session → Browse)を使います。サーバーと部屋が対応していれば、招待リンクにブラウザで参加するボタンが出ます。
部屋の鍵や公開の設定はどうなっていますか?
公式の標準手順ではPersonalの部屋にパスワードが設定され、招待リンクを持つ人が参加できます。リンクが転送される場合もあるため、渡した本人だけを識別する仕組みとは考えないでください。設定をPublicに変えると、パスワードなしで誰でも入れる部屋になります。公開の部屋は、きちんと管理(モデレート)する必要があると、公式ヘルプに書かれています。旧招待リンクを無効にするにはSession → Settingsでパスワードを変えます。既存参加者の退出とは別の操作です。通常は全員退出後に終了しますが、永続セッションは例外なので、作品は退室前に保存します。
自分のパソコンのアプリで部屋を公開してもよいですか?
公式ヘルプは、アプリに入っているサーバー(Builtin server)で部屋を作ることを、はっきりすすめていません。家のネットワークを外からつながるように設定するのが難しく、回線によってはできないこと、ブラウザからは参加できずアプリが必要なこと、パソコンを切ったりアプリが落ちたりすると部屋が消えること、自分の家のIPアドレスを相手に知らせることになり安全とプライバシーの面で心配があることが理由です。部屋を作るだけなら、公式やコミュニティのサーバーを使えば足ります。
自分でサーバーを立てるには?
本格的にサーバーを立てるときは、専用のサーバーdrawpile-srvを使います。Windows用は、ダウンロードページのExtras(GitHubのリリースではDrawpile-ToolsのZIP)に入っています。掲載コードはdrawpile-srv 2.3.0を127.0.0.1:27750で起動した旧記録です。現在の2.3.1の実行確認ではなく、外部から接続できる公開設定でもありません。外の人に使ってもらうサーバーは、公式ヘルプではLinuxのサーバー(Docker など)で動かす手順が案内されています。Webの管理画面を使いたいときは、設定ファイルではなく設定データベースを使うよう、公式ヘルプに書かれています。描く画面の写真は載せておらず、項目の名前は英語の表示です。
